石巻へ行ってきました その3

 「がんばろう!石巻」の大看板について、もう一つ感動の花が咲くエピソードを伺いました。

 

 「がんばろう!石巻」の大看板は、黒沢さんが、どこからか流されてきて瓦礫の山の中に埋も

れていた20数枚のベニヤ板を見つけ、縦1.8メートル、横10.8メートルの大看板に仕上げた

ものでした。

 そのベニヤ板を研究、開発した技術者が東京・豊島区のTさん(41)です。Tさんは、住宅建材

会社の技術者。東京大学大学院に学んで、農学博士号を取得しました。

 リューマチに悩む病弱なTさんは、職場の研究に行き詰った時、かつての同級生から何度も

励ましを受けました。職場では体が弱く、休みがち。目立った研究成果もないことから「給料

ドロボー」と陰口をたたかれていました。

 その後は健康を回復し、研究活動も順調に進んで、どんな湿度や温度にも耐えられる、つまり、

どんな台風や豪雨にも耐えられる丈夫なベニヤ板の開発に成功しました。

 

 昨年の3月11日、彼女は石巻市にある工場に出張するはずでしたが、リューマチの点滴治療

のために遅れてしまい、出張には行けなくなりました。結果的には、被災から免れることになり

ました。

 その日の午後2時46分、東日本大震災が起き、津波で石巻工場は壊滅。工場に保管されて

いた製造したばかりのベニヤ板もほとんどが流出してしまいました。

 Tさんは、この被災に愕然とするとともに、壊滅した工場と津波の犠牲になった従業員のために

も、「開発した私自身が被災者のために何が出来るかを考えて頑張ろう」と心に決めたそうです。

 

 3・11の翌日からは、生まれ変わったような心意気で出勤し、研究に取り組むようになりました。

 そんなある日、全国紙面に載った「がんばろう!石巻」の大看板の写真にびっくり。これは石巻

工場にあったベニヤ板ではないだろうか。すぐに現地に問い合わせをして調べてもらいました。

 結果は、Tさんが直感した通り、大看板の裏に製造年月日と製造番号が記されていたことで、

石巻工場から流出したベニヤ板であることが判明。その製造年月日は、3・11前日の「3月10日」

でした。

 

 記事を読んで大感動したTさんは、すぐに黒沢さんに連絡を入れ、記事に感動したことや、大看

板のベニヤ板は自分が開発・製造した木材であることを伝えました。

 黒沢さんも「ベニヤ板は、津波にも地震にも耐えたすごい木材です」と感嘆の声で、太鼓判を

押してくれました。

 

 そして、嬉しいことに昨年12月2日、世の中のために最も役立った木材を研究・開発した人に

贈られる最高峰の賞「大熊幹章(ともあき)賞」をTさんが受賞したのです。T農学博士が開発した

20数枚のベニヤ板を黒沢健一さんが組み合わせて仕上げた大看板が東北復興のシンボルと

なり、日本中、世界中に伝えられたことが受賞の大きな理由でした。

 それまでTさんを毛嫌いしていた社長や職場の上司は、手の平を返したように大絶賛、大激賞

したということです。

 

石巻へ行ってきました その2

 私が石巻へ行った前後に、知人から次のような話題をメールで送ってもらいましたので、

紹介させていただきます。

 

