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公明党広報
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川口市 萩原一寿
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本日1月9日は成人の日、全国で122万人、埼玉県では72,888人の方が新成人となりました。大変におめでとうございます。公明党川口総支部では、川口駅東口で恒例の成人の日街頭演説会を開催いたしました。川口総支部副青年部長の江袋正敬市議、川口支部長の関口京子市議、私と川口総支部長の塩野正行県議が挨拶を致しました。

私が話をしたのは、新卒者の就業支援についてです。昨年10月現在の大学生の就職内定率は59.9%ここ10数年で過去最低レベルになっております。厳しい景気低迷が原因としてあげられますが、それだけではありません。

学生の希望する就職先が安定性のある大企業志向になっており、それによって、就職をされなかった方が翌年の就職を目指し就職浪人するという状況があります。昨年度の就職せず、卒業された学生は約10万人いたとの報道もありました。

しかし、中小企業の求人はまだ十分あるにもかかわらず、学生の希望がより大企業に向いているため、人材が来なくなっているという状況があります。これでは、悪化している雇用も改善できず、中小企業にも人材がこないので経済全体を見れば、マイナスであります。

私は、昨年の秋に学生や大学を卒業し1,2年の社会人の方と懇談する機会がありました。その時に、話があったのは、「新卒者に関する中小企業の求人情報が少ない。」とのお声でした。

私は、昨年12月議会の一般質問で新卒者の就業支援についてとりあげました。それを、ご紹介いたします。下記がその質問・答弁の全文になります。

【質問】

次に(4)新卒者の就業支援についてうかがいます。文部科学、厚生労働両省は、先ごろ、来春卒業予定の大学生就職内定率を発表しました。それによると10月1日時点での内定率は、59.9パーセントで、前年を2.3パーセント上回っているものの、調査を開始した1996年以降で、就職氷河期と呼ばれた2003年を下回り、過去2番目の低い水準になっております。長引く景気低迷により学生の『安定志向・大企業志向』が強まる一方で、様々な理由から中小企業への就活を2の次にしている学生も少なくないのが実情です。その結果、将来性のある中小企業においても若手人材の獲得に苦戦するというミスマッチが起き、これが就職率低下の一因とも目(もく)されております。更に深刻なのは、大企業に就職できなかった学生の中に、来年の採用をめざして「就職留年」する人が急増している点です。今春は就職留年が7万人を超えたというマスコミ調査もありました。

先日、私も就活中の学生と懇談する機会を持ちました。ある学生からは『大学のキャリアセンターや就職サイトなどの情報は大企業が中心で、中小企業の求人やセミナーなどの情報が少ないのです。それも、大企業志向を高くさせている原因ではないか。』との話がありました。学生の目が大企業ばかりに向いていては、中小企業が99%を占める本県の雇用情勢は一向に良くなりませんし、本県経済の発展にもマイナスです。本県においても未来を担う新卒者に対して地域に密着した本県の中小企業の素晴らしい就職情報を出来る限り発信すべきと考えます。

そこで産業労働部長にお伺いいたします。①点目として就職内定率の低下が懸念される新卒者に対する就業支援について、本県としてどう取り組んでいくのか、お答えください。②点目として中小企業の就職情報が少ない。もっとほしいという学生の声に本県としてどう応えていくのか、お尋ねします。

【産業労働部長答弁】

御質問4「新卒者の就業支援について」お答えを申し上げます。
新卒者の就職率を上げるためには、早い段階から中小企業に目を向かせること、学生と中小企業とのマッチングを進めること、親の大企業志向を変えることなどが重要と考えております。
このため県では、今年度から大学と連携し、企業紹介セミナーや中小企業主体の合同企業面接会、保護者対象の就職セミナーなどを実施しております。
こうした事業を通じ大学と中小企業とのパイプができつつあります。県としては今後もこのパイプを太いものにし、学生と中小企業とのマッチングをしっかりと進めてまいります。
また、地域での就職支援を強化するため、ヤングキャリアセンター埼玉のブランチ設置についても検討を進めてまいります。

次に、中小企業の就職情報を求める声にどう応えるかでございますが、情報は量と新鮮さが大切であります。
まずは、これまで少なかった中小企業の情報をいかに収集し、タイムリーに学生に届けるかです。
今後、更に企業開拓を進め「彩の国仕事発見システム」などでの情報発信に努めてまいります。
しかし、学生からのアプローチを待っているだけでは、具体的な中小企業の情報が学生に十分伝わりません。
このため、大学のキャリアセンターに就職情報を積極的に提供し、大学と一体となって必要な情報が必要な学生に届くよう取組を進めてまいります。
今後もより多くの中小企業情報を学生に届け、新卒者の就職率アップに努めて参ります。

ここ近年、公明党青年委員会として、新卒者の就業支援を行ってきました。今後、埼玉県としてその就業施策の整備、充実をはかって参ります。

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