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川口市 萩原一寿
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’ʏíヨーロッパで10年間勉強してきた50歳前後の知人の政治学者がいます。ここではH君としておきます。H君は、安倍首相が衆院解散に動きだした11月上旬に「衆院選は自民・公明連立政権の大勝に終わる」と予言していたそうです。結果は、自民党がほんの少し議席を減らし、その減った分を公明党が議席を増やし、現状を維持しました。現状維持は大勝利を意味します。H君の予言は当たりました。
 H君に自民・公明与党の大勝利を予言した理由を聞いたところ、H君はこう答えました。
 「自民党・公明党は、国民が求めていること、すなわち景気回復を訴えました。これは、いまの日本国民が一番求めていることです。ところが野党は、与党以上に景気対策を主張すべきなのに、この点が弱かった。選挙は、国民が一番求めていることを真正面から取り上げた者、訴えた政党が勝ちます。景気回復を一生懸命やる者(党)が勝ち、一生懸命でない者(党)が負けるのは、当たり前のことです」

 

 政府与党は、自らが公約したことを忠実に実行しなければなりません。敗北した野党は、自らの過ちを反省し、出直しをはかるべきです。
 もう一つ、大事なことがあります。国民は「極端な主張をする政治家」を拒否しました。これは次世代の党の敗北に現れています。さらに、この20年間、ただ「改革」を叫び続けた政治勢力は衰退しました。極端な「改革至上主義」が後退したのです。 

 

 今回の衆院選における最大の勝者は公明党でした。公明党は議席数を4増やしました。公明党の小選挙区の候補者は全員が当選しました。開票速報が始まると、かなり早い段階で公明党小選挙区候補者の当選確実が出ました。こんなことは、いままではなかったことです。激戦と言われた選挙区においても当選した公明党候補者と次点との差は予想よりも大きいものでした。
 公明党の議席増は比例区で実現しました。初期の目標を完全に達成した上でのプラス4です。公明党の票の多くは、いわゆる「固い票」です。いったん公明党を支持した有権者は、ほとんどが固い支持者になります。今回の衆院選は公明党が大躍進したと言っても過言ではないと思います。
 公明党躍進の背景にあるのは、国民が中道政治を求め始めたという国民意識の変化です。
 極端な改革主義者たちの退場と中道政治家の伸張の背景には、国民の意識が、「極端思考」から「中庸思考」の方向に変わり始めたことがあると私は思います。(12月21日掲載分から転載)

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