 3月11日、東日本大震災から1年を迎えました。テレビ、新聞はあの日から1年を振り返る

記事、ニュースを連日報道しています。 

 どのニュースにも共通して取り上げられていたのが、今や宮城・石巻復興のシンボルとなった

「がんばろう!石巻」の大看板を作った黒沢健一さんの活躍です。

 水道工事を営む黒沢さんは、津波で自宅兼店舗を流されました。看板は、わずかに残った

自宅の基礎部分の上に、震災から1か月後の4月11日、「震災に負けない」という思いで建てた

ものでした。

 縦1.8メートル、横10.8メートルの大看板を作り上げたことはテレビや新聞などでも繰り返し

報じられ、石巻のみならず全国の人々に勇気と希望を与えました。マスコミの注目を浴びて、

「世界の黒沢」になりました。

 「3・11」から1年を目前にした3月2日、NHKテレビでは、朝のニュース番組「おはよう日本」

の中で6分間にわたり、「がんばろう!石巻」の背景を四季折々の光景で振り返っていました。

 大看板の横に鯉のぼりを建てた5月。大看板の付近に美しいヒマワリが咲いた夏。12月下旬

のクリスマスツリー。年末恒例の花火。そして、大看板に献花をするフランスのフィヨン首相の

姿もありました。

 四季折々の画面の合間に、こんな場面もありました。大看板の真ん前で食堂を開いていた

店主の婦人が、「津波で店を流されました。もうだめだろうと何度も心が折れそうになりました。

そのたびに、あの『がんばろう!石巻』の大看板を見ては、もう一度頑張ろうと決意をし直して

きました」と語り、大看板がその店主の希望であったことを証言。

 最後は1年が経過して痛んだ大看板の「がんばろう!石巻」の文字を、黒沢さんと一緒に立ち

上がった地元の若者が、雪が舞う中で塗り直す場面でした。思わず「頑張れ石巻!」と叫びたく

なる感動の6分間でした。

 

 実際に現地を訪れた私は、大変感動し、逆に元気をいただきました。

 

石巻へ行ってきました その1

 東日本大震災から1年。今回、同期の菅野議員に誘われて、5人で石巻へ行ってきました。

 

 菅野議員は、これまでにも先輩の長田区の前議員とご家族、喫茶店のオーナーとその従業

員の方、ガソリンスタンドのオーナーなどの皆さんと、石巻へ2回行っています。17年前に

大震災を経験し、全国から応援をいただいた者として、避難所などを訪問し、神戸のコーヒーを

飲んで頂き、一時でもホッとしてもらおうとの趣旨で続けてきたそうです。

 

 3月11日の朝8時から、「がんばろう!石巻」の大看板のすぐ横の一画を借り、テントを

張って、1000杯分のコーヒーやパンなどを用意されていました。我々5人も合流して、大看板

の前に花や線香を手向けに来られた方々にお声をかけ、コーヒーなどを飲んで頂くお手伝いを

させてもらいました。

 

 当日は、地元の方以外にも多くの方々が来られており、県外各地や海外からも来られていま

した。午後2時46分には、「がんばろう!石巻」の大看板の前で、多くの方々が亡くなられた

皆さんのご冥福と復興を祈り、黙祷しました。

 

予算特別委員会が始まりました

 昨日(3月5日)より、24年度予算特別委員会が始まりました。私は、第2分科会で、会派を

代表して建設局へ下記の質問をしました。

 

1.自転車について、2点お伺いします。

 はじめに、自転車道、自転車専用レーンの整備についてお伺いします。

 本会議のわが会派の代表質問で、自転車による歩行者との事故対策について、条例を制定

して、交通安全教育等を強力に進めていくべきと質疑しました。

 ところで、自転車が関連する交通事故の割合が増加傾向にある中、国土交通省は、自転車

道などの専用道路においては事故が大幅に減少するとの調査結果を発表しています。それに

よれば、柵などによって歩道、車道と分離された「自転車道」が整備された区間では、1年間に

発生した交通事故の件数が26%も減少しています。

 また、カラー舗装されるなどして区別された「自転車専用通行帯―つまり自転車専用レーン」

では1年間に36%も減少しており、事故の減少に大きな効果が出ています。

 今後、安全で快適な道路空間の実現へ、自転車専用道路の整備が急がれますが、本市

として、自転車専用道路の整備スケジュールについては、どのような計画となっているのか、

お伺いします。

 

2.続いて、放置自転車対策についてお伺いします。

 放置自転車問題については、駅前や施設の近くに駐輪場がなかったり、駐輪場の収容力が

十分になかったりするためによる場合と、駐輪場の収容能力が十分あるにもかかわらず、

マナーの問題による場合があると考えます。駐輪場の収容能力のないために生じている箇所

については、市として駐輪スペースを確保する対策が必要であると思いますが、どのように取り

組んでいくのでしょうか。また、駐輪場の収容能力に余裕のある箇所については、撤去の回数

を増やすことなどが必要であると思いますが、その他どのようにして、放置自転車対策を進めて

いこうとしているのか、お伺いします。

 

3.次に、私橋の安全対策についてお伺いします。

 市内の河川にかかる橋の中には、市の所有でない私橋がかなりあると聞いております。それ

らの一部については、橋が老朽化し、危険な状況となっているものがあります。橋についての

土木的知識がない管理者である自治会の方などは、それらが、どれほど危険な状況か、分か

っていない場合もあります。

 本来、私橋の管理や修繕は個人や自治会などの管理者の方が行うものであり、市が個人の

財産に勝手に手を入れるべきものでないことは当然のことではありますが、もし市民が私橋と

知らずに渡って、身体や生命に危険が及ぶ場合も出てきます。

 日頃、市として橋梁補修マネジメントに必要な職員によって、市の橋梁の目視点検や道路の

パトロールなどを行っていると聞いております。

 そこで、私橋についても、市の職員がパトロールを行い、管理者が判明している危険な橋に

ついては、情報提供を行うことができないのか、お伺いします。

 

