10月30日、黒川里山まつりに行ってきました。朝7時に起床、雨降り・・・去年は雨で中止になったので少し心配でしたが、小降りのしとしとした雨なので開催は大丈夫でしょう・・・妻と二人で出かけました。着いた頃には小雨が降ったり止んだりの涼しい感じで、里山の気持ちいい潤いのある匂いが澄んだ空気に沁み込んでいました。旧黒川小学校の校庭には地域の人たちによる手作りの店が並び、訪れる人たちを笑顔で迎えてくれました。太鼓の音が里山に響き渡り、釜焼きのピザの店やぜんざいやら焼き芋やら栗おこわやら旬の味覚満載、秋の里山を満喫しました。菊炭焼きで有名な今西さん家では、小笠原流茶会の催しがあり、煎茶と和菓子をいただきました。裏山の大きな自然林の下での茶会。雑踏のない自然の風や雨雫の音・・・時間の流れがゆっくりゆっくりとスローに感じました。それから、地域の人たちの手で見事に育てられたダリヤ園で感動。その後、毎年訪れる本射さん家で雑談をしながら昼食。新米炊き立てご飯と本射さん家の畑で取れた野菜の新鮮なお漬物・・・一年に一回の楽しみ、本射のお母さんいつもありがとう。日本一の里山と呼ばれる黒川の地は忘れかけた故郷を感じさせてくれます。私にも故郷はあるのですが、里山と呼ばれる風景はいつの間にか、国による農地整理や宅地造成で変わってしまい、面影だけが記憶に残っているだけです。ここに来ると昔からあるそのままが時を越えた今でもそのままにある。行ってみれば判る「そのまま」が「いつも気持ちいい」・・・そんな場所です・・・黒川は本当に「気持ちのいい」処です。
10月27・28日、次年度の役員改選。3役(議長・副議長・監査委員)については選挙の上、決定。常任委員会委員・特別委員会委員、その他審議会等の委員も決定しました。さて、次年度の平岡譲は監査委員という重責を担うことになりました。監査委員の役目は地方自治法に基づき、首長から独立した立場で各自治体の予算や決算、事業などをチェックする役割を担う委員のことです。行政のチェック機能を果たすべく真摯に取り組んでまいります。この他、常任委員会では厚生常任委員会委員、特別委員会では新名神調査特別委員会委員、広域ごみ処理施設組合の議員としてしっかりと活動してまいります。「初心忘るべからず」で謙虚にまじめに行動してまいります。
10月24日、平成23年度第3回臨時会が召集されました。今回の議案は国崎クリーンセンター啓発施設の指定管理者の指定についてと平成23年度猪名川上流広域ごみ処理施設組合補正予算の2案件。
平成21年4月から稼働し、3年目を迎え、平成24年度からは新たな契約の下で施設運営が始まります。啓発施設の新たな指定期間は5年間。一般公募を行った結果、1社からの応募に留まり、現在の指定管理者である株式会社「トータルメディア」に決定しました。事業者選定については指定管理者選定委員会で審議がなされ、決定したものです。これからの5年間、指定管理者の創意工夫により、どのような事業が展開されていくのか、注視してまいります。
補正予算については、債務負担行為の期間と限度額を定める事項について、提案理由と説明がありました。平成24年度から焼却施設等管理運営業務委託は5年間の包括契約となり、リサイクルプラザの運転管理4部門における委託期間3年間となり、期間と限度額について議論しました。
限度額は過去3年間の業務委託の実績に基づき積算され、今後5年間の必要性に応じた単価で設定されます。啓発施設や焼却施設、リサイクルプラザの委託料について1年1年の評価を具体的にわかりやすい方法で開示していただくことを要望しました。
川西市では 「自治体内部の意思決定である予算編成の過程を公開することを通して、行政情報を市民と共有することにより、透明性の高い市政運営を推進」することを目的として予算編成プロセスの公開を検討しています。平成24年度を試行期間とし、25年度から本格実施。予算編成方針を10月末、各担当部局からの予算要求を11月下旬、財政質の査定結果を年明け1月、議会への予算案上程月の3月に公開する。市民へ予算編成過程を公開するのであれば、一つ一つの事業内容の具体的説明が更に求められることになります。職員もきちっとした説明責任が果たせるように日々研鑽しなければならない。また、議員も同様に一つ一つの事業を探究し、必要性の追求に勤めて行かなければならない。行政は常に透明であることは本来当たり前であります。地方自治法では予算編成権は市長にありますが、市民の税金がどのような事業に使われているのかを具体的に知る権利は市民にあります。より具体的でわかりやすい予算編成のプロセスの公開へむけ、これからも意見を述べてまいります。
10月8日、平成22年度川西市特別会計決算の審査が開かれました。特別会計決算審査委員として審査を行ないました。平成22年度国民健康保険事業会計決算では歳入歳出収支(形式収支)で約6億7千9百万の赤字となり、歳入と歳出の差異が当初予算と大きく乖離しているため、平成22年度の収入額、医療給付費全体の状況や交付金、共同事業の拠出・交付について説明を求めました。経済や社会情勢の低迷による所得低下が歳入減に繋がっていることは明らかであり、費用面では高齢化による医療給付費が今後益々伸びていくことも確実であります。国民一人ひとりが「長寿をいかに健康的に過ごしていけるか」・・・熟年の「生き生きとした身近で長ーい社会参画」の機会をどのように地域で創って行くのか・・・これからの課題だと思います。
後期高齢者医療制度、介護保険制度等についても審議。川西市の介護認定率は15.5%と兵庫県下でも低い部類に入ります。近隣他市と比較しても介護保険量は基準額で最低の3,900円。しかしながら居宅介護サービス施設や小規模多機能施設、特養などの大規模療養施設も少ない為、サービス量の計画値に対する実績値も90%程度。必要なサービスをいつでも受けられる水準にはないのが現実であります。今後、介護事業者の支援などの対策が求められています。