令和2年度予算要望にあたって
安全・安心で 『住みたいまち川口』 実現のために
日本は、政府による経済の好循環を目指した「人づくり革命」、「働き方改革」、「所得向上策の推進」など成長力の強化によって、経済環境、とりわけ雇用環境は改善してきたところであるが、中小・小規模企業中心の本市では、実感できる景気回復まで至っていないのが現状である。地域産業の活性化によって、成長と分配の好循環が隅々まで行き渡る、真の景気回復の実現を期待しているところである。 現在、人口が増え続けている川口市であるが、将来的に人口減少が予想されており、超高齢化社会、人口減少社会にあっては、世代間や地域間を越えて支えあう共生社会を実現する必要があり、活力ある豊かな地域社会を築いていくため、着実な事業の実施と同時に、新しい取り組みにも果敢に挑戦し、さらなる行財政改革に取り組む必要がある。本市の予算は、市税をはじめとする税収の増加が見られるが、社会保障費等の義務的経費の増加による財政の硬直化が続いている。予算編成及び事業運営にあたっては、少子高齢化対策としての子育て支援、地域包括ケアシステムの構築、コンパクトな拠点づくりによる豊かな地域社会を築くために、積極的に全国の先進事例に学び、スピード感をもって本市事業に組み入れていかれることを強く要望する。
川口あんしんプラン ~『住みたいまち川口』を目指した施策の柱~
1、 災害に強いまちづくりの推進
2、 徹底した行財政改革の推進
3、 防犯対策・通学路を中心に交通安全対策の強化
4、 子育て支援の充実
5、 福祉施策の充実
6、 健康増進のための医療体制の充実
7、 市民サービスの充実で住み続けたいまちづくり
8、 文化・芸術・スポーツ振興で賑わいのある豊かなまちづくり
9、 教育改革の推進
10、 人権擁護と生命尊重のまちづくり
11、 人と動物との調和のとれた共生のまちづくり
12、 中小企業振興策・雇用対策等の推進
13、 都市基盤整備の推進
14、 新庁舎建設の整備
15、 環境にやさしいまちづくりの推進