第6回ストリートジャズフェスティバル、天候にも恵まれ大盛況でしたね。あいにく今日は雨となってしまい、片づけ、清掃の作業は大変でしょうが、スタッフ・ボランティアの皆さんには最後まで無事故で終了するようよろしくお願いします。

昨夕は錦糸公園の男子トイレが行列になるなど、私にとって初めての経験でした。大変な人出だった証です。
私自身は最後に「82 ALE HOUSE」で行われたライブに行き、EIKOさんの弾き語りによる「LET IT BE」と「スタンドバイミー」を聴くことができ感激でした。

『5年続けば定着する、10年続けば伝統になる、20年続けばまちを変える』全国の行事やイベントを見てきた私の率直な感想ですが、すみだストリートジャズフェスティバルは、完全にすみだの夏の風物詩・伝統になってきましたね。経済波及効果も多大なものがあると思います。
まち全体を音楽で埋め尽くす・・・ならぬ、まち全体をアートで埋め尽くす=トリエンナーレ、ビエンナーレを調査しているところですが、インバウンド施策の一つとしても文化・芸術は伸び代が大きい分野だと考えています。
言うまでもなく費用対効果を常に念頭に置かなければなりませんが、文化・芸術あるいはスポーツにおける経済波及効果をどうとらえるかについて、発想を変えるべき時に来ています。その上で効果のある事業を取捨選択する・・・既得権との戦いもあろうかと思いますが、公平・公正・中立をモットーに決断していこうと考えています。

 

ジャズといえば先月訪れた愛知県岡崎市でこのような話を伺いました。

岡崎市はジャズの街として知られ、ジャズ演奏家や愛好家にとってメッカと言われているそうです(私は存じ上げませんでしたが・・・)

その淵源は、岡崎市で生まれ育った一人の医師が日本におけるジャズの興隆をめざし、私財をなげうち、ミュージシャンと交流し、時に支援するとともに世界的にも貴重なレコード等を収集し続けることによって日本のジャズ界の父とも呼ばれるようになったことにあるそうです。健在だそうですが、現在は高齢で活動ができないため所蔵品を市に寄贈したことで、市として展示スペースをつくり、また日常的にイベントを開催するようになったとのこと。イベントの運営もほとんどがボランティアの方々によるもので、常時活動しているグループも数多く育ってきたそうです。

一人の人の熱意が街を動かし街を変えた例として特筆するべきものがあります。時代は違い、個人が私財をなげうってまちづくりをする時代ではありませんが、一人の人の情熱と創意工夫、アイデアによって周囲の人を巻き込みやがて街を動かし行政を変革することが可能となります。

これからの基礎的自治体に求められることは、行政内部においては、国や都、あるいは上司の顔色を窺っていうべきことも言えない人材ではなく力のあるクリエイティブな人材を育てることにありましょう。また、地域にあっても同様な人材を積極的に生かす努力が望まれます。

 

これからの墨田にあっては人を育てること。これが最大のテーマといえましょう。

 

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