2014年3月 第1回定例会 代表質問
●高齢者等が使う福祉バスの申込人数の緩和は
問い 福祉バスの利用者の申込人数の見直しに関しては、私は議会で何度か提案してまいりました。また、老人クラブ連合会からも同様の要望が出ていることをうけて、新年度から福祉バスの最少利用人数を緩和することになり、市長の決断を評価いたします。新たな人数は何人で、いつから実施するのか。
答え 福祉バスの利用人数については、利用団体における会員数の減少がみられることから、利用しやすさの確保を図るため、現在の20人を15人に変更し、平成26年4月から実施。
●JR上野幌駅周辺の整備について
問い 各議員が、議会で取り上げてきました、JR上野幌駅周辺の整備において、新年度より駅周辺の現況調査に着手することになった。JR上野幌駅周辺のバリアフリーを含めた取組みはどのような内容で、札幌市及びJR北海道との協議をどのように進めていくのか。
答え JR上野幌駅のバリアフリー化については、これまでも駅舎がある札幌市や、事業者であるJR北海道と協議を行ってきたところであるが、北広島市民の利用が多いことから、出来るだけ早期に取組むことができるよう、このたび調査を行う。調査の内容については、駅舎や駅前広場、周辺道路などの現地調査を行い、バリアフリー化や防犯対策などの課題を整理し、改善方策をまとめることとしている。今後については、札幌市のバリアフリー基本構想の重点整備への指定や、駅舎の早期回収に向けて、札幌市や、JR北海道と協議を進める。
問い 駅前広場や周辺道路を整備する場合に、市民からは、駅へのバスの乗り入れ、タクシー乗り場の整備、歩道の整備など求められている。これらは、北広島市だけでは進められないが、今後どのような手順で課題を整理するのか。
答え これまでも関係機関とは協議を行ってきたところだが、この度の駅周辺調査を実施し、既存の駅舎や駐車場、周辺道路などの課題を整理して、その調査結果を持って、関係機関と具体的な協議を進めたいと考えている。
●町内会・自治会への交付金の増額は
問い 各議員がかねてより提案していた、町内会・自治会への交付金が1世帯当たり100円増額されることは、町内会・自治会にとって朗報と思いますが、100円の増額にした理由は何か。
答え 自治会交付金の増額理由は、少子高齢化が進む中で、安全で安心して暮らせるまちづくりを進めるためには、地域での支えあいや助け合うことが大切であり、自治会はその重要な役割を担っていると考えてる。しかし、その一方で自治会運営が年々厳しくなっているとの声も寄せられていることから、自治会交付金を一律に1世帯当たり100円引き上げることにした。
問い 100円の増額は、町内会、自治会支援策として、石狩管内では手厚い対応となるのか。
答え 自治会交付金を増額した場合の、石狩管内の各市との比較についてですが、当市の交付金は1世帯当たり一律であるが、各市の自治会交付金については、町内会の世帯の規模や活動実績などによる段階別料金方式などを採用しており、単純に比較することは難しい状況だが、各市からの聞き取りによると、恵庭市が本市よりも高く、江別、千歳、石狩、札幌については本市の方が高い状況となっている。
●学校図書館司書の増員は
問い 学校図書センターに、新たに図書館司書を増員して図書館から定期的に学校に派遣することになった。新年度は全ての中学校に派遣するのか、また、今後の増員の計画はどうするのか。
答え 図書館司書については、新たに学校図書センターに3名を配置し、各中学校を週2日程度の割合で巡回する予定。また、増員については、今後の実施状況を検証してから考える。
問い 現在、学校図書館の年間の貸し出し数は、小学校が1人当たり25冊で中学生が5冊となっているが、今後、図書館司書の派遣により中学生の貸出冊数をどこまで持っていくのか。
答え 年間1人当たりで5冊というのは、2ヶ月に1回、図書館に来館している計算。派遣した図書館司書が生徒の要望を聞いて、生徒が毎月、学校図書館で本を借りる状況にしたい。
2014年6月 第2回定例会 一般質問
●避難所開設のマニュアルは
問い 昨年、12月の第4回定例会で私は、中学生と地域の皆さんが一緒になって中学校の体育館に宿泊し避難所運営を体験することを提案。その時の答弁では、現在、市が策定中の避難所開設に係るマニュアルを見ながら取組みについては検討をするとのことだったが、マニュアルは策定されたのか。
