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バックナンバー 2014年 10月

平成26年9月22日 個人質問②

~ だれもが意思疎通で自分らしく元気で安心に暮らせる社会を ~

難聴者とは、聴覚障害者の一区分で、一般的に聴力によって、軽度・中度・高度の難聴者います。

世界保健機関(WHO)による難聴の分類では、

軽度は、26dB〜40dBで、小さな音や騒がしい場所では聞き取れないことがある。

中度は、41dB〜55dBで、比較的大きめの声でゆっくり話せば聞き取れるが、少し離れるとあまり聞き取れない。

やや高度は、56dB〜70dBで、耳もとで大きな声で話すと聞き取れる。

高度は、71dB〜90dBで、耳もとで大きな声でやっと話すと聞き取れる程度。

重度は、90dB以上で、普段の会話はほとんど聞き取れない。

 

高齢社会の到来で、難聴者が着実に増えています。一般社団法人日本補聴器工業会は、国内の推定難聴者数を1994万人と推計しています。普段の生活で気付きにくく、放置されがちで、暮らしのさまざまな場面で支障をきたしたり、深刻な事態を招くこともあるとされています。

難聴支援の充実が求められています。

市民の皆様と接するなかで、特に高齢者の方々と接するなか会話の内容などを聞き間違えられたり、聞き返されるケースが多くなっています。

ほんの少し聞こえが悪くなった頃から、日常生活に色々と支障が出ていると実感する。難聴は困難が出てくるのは重度からかということでなく、軽度から支障があると思います。

加齢とともに、聴力が低下することで、高齢者の生活に深刻な影響を及ぼしている。難聴のためコミュニケーションが取りづらくなって、引きこもったり、困っている高齢者が大勢いるとも考えられます。年だから仕方ないとあきらめ医療機関等に相談しない人がいるなど、高齢化の進展とともに潜在的な難聴者の広がりがあると考えられます。

現状、他の疾病に比べ、難聴に対する関心が低い実態になっている。それは、難聴は「見えない」障がいである。徐々に進行するため、本人も気付きにくく、意思の疎通ができないことから、家族が初めて気が付くケースが一番多くある。しかし、単独世帯では、なかなか気づかず、放置した状況になりやすくなっています。会話が成立しないことで、気分が落ち込んで、抑うつ傾向が高まりやすくなるとされていることから質問しました。

平成26年9月22日 個人質問 ①

平成26年第4回定例会において個人質問をさせていただきました。

 

~ だれもが読み書きに困らない社会の構築を目指して ~

 

 私たちは、情報の八割を、目を通じて得ているといわれております。近年、高齢化の進展に伴い、視覚障がい者のみならず視力が低下した高齢者など、読み書きに支障がある人への支援の必要性が訴えられています。

日常生活を送るうえで、「読むこと」と自己の意思を表すための「書くこと」は必要不可欠の行為といえます。しかし、視覚障がい者や視力が低下した人や高齢者などには、これが十分に保障されているとは言えない状況にあります。

こういった読み書きに支障がある人への支援は、共生社会の実現に向けても重要な課題となります。そこで、必要となるのが、目の不自由な人を対象とした代読・代筆などの「読み書き支援」の充実であります。

例えば、金融機関や健康保険、公共料金、税金、役所などの重要なお知らせ、社会生活を送るために必要な書類などを受け取っても、目が不自由なために確認できない、細かい文字が読めずにそのまま放置してしまったという事態に悩む人は少なくありません。時には、信頼できる友人やボランティアの善意に支えられている側面もありますが、個人情報など知られたくない情報もあり、だれでも構わず代読や代筆を頼めるわけではありません。

また、東日本大震災では多くの被災者が避難生活を送る中で、避難所などに掲示された各種お知らせ等を自ら読めず、周囲に読んでくれる人もいなかったため、必要な救援物資を受け取れなかった高齢者や障がい者がいたとの指摘もあります。

あらゆる物事に関する情報化の流れが進展した今日において、情報を正確に得て、発信することは極めて重要であります。

視覚障がい者の方々をはじめ、視力が低下した高齢者にとって、生活に関わる情報支援は、欠かせないし、円滑に情報を入手可能とする取り組みが必要であります。

本市は、だれもが読み書きに困らない社会の構築を目指すべきであり、代読・代筆支援を必要とする人が、契約、金銭管理等で不利益をこうむったりトラブルに巻き込まれたりすることがないような支援の仕組みが必要であり、代読・代筆支援を必要とする人のニーズに応じていつでも身近な地域で、受けられる仕組みを構築する必要があることから質問しました。

竹村かずと
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