バックナンバー 2013年 10月

30日、神戸市内において「これからの動物愛護について」の研修会が開催された。
開会挨拶に続き、女優の杉本彩さんが講師で「動物虐待・遺棄の問題とアニマルポリス」の講演が行われた。
この講演では、動物虐待の状況や飼い主の意識、ペット産業のあり方、これまでの取り組みなどが語られ、毎年17万頭もの殺処分が行われている。平成25年9月に改正動物愛護法が施行され、殺傷・遺棄・虐待等の罰則強化は行われたものの取り締まる体制が整っていないことから、海外では動物虐待を取り締まる専門チームの「アニマルポリス」が設置されており、まず京都市への設置を訴えられ署名も提出されている。今回の研修を機会に兵庫県での取り組みを訴えられた。
また、細川弁護士から「改正動物愛護管理法の概要、動物行政・警察に期待する事項」の講演が行われた。
ここでは、動物愛護法の歴史や問題点などの話があった。
その後の質疑応答も行われ、多くの質問に杉本さんや細川弁護士が丁寧に答えていただいた。
各地でこういった問題は発生しており、川西市においても例外ではない。飼い主の意識改革に加え、県との連携の中で取締りについて考えていきたい。

朝、10時より開催された議会運営委員会では、第5回市議会臨時会の運営について、10月24日から25日の2日間の開催で決算認定と議会運営委員会委員の選任、常任委員会委員の選定が行われる。
その他として、みんなの市政クラブの松田敬幸議員は、10月16日付で一身上の都合により議員辞職願を提出し承認された旨の報告がありました。
川西市議会から出たことは非常に残念ですが、辞職に至ったことは、テレビや新聞紙上等でも報じられた通り、許されざる問題であり、責任を取るのは当然です。

15日に開催された議員協議会では「地域分権推進基本方針」について協議が行われた。
これは、平成22年6月に参画と協働のまちづくり推進条例の制定されたことを受け、平成23年度施政方針度で地域分権制度を発表し、平成24年度には小学校区ごとに「地域夢・未来カフェ」も開催され、地域のありたい姿や地域課題などがまとめられた。
この目標に対し、行政と地域が協働してまちづくりを行うため「地域分権推進基本方針」を策定し、「地域自治組織」を設け財源や権限を与えるとしている。
コミュニティの立場では、内容的に現状と殆んど変わらず、詳細報告や責任問題が増えるだけでデメリットが多く、一括交付金により財源と取り合いになったり、自治会からの会費を市が負担することで自治会未加入の影響が懸念されている。
行政の立場では、一括交付金にすることで、予算配分の自由度が広がり、数年積立てることで少し大きな事業も行えるとしている。
川西市には14小学校区のうち、13地域でコミュニティ推進協議会が設立されており、現行のコミュニティと地域自治組織の捉え方でまだまだ溝は深いようである。

建設文教公企常任協議会が開催され、PFI事業者選定結果について報告を受けた。
事業者は2社で「株式会社巴コーポレーション 大阪支店」と「東急建設株式会社 大阪支店」のうち、優秀提案者として「東急建設株式会社 大阪支店」が選定された。
選定委員会の評価の差は僅差で、リスク対応や省エネ対策、地球環境や周辺環境への配慮、室内利用の制限範囲縮小や期間短縮などが理由となった。
また、提案内容の特徴として、空調設備の設置、校舎の断熱化、通風改善、バリアフリー化(川西北小ではエレベータ設置)、雨水潮流タンク設置、耐震天井などが実施される。
今後のスケジュールは、平成25年度に契約と設計を、平成26年度に桜が丘小・多田小の工事、平成27年度に川西北小・清和台小・東谷小の工事を行い、平成28年度から32年度まで定期点検を行う予定となっている。
空調機器設置は、全教室ではなく、以前より設置されているところに加え、今回の工事対象の81教室となり、残る教室への対応が急がれる所だが、平成27年度には、小中学校耐震化100%になる見通しだ。

