観音寺ブランド認証制度実施へ
2017.7 東北3県個人視察研修報告
2017.7 東北3県個人視察研修を7月10日(月)~13日(木)の4日間実施致しました。
今年度は、市議会有志会2名、市議会公明党1名で合同研修を行いました。
青森県・黒石市 生涯学習のまちづくりについて
岩手県・久慈市、盛岡市 議会改革について、盛岡ブランド制度について
秋田県・秋田市 婚活イベントについて
視察内容の詳細につきましては、下記報告書を参照下さい。
小さな声を聴く力、仲原自治会要望が実現。
婚活事業・ふたりの出会い応援事業(シングルズカフェ秋田)を研修
7月13日(木) 13:00~
- 秋田県・秋田市行政視察
調査項目「ふたりの出会い応援事業(シングルズカフェ秋田)について
事業概要
交際、結婚を望む独身男女が気軽に交流するきっかけとして、シングルズカフェ秋田、映画祭を実施することに加え、交際、結婚の足掛かりとなるようなセミナーを開催。
また、あきた結婚支援センターでのマッチングなどの支援を促進し、登録料の半額を助成し、結婚の支援を行う。
平成28年度実施状況
企画運営 民間委託 事業費450万円
開催日数 289日(実施:101日、中止:188日)
申込人数 1,462人(男926、女536)
参加者 1,048人(男580、女468)
実人数 563人(男220、女343)
確認 「恋人できた」17人(男5人、女12人) 「結婚した」2人(女2人)
回答率 98人/509人
効果
結婚したいと思うようになった
自分の性格や生活を見直すようになった
異性との交流が増えた
課題
平成28年度は、毎日開催としたことで申込が分散し、中止となる日があった。よって、参加者を集中的に確保するため、月1回維持用出会いの場を開催する。合わせて、スキルアップセミナーを開催する。受託事業者と、成果の確認・検証に努める。
視察所感
婚活支援はどこも智恵の出し合い、おせっかいの度合いをどの程度にするのか?若者受けする企画力が問われる。県内の自治体で婚活専門の職員を採用して相談希望者にピンポイントでタイムリーに情報提供を行っている事例が紹介されていた。そこまでやらないと結婚・定住は難しい時代。
岩手県久慈市の議会改革事例を研修しました。
- 岩手県・
久慈市行政視察 調査項目 「議会改革について」 議会基本条例の特徴
- 前文に方言を盛り込み、住民が親しみ易くした
- 「議会活動の検証」明記
- 市民と議会が協働する「かだって会議」を設地
- ICTを積極的に活用
- 正副委員長の所信表明の機会を設けた
- 議会同士(事務局同士)の積極的交流
議会の変化 情報公開の基づく市民に開かれた議会、市民に対して説明責任を果たす議会、市民の多様な意見を聞き、政策立案や提案に取り組む、市民生活にどのような変化をもたらしたか検証、わかりやすい議会運営というPDCA検証をしている。 議会基本条例第8条3項に、市民の意見を反映させるために、市民との意見交換の場を多様に設け、広聴広報の充実に努める。一緒になって何かをする「かだって会議」を設置。 ワールドカフェ方式の議会報告会を開催して好評を博した。通年議会を開始した。100万円以下の専決案件に関しては、「指定専決処分」として議会を招集せずに対応している。 ICTの積極的活用は、無料クラウドサービス・グーグルウェアアプリを利用し、会議の開催通知や会議資料を議員、事務局間で共有。タブレット端末を所有する仕掛けを作ったことで、全議員が所有するまでになった。 正副委員長の所信表明は、住民・議員の前で公約することにより、より責任感が強まる。 視察所感 8年目を迎える議会事務局職員の活躍が素晴らしかった。議会報告会の市民参加も広報の多くを担っている。参加世代の薄い部分を議員に応援頂き参加人数を高めている。ICTにしても、議員と情報共有するためのツール、災害時の対策本部情報を議員に通知、各地域の議員から被害映像がリアルタイムで事務局に届く、議会から対策本部へ最新情報が届くという良い面が昨年の豪雨災害時に検証出来た。 予算を最小に止め、議員活動をいかにサポートするか議会事務局の先進的取組は大変参考になりました。
後継者を育てる生涯学習のまちづくりを研修
視察期間 2017.7月10日~13日
7月10日(月) 14:30~
- 青森県・黒石行政視察
調査項目「生涯学習のまちづくり推進計画について」
計画策定の背景
人口減少や少子高齢化の加速が、地域活動の後継者不足という深刻な事態に発展。解決策として、生涯学習の考え方を取り入れ、市民一人ひとりの学びを活かした人づくり、まちづくりを進め、市の課題解決の重要な方策となった。
平成4年に第一次、平成17年に第二次計画を策定し、様々な施策・事業を展開して来た。目に見える効果を挙げるには、長期的かつ総合的な生涯学習の取組みが必要との結論に達した。
今回の第三次計画では、市の各部署が連携し「いつでも、どこでも、だれでも」学べる環境づくりをすることで、市民と行政の連携・協働のまちづくりへ繋ごうと計画。
具体的取組として、
- 市内10地区の公民館を生涯学習の活動拠点として「出前講座くろいし」を開設。
- 45の出前講座メニューを設け平成24年~28年まで実施、参加人数の統計を集計。関心の高い講座から施策や事業化がされ、A、B、Cで各課が事業評価を実施、計画目標年度内に達成見込みがあるのか?ないのか?実施している。
- これまでの全体事業143事業を分析・評価することにより新規7事業を新設決定。
計画最終年度に推進状況調査を実施し事業の新設、廃止を決定する。
視察所感
まちづくりには多くの市民参加が不可欠であり、地域コミュニティ、スポーツ、祭り、趣味、健康、防災等、取り組む分野は多岐に渡っています。活発な出前講座を活用し、地区内の声を聴き、新たな事業化を図る。そして、事業評価をしながら住みよいまちづくりに活かしていく、計画 事業化 実施 評価を徹底して推進している取り組みが大変参考となりました。