Archive for 2011年 3月

被災者の生活支援と復興に全力を!

 このたびの東日本大震災で亡くなられた方に対し心より哀悼の意を表すとともに、被災された方にお見舞い申し上げます。

 私自身は、3月11日の大地震発生時に知人のマンションにおりました。11Fだったので大変な揺れで一部の家具が転倒するなど、深刻な事態になるだろうと判断し、一人暮らしの高齢者のお宅など数件の安否確認の後、防災服に着替え避難所となった小学校を回らせていただきました。

 避難してきた理由などを伺い、不安が解消されるよう行政と連携を取りながら対応させていただきました。

 今回の対応で墨田区においても教訓とすべき点がいくつもあったので、今後墨田区の防災対策の見直しに役立ててまいります。

 本日になり生存者が見つかるなど、時間との戦いの中救出活動に従事されている方に心から敬意を払うとともに、被災者の生活支援と復興へ向け、国を挙げて全力で取り組まねばなりません。

 墨田区からも備蓄品の中から水やアルファ米などを一部の被災地に送りましたが、更なる物資の提供や被災者の受け入れに積極的に取り組みます。
 現時点で緊急の受け入れ先としてすみだセミナーハウス(約50人)、旧曳舟中学校体育館(約200人)、あわの自然学園(約180人)が検討されています。
 各地で公営住宅での受け入れを決定していますが、避難されてから亡くなる方がいる現状を見聞きするにつけ、時間との勝負であると感じます。最優先の課題としてスピーディに進むよう調整してまいります。

 現地の災害対策本部で働く自治体の職員も被災者であることと膨大な避難所・被災者の数を考慮すると、国と県、そして地元の自治体の連携・調整が重要と思うのですが、司令塔が機能しているのか疑問に感じます。今後ボランティアが続々現地に入ると思いますが、行ってからとまどったり足手まといになるようなことがあってはなりません。物資も含めどこにどのような人材がどの程度必要なのか、現場の状況を把握し調整する人員がもっと必要ではないかと思います。

 原発の問題なども情報提供のあり方に不安を感じ、親戚や知人を頼って移動し始めている方もいます。車上生活をされている方も多いと聞きます。公明党はこのたびの大災害をいたずらに勢力拡大の手段とせず、国を挙げ被災者の支援がスピード感をもって進むよう、地方議員と国会議員が連携を取りながら取り組んでまいります。

 墨田区においては、昨日スカイツリーが完成時の高さ634メートルに到達したという明るいニュースもあります。

 日本はこれまでどのような困難があろうと乗り越えてきました。被災者の皆様が、このスカイツリーを希望を持って見上げていただく日が来ることを思い描きながら、復興に向け全力で取り組んでまいります。

 

平和への思い・平和祈念館の早期建設を!

 東京大空襲から66年の歳月が経過しました。

 すみだに生まれ育った私は亡き祖母から東京大空襲の話をたびたび聞きました。

 当時は向島の秋葉神社のそばに住んでいたそうです。96パーセントが焼失した旧本所区の一番北の端に位置していたことになりますが、我が家も焼失し、逃げ惑うなか言問橋から見た死体が折り重なった光景は忘れられないといつも語っておりました。

 生死を分けたのは、紙一重の偶然だったのでしょうが、幸い私には空襲で亡くなった身内はおりません。

 そのすみだのど真ん中に東京スカイツリーが明年開業します。

 スカイツリー周辺でも多くの方が亡くなりました。

 どこよりも平和への強い思いを持っている墨田区民にとり、このスカイツリーが観光だけではなく、平和のシンボルになってほしいと願うのは私だけではないと思います。

 東京都においては1990年代に平和祈念館建設構想がありました。歴史認識の違いから都議会各会派がイデオロギー論争を始め凍結されたままになっています。財政難も一因と聞いていますが、現在では都議会の合意を得て実施するとされています。

 見解の相違を超え、戦争に対する認識を次世代につなぎ平和を望む日本人の心を発信する施設がなぜ東京にないのか?

 沖縄や広島、長崎には戦争犠牲者を追悼し、情報を発信する平和関連の施設が数多くあります。

 まもなく、都知事選が行われますが、候補者には、ぜひ凍結されたままの「平和祈念館構想」についての自身の考えを述べてほしいものです。戦争体験の語り部も多くは70代以上。残された時間はあまりありません。ぜひとも、政策課題にあげてほしいものです。

 東京都が動き出さないので、それならば区独自に平和祈念館、あるいは平和公園の開設をこれまで提言してきましたが、本来は東京都が実施することが望ましいと考えています。

 スカイツリーの成長する姿を眺めながら、その周辺で亡くなった方々の思いを伝えていかなければならないとの強い意志を確認する毎日です。

議会改革⑦

 読売新聞の東京版に「センセイの仕事 統一選 2011」と題する特集記事が5回にわたり掲載されました。

 地方議員のことを「センセイ」と揶揄するような表現を使っていることから、住民の代表と言えない議員は不要なのではないか。そして、そのような議員が圧倒的に多いのではないか、ということを言いたいのだと思います。

 こうした記事が出ることは、当事者である議員として反省する部分が見えてくると共に、区民に少しでも地方議会と4月に行われる統一選への関心が高まることが期待されるので大歓迎です。