4.次に、河川の親水空間整備についてお伺いします。

 現在、須磨区の妙法寺川においては、市による河川改修事業が行われており、それに合わ

せて親水空間整備も行われていますが、このような水と触れあえる空間の整備は非常に大切

であると考えています。一方で、都賀川の事故を教訓として、妙法寺川の親水空間においては、

どのような安全対策をとられているのかお伺いします。また、その他の河川を含め、これからの

河川における親水空間整備の取り組みについての局長の考えをお伺いします。

 

5.最後に、生物多様性への取り組みについてお伺いします。

 地球環境問題を考える上において、生物多様性の取り組みが重要でありますが、なかなか

普段の生活の中で考える場がないように感じられます。建設局においては、六甲山の整備を

はじめ、市民に生物多様性について考える場を提供できる貴重な部分を担っていると思います。

 建設局は、生物多様性について、どのような取り組みを進めているのか、お伺いします。

 

小中学校の学校教育環境改善に関して(その3)

 中学校給食に関しては、先般の第3回定例市会において、わが会派は、生徒と親それぞれの

要望に沿った給食の実現を求めました。その結果、検討会を設置する運びとなりましたが、中学校

給食の実現については、いかに莫大な公費をかけずに実施するかが大きなカギとなります。

 

 わが会派として視察を行った、京都市、相模原市においては、いわゆるデリバリー方式で給食を

実施し、大幅にコストダウンが図られていました。 また、千葉市においては、民間業者に委託して

セントラルキッチンで調理し、各学校に配送する方式が採られていました。

 いずれも温かい給食が提供されており、相模原市においては60%の高い喫食率でした。共産党

が主張するような各学校で市職員が給食を提供する方式では、整備費のみで123億円と莫大な

コストを要します。これでは、トイレの整備もエアコンの設置もおぼつきません。

 

 昨今の人口減少、少子高齢化、不景気などにより、財政事情も厳しくなっています。市当局が、

事業の選択と集中で、効率的かつ有効にこれらの事業を進めていくよう、しっかりと見守っていき

ます。

 

子どもは風の子

 2月26日(日)の午前9時より、第14回須磨区長杯サッカー大会が、神戸総合運動公園で、

また、第29回神戸親善少年野球大会が、神戸総合運動公園サブ球場で行われ、それぞれの

開会式に行かせてもらいました。

 

 あいにくの曇り空で風があり、寒さも厳しかったですが、「子どもは風の子」と言われる通り、

子どもたちは寒さに負けず、サッカーや野球に頑張っていました。

 入場行進の元気な姿、選手宣誓の元気な声を聞くことができました。また、少年野球では、

女子の選手も混じっていましたが、男子に引けを取らず、きびきびした動きが見られました。

 

 この日の子どもたちに触れ、神戸の将来を担う全ての子どもたちが、健康で健全に育って

いくように、しっかりと支援をしていかねばと思いました。

 

小中学校の学校教育環境改善に関して(その2)

 エアコンの設置に関しては、市内小中学校における普通教室の設置率が24.9%と、騒音、排ガス対策など

特別の事情があるケースを除いて整備が進んでいない状況です。

  

 一方、学習指導要綱の改訂により、中学校の授業時数が平成24年度より学年で35時間増加することに伴い、

夏休みが短くなる可能性もあります。児童生徒が授業に集中できるよう、また子ども達の命にもかかわる熱中症

対策の上からも、エアコンの設置は喫緊の課題となっております。

 

 わが会派で視察を行った調布市における取り組みを紹介させて頂きますと、平成22年度の猛暑が引き金に

なりエアコン設置を求める保護者の要望が急増し、さらに、学習指導要綱の改訂もあいまって、エアコン整備の

ニーズが一気に高まりました。

 平成22年9月議会で議会からの意見書が満場一致で可決されました。そして、平成23年3月定例議会で

補正予算が承認され、市内全小中学校28校のエアコン未整備の普通教室450教室にエアコン設備が設置

されました。設置には東京23区の先行例も参考にし、東京都の補助が付く従来工事方式よりも安価となる

リース方式が採用されています。

 

