今日から26日までの日間開催される第12回図書館総合展に、大越区議、とも区議の3人で行ってきました。

 

 

 同展は図書館業界最大のイベントとして回を重ねるごとに内容が充実していますが、今回視察に訪れた最大の目的は、図書館流通センター主催のフォーラム「図書館を使った調べる学習コンクール:その効果について総合的に評価する」に参加するためです。

 「図書館を使った調べる学習コンクール」とは、聞きなれない言葉だと思いますが、調べる学習や学校図書館の重要性に着目し、調べる力、書く力、表現力などのスキル向上に寄与することを目的に1997年にスタートしたものです。興味ある方はぜひ主催しているNPO図書館の学校のホームページをご覧になってください。

 会派として、かねてより子どもの教育環境の整備は最重要の課題として取り組み、その中でも学校図書館の充実と学校図書館と公共図書館の連携について先進事例を紹介しながら様々な事業を提案してまいりました。

 様々調査した結果、学校図書館を強制的に充実させるツールとしてこの「図書館を使った調べる学習コンクール」への参加が最適であると判断し、このたびの決算特別委員会で再度協力に提案いたしました。

  今日のフォーラムは今年で14回目をむかえた同コンクールの効果について東京大学の根本教授と大学院生が詳細に検証した結果を報告するもので、私のこれまでの取り組みが間違っていなかったことがわかり、あらためて墨田区においても同コンクールへの参加を前提とした地域コンクールの開催を実現するまで徹底して取り組もうと決意いたしました。

 終了後、根本先生と懇談。新たな学習指導要領ので、調べる学習の評価が高まるよう期待しているが、サポート体制の重要性について認識が一致しました。

 主催者の図書館流通センターの話では、都内では来年度から学校図書館支援員の配置を検討している自治体がかなりのかずにのぼるとのこと。調べる学習を進めるには学校側の協力が不可欠なことから、専門職の司書の配置を強く求めていきたいと思います・

 午後から展示コーナーに移動。図書館に係わる企業・団体の各種展示を見学いたしました。

 

 昨年墨田区が所蔵する古くからの写真データをデータベース化したのですが、その作業を受託した企業が出展していて、そのデータを活用し、区に新たな提案をしているそうですが、その展示を見ると非常に興味深いものでした。

 上の写真は、わかりづらいかもしれませんが、iPadのようにデジタル画像を触るだけでサイズを変えたり、向きを変えたりできるもので、技術の進歩で可能性が大きく開かれることを実感しました。

  

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