バックナンバー 2018年 8月 9日

 

1、視察・研修日時・テーマ

 8月3日(金)13:30~15:00 松本市の健康寿命延伸の取組について

 

2、視察場所:松本市役所

 

3、調査目的:2025年を視野に、墨田区の健康施策の再構築が求められている。とりわけ健康寿命の延伸は最重要施策。

財源に限りがある中で、福祉、保健、医療・介護の連携、高齢者の住まいと住まい方など多くの課題解決に向け優先順位をつけ取り組む必要がある。最小の経費で最大の効果をもたらすために松本市の健康施策を学んでいく。

 

4、調査内容

① 長野県全体で健康づくり推進員制度を導入し定着していることがベースにあり、健康寿命延伸施策の推進にとって大きい役割を果たしている。

② 地域コミュニティ(35地区)ごとに地区づくりセンターを設置していて、地域力の向上に寄与している。

③ 地域力の向上が健康づくりの原点との視点で、健康づくりセンター内の福祉ひろばが地域づくりの拠点。

④ 平成7年から全地区に「福祉ひろば」を設置→当初は高齢者中心の利用が主だったが、今は子育てサークルや子どもから高齢者まで多世代の交流の場にもなっている。

⑤ 健康づくり推進員がOBも含め各地域で活動している。

⑥ 大学や企業との連携 

・若い時からの認知症予防プログラム

・がん検診啓発パンフレット作成

・コンビニで健康相談

⑦ こどもの生活習慣改善事業 小学校5年生と中学校2年生に血液検査を導入(平成13年度から)

⑧ 働き盛りの生活習慣病予防事業

 

5、所感:企業との連携により、若い世代からの健康意識の醸成に効果がある。小中学生の血液検査はコストパフォーマンスが低いと思われていたが、生活習慣病予備軍の低年齢化が進み、グレーゾーンが多いとのことだった。食生活の改善は子どものころから求められることが理解でき参考になった。

市独自のがん検診が多い(肺がんCT検診、乳がん超音波検診等)

予防接種費用の助成制度も充実(おたふくかぜ3000円を助成、就学前の幼児にB型肝炎2500円を助成)

身体活動維持向上事業=ロコモ予防、メタボ予防、市民歩こう運動

健康増進、健康寿命延伸を目的として、以上のような多様な事業を実施している。費用対効果の検証は必要だが、参考になる事業が多い。

  

 

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