答え 収容避難所運営マニュアルについては、本文の作成を終え、一部様式や関連資料等の整理を行っており、今後、市ホームページに掲載し、収容避難所に指定されてる小中学校などの各施設管理者や、町内会・自治会等へ配布を予定している。
●モニュメントの設置
問い 平成29年度の市役所新庁舎建設に併せてモニュメントの設置を求めている市民団体「新庁舎にモニュメントを設置する会」が、昨年11月に発足し、4月までに約2,800人の署名を集めて市長に陳情書を提出した。現在の市長の感想は。
答え 新庁舎の建設においては、庁舎規模を必要最小限にとどめ、事業費を抑えることから、モニュメントを庁舎内に設置することは、慎重に判断しなければならない。
問い この「新庁舎にモニュメントを設置する会」の提案は、既存の「ふるさと寄付金」を活用し、寄付金の項目として「市庁舎にモニュメントを設置する費用」として新たに項目を設け、市民や企業からの寄付金を募り、設置費用を捻出しようとの取組みだ。この提案に対しての市長の見解を伺います。
答え 新たな寄付金の使途の創設については、まずはその目的が行政として取組むべき課題であるかどうかを判断しなければならないものと考えている。
2014年9月 第3回定例会 一般質問
● 大曲の有価物の不適切保管は
問い 大曲団地3号線沿いに、数年前より北広島市の住民の方が他人の土地に有価物と称して、鉄屑など置きはじめ周辺の方々や土地所有者に迷惑を与えている。現在、推定で、どれくらいの面積にどれくらいの量の有価物が置かれているのか。
答え 占有者が土地所有者の同意を得ずに推計約2千500平方メートルにわたり、集めてきた鉄くずやプラスチックなどを処理業者等に譲渡し、収益を得るために無造作に集積し、隣接する市道用地にはみ出すなどの状態で保管している。
問い 有価物が置かれている土地所有者は何人で、土地所有者は現状を把握されているのか。
答 この占有地は10筆の民有地で、所有者は8名。全ての土地所有者が市外にいることから、平成25年6月に所有者に手紙をだしたが、3名は宛名不明、全ての所有者が現状を把握している状況ではない。
問い 周辺住民が迷惑している以上、市としてできる対策は取るべきと思うが、何が考えられるのか。
答え これまでも石狩振興局とともに、占有者に対して、計画的に処理し、適正に管理を行うように指導してきた。市独自の対応として、監視、指導を継続していくとともに、土地所有者に対しても定期的に状況をお知らせし、改善に向けた取り組みを行う。
● 学校開放に対応したAEDの移設
問い 学校開放に対応したAEDの移設費用が計上された。中身と安全対策は。
答え 利用団体等が使用できるよう、収納ボックス入れて、体育館付近に移設する。体育館とグランドが離れている4校には、新たに1台を設置する。
2014年12月 第4回定例会 一般質問
●タブレット導入で学力向上は
問い 石狩管内で初となる全小学校においてパソコンの更新にあたり、タブレット型を導入する。さらなる教育環境が整ったことから、学力アップにもつながるのではないか。
答え 普通教室や特別教室等でタブレット端末を生かした「ペンや指で書き込む」「情報を調べる」「カメラで撮る」「画像を大きくする」「ネットワークで共有する」などの授業ができる。これにより、児童の学習意欲の喚起や知識・理解の定着、また、思考力・判断力・表現力の向上などが期待できる。
●自主防災組織
問い 本市の自主防災組織率は2014年4月時点で56%の組織率となっている。まずは、全国平均まで持っていく対策は。
答え 自主防災組織の設立・育成を図るため、各種研修会や出前講座等の啓発事業などに取り組む。
問い 9月11日の大雨特別警報が出されたが、避難勧告が出た地域で自主防災組織が設立されていない町内会、自治会は何カ所あるのか。
答え 避難勧告を発令した地域で自主防災組織が設立されていない町内会につきましては、15団体である。
問い まずはこの15団体にしっかり働きをかけて、大雨が降ると、避難をする確率が高い地域であることを市が説明し自主防災組織がないと、避難勧告が出てもスムーズに動けませんと、PRすべきでは。
答え 市内でまだ40%ほど自主防災組織が確立されていないので、広報や出前講座、各種防災事業を通じて働きかけていく。