12日のひよし保育園のグランドで開催された運動会に参加させていただいた。
運動会は2部形式で、まず2~3歳による遊戯や競技が行われた。少し泣いてしまう子供たちもいたが、一生懸命に取り組む姿に成長を感じた。4~5歳児になると落ち着きもあり、遊戯や競技も楽しそうに最後まで元気いっぱいの姿を見せていただいた。
また開会式や閉会式の進行は5歳児が行い、堂々とした挨拶に感心させられた。
これからも子供たちの安心・安全のために頑張ってまいりたい。

今日9日の朝10時半より、川西市文化会館において「戦争犠牲者追悼式」が行われた。
台風24号の影響からか、参加者数も例年よりかなり少なく感じた。
終戦より68年を経過し、遺族も高齢化が進んでいる。
こうした機会を通じで、戦争の悲惨さを考え、犠牲になられた方々へご冥福とご遺族のご健勝を祈らせていただいた。
平和であることが、こうした過去に支えられていることを改めて考えさせられた。

毎週火曜日に行っている街頭演説を8時過ぎに終え、戻るときにイオンの前に長蛇の列が。
そういえば、10月8日の8時にグランドオープンを思い出した。
イオン2階にアステ側から通路を通って店内に入ってみるとイオン薬局、エスカレーターで1階に下りると酒類や加工食品が並べられ、世界各国の酒類が窓側に展示されていた。
アステ地下の「成城石井」やモザイクボックスの「ダイコクドラッグ」と店舗構成がバッティングしており、少なからず影響が心配される。

6日は、川西北小コミの市民体育祭に伺った。
朝から強い日差しで絶好の体育祭日和というより、夏に逆戻りといった天候だ。
各自治会ともにそれぞれ自治会名のTシャツを着て、協議に臨んでおり、子ども達もたくさん参加していた。
子どもから年配まで、多くの参加者が楽しめる競技がいっぱいで、地域の新たな絆が生まれた。

その後、川西小学校に移動し川西小コミの体育祭へ。
こちらも各自治会のゼッケンを付け、気温とともに白熱した競技を開催、綱引きでは予選で決勝参加チームを争っていた。
また高齢者向けの写真の競技も行われ楽しんでおられた。

5日の朝は曇り空で、未明には雨も降ったことで、少し開催を前倒しして始まった運動会。
元気いっぱいの子どもたちの歓声に、雲の合間から少し青空ものぞく天候に。
楽しそうに竹馬をやったり、生き生きとした表情で踊ったり、走ったりする姿に元気をいただきました。
また、組体操では、真剣な表情で一生懸命に取り組む姿も感動的で、子ども達の成長を見させていただきました。
写真のバルーン演技ではアンコールに答えてくれました。

10月2日から4日まで、3日間にわたって一般会計決算の審査が開催された。
平成24年度一般会計決算は、実質収支額5億1,068万円の黒字とはなっているが、前年度実質収支額3億7,375万円を含んでおり、さらに基金繰入額3億1,842万円を除けば、1億8,146万円の赤字となる。
自主財源の軸となる市税は、市民税が増収になったが、固定資産税の評価額見直しなどで全体として減収となった。
一方で市債発行や地方交付税が増加している。この増額は、障害福祉や生活保護費、国保会計や介護保険会計、用地先行取得会計への繰出、中北整備の火打前処理場解体、川西都市開発への長期貸付、消防救急デジタル無線設備、教育施設耐震化などが要因となっている。減額では、子育て支援手当や民間保育所整備補助金、市立川西病院への貸付などである。
川西市における65歳以上の人口は27.1%(H25.3月末)で、全国平均との比較ではH23.10月時点で全国が23.3%、川西市25.4%と全国平均を上回っている。この状況から、市民税は今後ますます減収が予想されることから、新たな税収等や歳出削減への取り組みがより重要となってくる。他市の状況を研究しながら、提案も行ってまいりたい。

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川西市 大矢根秀明
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