バックナンバー 2010年 6月

高知市でも本日より「子ども手当て」の支給が開始されました。
受給世帯では、「受け取る金額が多ほどうれしい!」とあれやこれや、使い方を考えておられる若いお母さん方にお会いしました。
ちょっとまって!

高木 「年少扶養控除の廃止によって、ケースによっては、税負担が発生する
事もご存知でしょうか。したがって、保育料などにも影響が及ぶとことも
考えられますよ。」

ママ 「それは、どういうこと?」

高木 「仮に3歳未満のお子さん2人の4人家族で、世帯の年収が500万円の
場合片働きの場合44,500円。共働きの場合32,000円の負担になると
考えられます。また、3歳未満のお子さん一人いる片働きの世帯で年収
300万円では、16,000円の増税になります。そして、所得区分の変更
により、保育料が上がることもありますよ」

ママ 「うそー!」

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民主党の子ども手当ては、本来は全額国費で26000円の支給であったはず。しかし、本年度は、児童手当ての制度の 上に増額するもので、その財源確保のために所得税・住民税の年少扶養控除を廃止し、国民に負担を強いた上に、高知市でも、地方負担として、約7億円の負担 が継続されます。

おまけに、ここに来て、「26000円全額支給は困難かも」とは、あまりに国民を愚弄していませんか。
私達 公明党は、子育て支援は、あれものこれも総合的に支援するものだと考え、40年にわたって、児童手当を段階的に拡充し、妊産婦健診全14回の公費負担、出 産育児一時金の拡充、保育所の待機児童の解消など、どの政党よりも積極的に推進してきました。子ども手当てだけが子育て支援ではありません。私達は、来年 度以降、見直しとなっているこの制度について、しっかりとした制度設計となるように、提案をして参ります。

第421回 6月定例議会が開会しました。冒頭、12月定例会(第418回)に公明党を中心に、議員提案で提出された、「高知市歩きたばこ禁止条例」が賛成多数により可決されました。

このことについて、私は、平成18年6月(第396回)議会で提案し、改めて昨年12月議会(第418回)で取り上げ制定を促してきました。

皆様ご存知のとおり、健康増進法の制定により、受動喫煙防止に対する社会的な意識も高まる中、「歩きたばこ禁止条例」の制定が各地で広がっています。
ま た、雑踏の中で600度以上の危険物に、子供や車椅子の方々が恐々としている実態はもはやモラルやマナーの問題ではなく、行政の責任において、規制するべ き時がきていると考えます。また、本市では、「土佐・龍馬出あい博」の開幕も目前に控えており、市民の健康を守ることに加え、観光都市を標榜する本市とし ては、気持ちよく観光客を迎えるためにも、「高知市歩きたばこ禁止条例」の制定は急務でありました。議会提案においては、市長から、大変前向きなご答弁を 頂いたものの、条例が制定されても、一定期間の周知期間を要することから、12月定例会において、「歩きたばこ禁止条例」の制定が成されるよう、私達公明 党は、清流クラブ、黒潮薫る会の皆さんと条例提案を行いました。 しかし、厚生常任委員会で継続審査となり休会中の委員会で修正可決。この度6月本会議で 可決したものです。

共産党はこの間、一貫して反対をしてきたものの、本会議では賛成討論を行なう豹変ぶりに皆唖然とし、議場からは、「その間、何があった!」との野次も飛び交いました。

高速道路1000円割引と「「龍馬伝」効果により、多くの観光客が訪れている高知市では、ゴールデンウィークには桂浜の交通規 制が行なわれ、日曜市も大勢のお客さんで溢れています。しかし、今こそ「ポスト龍馬伝」を真剣に考え、観光行政の取り組みについて明確なビジョンが求めら れます。そこで、私たち公明党会派から代表4名は2010年度の視察に伺いました。

5月30日
はじめに函館の朝市を見学し、「北海道坂本龍馬記念館」「五稜郭公園とタワー」「赤レンガ倉庫群」「函館山からの夜景」など事前調査。
5月31日
函 館市役所にて、観光行政と公契約について伺いました。函館には、おいしい魚介が豊富で、その潤沢な資源を民間が知恵を出し合い支えあって観光資源として有 効に活用しています。また、函館市は、平成20年の機構改革により「観光コンベンション部」を設置し、専門部として観光行政に取り組んでいる事例やエー ジェントとの政策実験や飛行機の運航も観光行政には不可欠な要素であることを伺いました。

その後、旭川に移動しごみ行政について説明をいただき、「ごみ減量」への本気度を感じました。

6月1日 旭山動物園に視察に伺いました。
昭和42年に設立されたこの動物園では、平成6年~8年にかけて入園者は大きく減少し、閉園寸前まで追い込まれた状況であったそうです。
その危機を「ここでしか味わえない感動を届けたい!」との動物の習性を知り尽くした園長の工夫とスタッフの努力で危機を脱出。結果、今日のように全国から注目される動物園となっています。

私たちも真剣に知恵を出し合い本市の喫緊の課題解決のために全力で取り組んで参ります。

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高知市 高木妙
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