女性模擬議会議員と子育てサークル・町民協働による 「軽井沢町の子ども・子育て支援」に関する提言書

軽井沢町町長 藤巻進 様 

 町民協働による「軽井沢町の子ども・子育て支援」に関する提言書

                                  【軽井沢子育て応援ワーキング】

 

1.はじめに

平成26年2月6日に「軽井沢町女性模擬議会」が開催され、日頃より課題としている子育て政策について模擬議会議員有志が一般質問を致しました。その後、これまで町内にて、子育て支援に関わってきた団体、子育て中の保護者、子育てを終えた子どもたちを見守る世代、町女性議員など幅広い層が集い、ワークショップなどを開催してきました。その中で「子育て世代が住み続けたいと思うまちに」また、「保護者が安心と喜びを感じながら子育てできるまちに」について議論を深め、提言書をまとめました。

2.町の現状

2014年5月に公表された日本創生会議の人口減少将来予測によると、日本の総人口は2008年をピークに減少に転換する内容がしめされています。

軽井沢町の人口は、国の人口問題研究所の予測に反して増加傾向にあり、平成22年(2010年)19,018人が平成26年(2014年)は2万人と増加を続けています。一方、年少人口を構成比でみると以下の様に減り続けています。

 

区分/年度 2000 2005 2010 2015 2020
年少人口( 0~14歳) 15.2% 14.1% 13.0% 11.7% 10.7%
若年女性(20~39歳) 25.7% 23.8% 21.3% ―― ――
老年人口(65歳以上) 19.6% 22.4% 25.0% 30.0% 33.4%
(軽井沢町・国勢調査より) (国立人口問題研究所)

 

また、人口減少の要因の1つには、20~39歳の若年女性の減少にあるといわれており、子どもを産み育てたい人の支障となる要因を解決することが必要と考えられます。

こうした中、平成27年4月より本格スタートする「子ども・子育て支援制度」では、子どもと子育て家族を「社会をあげて支えることの重要性」が再認識されています。

3.提言の位置づけ

この度の取り組みは多くの方々のご理解とご協力により提言書としてまとめることができました。

今後、当町における「子ども・子育て支援事業計画」の策定に当たっては、各々の生活に適した子育てができ、子育てをめぐる様々な課題の解決ができるよう、積極的に本提言を取り入れご活用いただければと考えます。

4.ワークショップでの議論とまとめ

ワークショップの様々な議論の中から「地域の子ども・子育て支援」に関して、以下のような「課題と解決策」にまとめました。

(別紙・エクセル)

 

 

5.軽井沢町の子ども・子育て支援に関する提言

~妊娠・出産・産後ケア・子育て~の切れ目ない支援構築を目指して

(1)妊娠・出産・産後の育児

① 軽井沢病院を利用し、常勤助産師が中心となり産後入院や日帰りを含む産後ケアを行う。

イ)常勤助産師による授乳指導・母親の産後の体の相談・育児の相談体制の充実

② 地域における妊娠・出産・育児に関して切れ目のないサポート体制作り

  • 保健師の増員
  • 産前・産後期における訪問型子育て支援の拡充(訪問支援ボランテイアを養成し、町と民間との連携の仕組みを構築する)
  • 出産後の家庭訪問回数の拡充

③ 結婚から育児に関する総合案内冊子の作成と配布(御代田町の子育てガイドブックを参照)

イ)0歳〜18歳の子どもを対象とした情報誌にする。

ロ)療育支援も含めた支援情報の提供

ハ)全子育て世帯への配布(特に母子手帳申請時と転入時)とインターネッ

トを活用した情報発信

(2)子育て支援センター

切れ目ない支援の拠点として最も大事なのは「子育て支援センター」であります。軽井沢町における子育て支援センターの現状は、利用している保護者、支援者の両面から見て決して満足いくものではありません。

