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公明党広報
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川口市 萩原一寿
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 19日、埼玉県議会文教常任委員会の視察でふじみ野市立福岡小学校、坂戸市立城山小学校・中学校を訪問しました。今回のテーマは「小中一貫教育」です。福岡中学校は、中学校区の小中連携型教育、城山小学校・中学校は、小中施設一体型教育のモデル校として調査を致しました。

 

 福岡中学校では、24年度より取り組んでいる小中協働授業の取り組みが紹介されました。同授業の目的は、

①小中学校教員の共通理解を深める

②児童生徒の実態を授業を通して理解する

③「中1ギャップ」の解消の3点でありました。

 

 城山小学校・中学校の取り組みは、平成21年度から行ってきた同小中学校の連携型教育を行っており、23年度より施設一体型一貫教育に移行しました。

 

 地元自治体の坂戸市が掲げた施設一体型小中一貫教育の意義と期待できる効果について

①9年間の系統的、継続的な学習指導や生徒指導の展開

②多様な教育活動による豊かな人間性や社会性の育成

③小中学校間の指導の差の解消による子どもたちの負担軽減

④小・中学校の教職員の交流による教職員の意識改革

の4点です。

 

 今回の小中一貫教育校の取り組みでその目的・意義として挙げられるのは、「中1ギャップ」の解消です。「中1ギャップ」とは、小学校から中学校に進学したときに、学習内容や生活リズムの変化になじむことができず、いじめが増加したり不登校になったりする現象です。私は、市議時代からこの解消に向けた取り組みとして、小中一貫教育の必要性を訴えてきました。

 

 現場の先生からは、同校の施設一体型小中一貫教育における効果について

(1)小学生の時から中学の部活を近くで見ているので、中学生になってからスムーズに入ることができる。

(2)小学生は中学生を良く見ている。中学生の良い部分を褒めることによって、小学生がいい意味でその真似をする。

(3)中学生になってから急に非行に走るような「中学デビュー」が少なくなる。などの話がありました。

逆に課題として、子どもたちの体に合わせた施設の充実が必要である。などが挙げられました。

 

小中一貫教育は、そのメリットが認められており、全国的には、京都市のほか、横浜市、品川区や三鷹市、呉市などが積極的に取り入れ、九州地域にも広がっています。


 

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