過日、関西公明会館にて開催の奈良県本部・和歌山県本部合同夏季議員研修会で、那智勝浦町の中岩和子議員が和歌山県本部を代表して活動報告をされましたが、本日の公明新聞の第1面=トップページに掲載されました。

党HPの公明新聞ニュースにはこちらからリンクできます

http://www.komei.or.jp/news/detail/20120821_8911

山麓に響く復興の槌音 公明新聞:2012年8月21日付

台風12号災害1年 心通う「チーム力」に共感
夏季議員研修会活動報告から

和歌山県那智勝浦町 中岩和子議員

孤立地区で救援に奔走
「大衆とともに」胸に刻み

昨年9月の台風12号災害から間もなく1年がたとうとしています。

那智勝浦町は台風や雨の多い地域ではありますが、昨年9月3日の夜はいつもの台風と様子が違っていました。那智川を流れ下る石の音が異常だったのです。世界遺産・那智の滝の麓で生まれ育って65年、こんな大きな音を聞いたのは初めてでした。

明るくなり外を見ると景色は一変。離れていた那智川がすぐ家の下を流れ、あったはずの田畑がありません。すぐに近所の安否確認に走り回りました。首まで水につかり、一晩、柱につかまって助かった友人もいました。

電話、電気、水道は全て止まり、県道、町道とも土砂崩れで通れず完全に孤立状態。家が流された人やオール電化の家庭では食事が作れません。私は自宅のプロパンガスでごはんを炊き、おにぎりを近所に配りました。水源地まで行って水をポリタンクにくみ、高齢者宅などへ娘と一緒に届けて回りました。炊き出しと水配りは毎日続けました。

7日にやっと県道が通じ、川下の地区へ行くと信じられない、変わり果てた光景が目に飛び込んできました。28人もの方が亡くなっていたのです。取る物も取りあえず各区の区長、小学校校長らを訪ね、要望を聞いて回りました。役場へ走り、仮設トイレ設置、生活支援、被災ごみの処理、土砂を取り除く道具などを寺本眞一町長に掛け合い、対応してもらいました。休校になった子どもたちのため、急きょ、学童保育所も開設しました。

人工透析患者から「命にかかわる」と相談を受け、県警や消防団の協力を得て何とか病院に搬送。また、公明党が導入を推進したドクターヘリで多くの命を救うことができました。

11日には山口那津男代表ら公明党の国会議員が町を訪れ、被災状況を調査。山口代表は被災された方を抱きかかえるように励まし、不眠不休で復旧活動を続けていた職員にも気を配り、声を掛けていました。公明党の市町村・県・国のネットワークは本当に大きく、心が通っているとあらためて思いました。

現在、町内の各地区で開いている語る会では、必ずその話をしています。参加者の方々も共感を寄せてくれています。

公明党の推進により激甚災害に指定されました。国や県の支援を得て、那智川沿いの谷8カ所に砂防ダムの建設が今、着々と進んでいます。那智川では5年後の復旧をめざし、流れ落ちてきた大きな石を割る音が山々と海に囲まれた町に響いています。観光客も少しずつ戻ってきています。

警報が出るたびに避難を繰り返す状況は今も続いていますが、世界遺産の町、生マグロの水揚げ量日本一の町、豊かな温泉の町として再び発展できるよう、「大衆とともに」の立党精神で、現場第一主義の公明党議員として“復興”のその日まで、力の限り取り組んでまいります。

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