この度「新子育て支援センター」の開設に伴い町民のニーズを反映した事業展開を心から希望いたします。

① 専門家(助産師・保健師・保育士)を常勤させ、相談体制の充実を図る。

  • センタースタッフが来訪者への関わりを増やし、子育ての悩みを相談できる場とする。
    • 来訪者にとって居心地よいセンターの雰囲気づくりを行う。
  • 施設に親しみやすい愛称をつける。
  • 来訪者が孤立しないよう、他の来訪者やイベント参加への橋渡しをする。
  • 幼児の月齢または年齢ごとの集いの開催
  • 専用スペースとルールを作リ、常時飲食可能にする。
  • 子育てサークル活動等への理解・活動支援・会場提供を行う。
  • 兄弟で利用できるよう利用年齢制限を見直し、異年齢交流・高齢者・ボランティアとの交流も可能にする。

③ 育児関連情報を共有できる場とする。

イ)民間やサークルなどの育児関連情報も掲示する。

ロ)子育て支援のための町のホームページの充実。

  • ハード面の整備。(新子育て支援センター)

イ)子どもの施設にふさわしい遊具や遊びを提供する。

ロ)冬季など、天候・寒さに左右されない屋内遊戯室の整備(床暖房など)

ハ)車で入りにくい出入口の整備

ニ)駐車スペースを広げ、完全に遊び場と分ける。

 

(3)保育園・一時保育

① 保育士(臨時職員)の労働条件の見直しと増員

② 保育園の休日保育の利用回数制限の緩和

③ 一時保育の利用制限の緩和と料金体制の見直し

  • 一週間以内の申し込みでも一時保育利用を可能にする。(但し受け入れ可能な状況時のみ)
  • 保育料を一時間単位にする。
    • 病児・病後児保育の受け入れ
  • 軽井沢町病院内での実施
  • 若しくは研修を積んだファミリーサポートの会員で対応し、利用をすすめる。

 

(4)ファミリーサポート

① 利用者への経済的支援

イ)低額料金で利用できるように町で補助する。

  • 専用の事務所の設置

イ)事務所を子育て支援センターに置く。

  • 保育に適した場所の確保

イ) 子どもを預かった会員(協力会員)が支援センターで子どもを預かることができるようにする。

 

6.参考

女性模擬議会(子育て部会)から提言書提出までの流れ

日付 名称 参加人員 参加者
平成26年2月6日 女性模擬議会 子ども関係質問者16名中5名 1入澤晶子2渡邉妙子3城川記代江4内堀麻理子5黒岩美保
5月12日 メンバー懇談会 14名 女性模擬議会議員
6月25日 オープンハートテラス定例会 10名 城川他篠原
7月 いきいき子どもネットワーク定例会 7名 小西・真島他篠原
10月14・15日 女性議員視察子育て先進地・宮城県利府町・埼玉県三芳町 3名 横須賀川島篠原
10月21日 第1回ワークショップ検討会 7名 小西・城川・黒岩渡邉・女性議員3人
11月 4日 第2回ワークショップ検討会 7名 小西・城川・黒岩渡邉・女性議員3人
11月 7日 第3回ワークショップ検討会 3名 本城小西・篠原
11月13日 ワークショップ 30名 本城・子育て応援ワーキング
12月 9日 第1回ワークショップまとめ 9名 本城・岩瀬・小西黒岩・渡邉・音津篠原・横須賀
12月16日 こもロッヂ見学 2名 小西・篠原
12月18日 第2回ワークショップまとめ 8名 小西・真島・岩瀬・清水黒岩・渡邉・音津・篠原
平成27年1月7・16・19・26日 ワークショップまとめ 各6名 小西・黒岩・渡邉城川・真島・篠原
1月28日 全体まとめ 8名 黒岩・渡邉・城川・音津篠原・川島・本城・岩瀬
1月30日 藤巻町長へ「提言書」提出 8名 小西・黒岩・渡邉・城川真島・篠原・川島・横須賀

7.まとめ

軽井沢子育て応援ワーキングは、引き続き様々な子育ての課題について協議し、今後は提言内容がどのように扱われ、施策に反映されていくのかを見守りながら、町政への参加意識を高めていきたいと考えております。

 

参加メンバー(代表)

小西智恵・真島聡子・城川記代江・黒岩美保・渡邉妙子

町女性議員(横須賀桃子・川島さゆり・篠原公子)

軽井沢町子育て応援ワーキング(ワークショップメンバー30名)

(平成27年1月30日 提出)

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