福井県議会スポーツ促進議員連盟で和歌山県を視察してきました。あと66日で紀の国わかやま国体です。3年後の福井国体に向け先進県の取り組みを学びにきました。
和歌山県の人口は和歌山市など北部に集中、一方で宿泊先は県南部の白浜町や那智勝浦町などの観光地に多く、そのため大阪南部も宿泊先として考えているとのこと。
おもてなしは長崎国体でも評価されていたもので「笑顔で声かけ」がとても大切だそうです。
国体を開催するには施設が必要です。既存の施設が利用できれば良いのですが、老朽化により改修や新設が必要になるものもあります。わかやま国体開会式が開催される陸上競技場は改修費で45億円。耐震に強い綺麗な施設に生まれ変わっています。
また、和歌山市つつじが丘テニスコートは屋内4面、屋外16面、なんと67億円もかけて作りました。学校土地として予定していたそうですが、その土地代が49億円で、昨年7月から利用されています。屋内の稼働率が80%、屋外は30%強です。小さな大会は毎週、大きな大会は年10回位は開催しているそうです。さらに秋葉山県民水泳場も2年前に96億円かけて作り直しました。
福井県も3年後の国体に向け運動公園など改修工事を進めています。
「ふくい創生・人口減少対策戦略」策定に向けた地区意見交換会(福井市・あわら市・坂井市)が国際交流会館で行われました。
一部上場企業を退社してUターンした女性起業家から「未婚で子どもは持ちたい女性もいる」とのご意見に、若い女性の結婚観や生活観の現状を見ました。
金融機関の代表の方に、私から男性の育児休暇の取り方について質問。「育児休暇は上から指示することが大切」と答えが返ってきましたが、確かに企業風土の醸成が必要だと感じました。
12名の県民代表と県職員、福井市職員、坂井市職員と県議会議員が参加した会合で貴重なご意見がありましたが、会合の持ち方(規模、開催回数、参加対象等)には、いささか疑問を持ちました。もう少しきめ細やかに、特に若い女性の参加を増やして、もっとご意見を聴く機会を作るべきではないかと思います。