 できれば、もっとストレートな表現で、現在の地方議員・地方議会のあり方を批判し、問題提起をしてもらいたかったという感想を持ちました。

 確たる裏付けがないまま議員を批判し、区民に誤った認識を植え付けようとする勢力があることから、マスコミには適切な取材をしていただき、問題の抽出と共に改革の芽が出始めていることも含め公平に報道することを期待しています。

 

 さて、前回の続きですが、具体的な項目を検討する際の参考資料として、3年ほど前に議会改革へ向けた工程表表を作成いたしました。

議会改革工程表

 

 検討内容は多岐にわたりますが、前回紹介した3つの視点(①開かれた議会 ②政策立案機能の強化 ③議会審議の充実)で整理し、議論を進めていくことで、最終的に議会基本条例の制定につなげることが理想的であると考えています。

 ただ、こうした積み上げ方式では時間がかかる(区民参加が原則ですから1年半~2年程度かかると思われます)ことから、議会基本条例制定委員会などの条例検討組織を議長の諮問機関として設置して条例に盛り込む内容の検討からスタートし、1年程度で議員・議会のミッションの認識を共有し、条例を制定する手法でもよいかとも思います。(どちらのやり方でも、議員個々の議会改革に対する研鑽と熱意があることが前提ですが・・・)

 この場合は、早稲田大学マニフェスト研究所が作成した下記の内容に沿って議論を進めれば、比較的短期間で検討できると考えています。

 議会基本条例の主な項目

 

 まずは、一刻も早く「議員・議会の見える化」を進め、区民の信頼を得るために議論に着手することが必要です。

 今後もそのリーダーシップをとってまいります!

   
 

予算委員会が本日閉会いたしました

 

 2月15日に開会された予算特別委員会が本日閉会いたしました。

 スカイツリー開業前年の一年間は墨田区にとり勝負の年です。こうした意識を行政が持ち合わせていないことにこれまでは落胆の連続でしたが、今回の予算審議を通し、多少危機感を共有することになったと思います。

 スカイツリー誘致が決定してから5年。一貫して主張してきたことは、スカイツリーを起爆剤とした墨田区をどう活性化させるかということでした。

 様々な提案をした中で、一貫して言い続けてきたことが二つあります。

 そのひとつは、ものづくりのまち墨田の特性を活かし、「観光関連グッズ」を区内企業で生産・販売することです。おしなり君や本日発表されたあづまちゃんもスカイツリーがなければ生まれなかったキャラクターですから、こうした広くスカイツリーに関連した観光グッズをできるだけ区内企業でつくるよう提言してきましたが、今のところ外国製や区外企業のものが主流で区内の生産品があまり販売されていないことに正直失望しております。

 むろん、区内でも商品開発に取組んでいる企業もあり、一部製品化もされていますが、結果としてスカイツリーの回りや東武鉄道の売店などで区内の生産品はあまり販売されていません。成果を出さなければ、生き残れなかった厳しいビジネス社会を生き抜いてきたものからすれば、結果がすべてであり、区の対応は生ぬるいと言わざるを得ません。

 一つの製品を販売するためには印刷物や包装紙・袋など付随するものがたくさんあります。そうしたものすべてが区内企業で生産できるものです。袋詰めなどを障がい者にやっていただければ、障がい者の所得アップにもつながります。

 今までも言い続けてきたことですが、こうした点を改めて今回取り上げました。

 一つのものから派生する効果についてあまり理解されていなかったようでしたが、今回指摘したことで、区内企業に経済効果が波及するよう強力に取組む旨の答弁があったので、引き続き推移を見守っていこうと思います。

 もうひとつこれまで言い続けてきたことは、雇用の拡大についてです。

 平成20年に出された「新タワーによる地域活性化等調査報告書」によると、スカイツリー開業にともなう経済効果のうち、直接雇用4594人、間接雇用436人の新規雇用が発生すると推計されています。

 このときから、区民の雇用確保・拡大に行政が積極的に働きかけを!と主張してまいりましたが、具体的な政策が出てこなかったので、先月の第1回定例会本会議の代表質問で、スカイツリー街区内に東武鉄道が設立した維持管理会社やテナントをはじめとして、関連して運行を開始する循環バスを受託する企業や観光関連グッズを生産する企業の新規雇用に係わる合同就職面接会を区役所内のリバーサイドホール等で開催してはどうかと提案しました。墨田区民に限っての募集は法令上できませんが、リバーサイドホール等で開催することができれば区民にとり有利であることは間違いありません。

 これについては、前向きな答弁が返ってきたものの、山﨑区長は、面接会ではなく説明会と微妙に表現を言い換えていました。

 したがって、今回の予算委員会で再度山﨑区長に合同就職面接会の開催を訴え、区長は東武鉄道に引き続き交渉していくとのことでしたが、これについてもしっかりと行政側の取り組みをチェックしてまいります。

 私がなぜこれほど観光関連グッズの製造と雇用の拡大にこだわってきたかというと、国際観光都市として活性化を図るといっても、所詮経済的な恩恵を区内企業や区民にどれだけ波及させることができるかにかかっている、という信念があるからです。

 野卑な表現になりますが、区民に金儲けをしてもらわなければ、スカイツリーを誘致した意味がありません。スカイツリーのおかげで我が家は飯を食わせてもらっている、と言っていただける区民をどれだけ誕生させることができるかということです。

 こうした私の考えが、予算委員会を通じ区長をはじめ執行部に充分伝わったと確信はいたしますが、成果として現れるよう引き続き厳しく監視していきます。

  

 

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