1月28日東京行われた公開講座「子育て支援の現在と未来」に参加。
“人口減少時代と子育て支援のこれから”と題して読売新聞社の榊原智子さんの基調講演。
母親一人の子育てから地域全体の子育てへの変換がポイント。
◎国民一人ひとりが、「育児は母親が家庭でやるもの」という昭和的発想から「地域全体で子育てをささえる」という発想に切り替えること。
◎子育て支援を「救済型福祉」⇒「共存共栄型福祉」へ、「救貧福祉」⇒「家族政策」へ切り替える
◎すべての子どもへ良質な成育環境を保証し、子どもと子育て家庭を社会全体で支えるために、小中学校の義務教育と同様に幼児教育も所得制限のないユニバーサルな無償化の実現を目指すべきである
1日目 東京都武蔵野市 武蔵野プレイスを視察。図書館に「1生涯学習支援機能」、「2市民活動支援機能」、「3青少年活動支援機能」を機能を持たせた複合施設
特に印象的だったのは、青少年が本に気軽に触れ合えるように様々な工夫がされていること。
2日目 東京都板橋区 学習支援事業「まなぶーす」について
生活保護世帯、生活困窮世帯の子どもの学習支援を行い高校進学率を上げ「貧困の連鎖」を断ち切る取り組み。「貧困の連鎖」を断ち切るための行政の支援の必要性及び民間事業者との協働の重要性をを再認識させられました。
3日目 千葉県市原市 いちはら生活相談サポートセンターを視察。 生活困窮者自立支援法の施行に伴い実施。特徴は、「自立相談支援事業」、「子ども学習支援」、「家計相談支援事業」、「就労準備支援事業」を一体的二行っているため、生活困窮者が相談しやすい。生活困窮者自立支援は、相談内容が多岐にわたりかつ複雑なため、行政の直営では対応不能となる可能性が高い為、民間に事業委託するしかないと痛感しました。