 神戸市においても、現在60億円の整備費用が見積もられていますが、これらも参考にして、もう一歩踏み

込んだコスト比較をした上で、エアコン設置に向けた検討を加速すべきだと考えています。

 

小中学校の学校教育環境改善に関して(その1)

 小中学校の学校教育環境改善に関して、快適な学校トイレの整備やエアコンの設置の推進など、

児童・生徒の教育環境の充実を、わが会派(公明党神戸市会議員団)として、これまで市当局に対し、

求め続けてきました。

 

 しかし、快適な学校トイレの整備では、平成23年末で2,150箇所中727箇所と、平成17年度の

事業開始からこれまでの整備率が34%にとどまっています。これまでは耐震補強工事とあわせて

実施されてきた経緯がありますが、耐震補強工事も本年度末で100%達成の運びとなりました。

 

 今後は、より加速的な整備が求められますが、これまでの1箇所あたりの整備費である600万円を

未整備箇所に当てはめると、総額85億円の費用が必要になります。今後、市当局が、この費用を

抑えながら、集中的に整備をとり進めていくよう訴えていきたいと思っています。

 

「小児がんセンター」を神戸に!!

 平成23年12月2日の第四回定例市会の本会議で、私は、公明党市会議員団を代表して六点の質問をしました。その中の一点は、「小児がんセンター」を神戸に設立すべきであるということです。
 
 私は、議員になる前は、院内学級が設置されていない病院に長期入院する子どもたちを訪問し、学習指導を行う養護学校の教員でした。主に県立こども病院などへ訪問指導をしておりましたが、その子どもたちのほとんどが小児がんでの入院でした。残念ながら、私の8年間の在任中にも、亡くなった子どもたちは少なくありませんでした。そのため、小児がんについて考えることがよくありました。
 
 この小児がんは、子どもの病死原因の第一位です。年間2000人から2500人の子どもたちが新たに小児がんと診断されていますが、小児がんは大人のガンと違って症例が少なく、その上全国約200の病院に分散しているため、専門医も治療環境も整っていないのが現状です。
 
 小児がんは、適切な診断と治療がなされれば患者の7割が治癒すると言われているだけに、大切な子どもたちの命を守るために、専門医の確保と診断・治療環境の整備は喫緊の課題であり、公明党市会議員団の政務調査活動として取り組んできた重要施策の一つであります。
 
 その政務調査活動のなかで、国立がん研究センター中央病院・小児腫瘍科長の牧本敦先生からも次のような示唆を頂きました。
「大人のがんより難しい小児がんの診察、治療には様々な分野の専門医が必要であり、この点神戸大学の低侵襲がん医療センター、先端医療センター、新中央市民病院、県立こども病院など、小児科の標準医療はもとより、化学療法、放射線治療、あるいは再生医療などの専門医が集まり、診断機器も充実した神戸市が最適地ではないかと思う」とのことでした。
 
 さらに、牧本先生は、神戸は地理的に日本の中央に位置し、新幹線や神戸空港など拠点病院として全国から患者が来やすい場所にあることもメリットとして挙げられています。
 
 このような私たち公明党市会議員団の研究作業と並行して、国会においても、去る11月2日、わが公明党の荒木参議院議員が代表質問を行い、公明党がかつて政権与党時代の2007年に策定した「がん対策推進基本計画」が来年度から第二次5カ年計画に移行するに際し、小児がん対策を重点課題とするよう訴えました。
 
 この質問に対して、野田総理は、「次期推進基本計画、平成24年度予算編成過程において小児がん対策を着実に進めて行く」と答弁し、小児がん拠点病院の整備などの対策を進める考えを示しました。そして厚生労働省の概算要求にもその予算が計上されたところです。
 
 まさに今、「小児がんセンター」の具体化計画を策定し、国に対して神戸に小児がん拠点病院の設立を求めて、神戸市が国へ強く働きかけるときであると思います。
 

明けまして おめでとうございます。

 明けまして、おめでとうございます。

 

 昨年は、自然界からの人間界への挑戦を思わせるかのような、東日本大地震・大津波、台風12・15号、トルコの地震、タイの水害等が続きました。今後、自然界からの挑戦に人類が応戦するための武器は、より強い、より広い、より深い絆であると思います。その絆づくりに少しでもお役に立てればと、思っております。

 

 皆さんからの声を力に、本年も全力でよりよい市政をめざしてまいりますので、本年も何卒よろしくお願いいたします。