師走の選挙に国民の審判が下った。わが公明党は、9小選挙区で完勝し、比例区でも26議席を獲得して、今の選挙制度になってから最高の35議席となった。年末の多忙ななか、寒風、大雪を突いてご支援いただいた方々に、ただただ感謝の思いでいっぱいである。急な解散総選挙で、新人候補者やスタッフのみなさんもてんてこ舞いのなか、夢中で駆け抜けたご苦労をねぎらいたい。
自民党は291議席を得て、自公両党で安定的に政権運営できる基盤を維持することができた。これまで2年間の自公政権の運営に国民の信任を得たものといってよい。しかし、52%余りという戦後最低の投票率だったことを考えると、積極的信任ともいえず、与党は決しておごってはならない。謙虚に、丁寧に政権運営に努力しなければならない。
与党の主張は、社会に明確な予見可能性を与えている。実績を表してきた「アベノミクス」をさらに推進し、「景気回復」を実感できるようにしていく。企業の収益を伸ばし、賃金を上げて、雇用を増やし、消費を拡大し、さらなる企業収益の拡大に結びつける「経済の好循環」を生み出していく。この流れを地方や中小企業に及ぼしていく。延期した消費税10%を実行し、社会保障を維持強化し、財政再建も進めていく。10%時には「軽減税率」の導入をめざす。こうした方向を自公で力を合わせて実現していく姿勢に、期待が寄せられていることは間違いない。
同時に、この流れから遠い生活者へのきめ細かな「目配り」が大切である。物価上昇の直撃を受ける生活者や中小企業、地方経済へのてこ入れは喫緊の課題であり、補正予算を含め、直ちに対応する必要がある。ネットワークを生かした「生活者目線」の公明党の出番でもある。安全保障や憲法改正など多様な意見の存するテーマは、自公で幅広い民意を受け止めながら、その重心をにらんで、バランスのとれた合意を形成していく努力が重要だ。ここでも、自公連立に期待が寄せられる。
投票日の翌日、安倍晋三総裁(首相)と私は、党首会談を行い、「連立政権合意」を結んだ。2年前の政権合意をベースにしながら、このたびの選挙で掲げた「与党政権公約」に基づいて、緊急経済対策や地方創生、軽減税率導入などを盛り込んだ。間髪を入れず、国民のために仕事をする姿勢が大事である。24日からの特別国会で安倍首相を引き続き「首相指名」し、組閣後直ちに、補正予算、来年度の税制や本予算の編成に着手し、政治空白を埋め合わせたい。野党には建設的な対案を提示するライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)を期待したい。(夕刊フジ12月16日分から転載)
昨日の衆議院選挙は、公明党が前回の31議席から4上回る35議席を獲得、現行の選挙制度では過去最高となりました。私の地元北関東比例ブロックは、3議席大勝利。東北、九州ブロックで初の議席を得ることができました。又、比例区南関東、東海ブロックは議席を奪還しました。
東海ブロック比例名簿3位で初当選した中川やすひろさんは、私と大学同期です。九州ブロックで初当選した吉田のぶひろさんは、先日まで西田まこと参議院議員の秘書をされており 私もやり取りをさせて頂きました。うれしい限りです。おめでとうございます!
これも寒風の中を支援に懸命に走って頂いた党員、支持者をはじめとする多くの方々のご尽力によるものです。心から感謝申し上げます!
「最も正しき戦争よりも、最も不正なる平和をとらん」(キケロ)
12月14日の投票日まであと2日です。各報道機関の調査によりますと、「自民党の3分の2を上回る大勝確実」という状況のようです。自民党1党で3分の2の圧倒的多数をとりますと、巨大権力になります。歯止めがなくなります。自民党の中のおごりが強まるおそれがあります。自民党内の「反平和勢力」の力が強まるおそれがあります。平和の力が弱まる危険性があります。公明党という安倍政権の健全なるブレーキ役を、自民党が不必要だと考えるおそれ大です。自民党だけの巨大権力は危険です。しかし、民主党などの野党に、この流れを止める力は、もはやありません。民主党自体が「平和の党」とは言えないからです。
公明党の躍進だけが、自民党の巨大権力の暴走を止める道だと思います。
すべての国民に訴えます——比例区は公明党へ! 公明党の力を強めることによって、自民党の巨大権力にブレーキをかけましょう! 平和の力を強めましょう!(12月12日分から転載)
「政は民を養うに在り」(禹)
禹は、この言葉に続けて「正しい道徳と厚生と利用の三つのバランスをとることが政治にとって大切なことだ」と述べています。「厚生」とは政府が国民のために行うことです。国防、警察、福祉などが「厚生」に入ります。「利用」とは、民の力を政府のために活用することです。納税などが「利用」の重要な要素です。この禹の言葉は、今も有効です。しかし、私には現在の政治は禹の政治原則を忘れてしまっているような気がします。
公明党の政治理念の根本は「大衆とともに…」です。禹の政治思想と根本的には同じだと思います。公明党の「大衆とともに…」の政治理念は禹の政治思想の現代版と言えると思います。
公明党50年の歴史を振り返ってみますと、ほとんどすべての公明党員は「大衆とともに」の基本に忠実に行動してきたと思います。全国にいる3000人の公明党の地方議員は、「大衆とともに」の政治姿勢を貫き、平和と福祉のために努力してきました。私は、公明党の「大衆とともに」はホンモノだと考えているのです。それ故、公明党を支持しています。(12月11日分から転載)
本日の一般質問、無事終了しました。振り返ると子どもに関わる質問が多かったと思います。
特に県立小児医療センター新病院の再質問は、発達障がいがある子どもたちの救急の受け入れをすべきという内容です。私の地元川口や草加の発達障がいがある子どもたちが県立小児医療センターでは、受け入れができず、東京の府中にある都立小児総合医療センターにわざわざ通っているのです。
県立小児医療センター新病院は平成28年中のオープンに向けて建設が進んでいますが、県民の安心を与えることができる病院となってほしいと願うものです。
今日の質問の模様は16日(火)20:00から埼玉テレビで放映されます。ぜひご覧になって頂ければと思います。
写真はお忙しい中、傍聴に来られた方々と撮らせて頂きました。感謝、感謝でとす。14日の決戦に向けて走り抜いて参ります!
明日、13時から県議会一般質問に登壇します。今回も質問のほとんどを市民相談やご要望をもとに作らせて頂きました。お声を頂いた方々に心から感謝申し上げます。以下通告内容です。
1.建設業における人材不足対策について
2.本県の医療について
(1)夜間救急電話相談について
(2)県立小児医療センター新病院について…
(3)がんの先進医療について
(4)不妊治療について
3.埼玉高速鉄道について
(1)今後の経営の方向性について
(2)安全対策について
4.県有施設におけるパーキングパーミット制度の導入について
5.マンション施策について
(1)市町村との連携について
(2)マンション登録制度について
6.やさしい日本語表記について
7.2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の埼玉会場の種目について
8.地元問題 県道さいたま鳩ヶ谷線の整備について
お時間がある方は、埼玉県議会ライブ中継でご覧になって下さい。
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