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太田国交相らに予算編成に対する要望書を提出
津波対策や粒子線治療の保険適用などを求める
県議会公明党・県民会議は、9月14日から15日にかけて太田昭宏国交相らを訪れ平成28年度予算編成に関する要望書を提出しました。
太田国交相を訪問し、私(谷井いさお政調会長)ら会派県議は、県の厳しい財政状況や課題が多岐にわたっていることを説明し
▼基幹道路ネットワークの早期整備(大阪湾岸道路西伸部の平成28年度事業着手及び国が主体となった整備など)
▼神戸空港を含む3空港一体運用の実現及びそれに至るまでの神戸空港の運用制限緩和
▼津波防災インフラ整備計画等の推進(津波)対策のための施設の整備―などを強く訴えました。これらの状況を聞いた太田国交相は要望の必要性について理解を示しました。
平成28年度国の予算編成に対する要望書(pdfファイル 3,182Kbytes)
また、前川喜平文部科学審議官、佐藤英道農林水産大臣政務官、山本香苗厚生労働副大臣、石破茂地方創生・特区担当大臣、三谷卓也内閣府参事官にも予算編成に対する要望・意見交換を行い、早急な対応を望みました。
国交相以外への主な要望事項。
≪文部科学大臣≫
1、学童保育待機児童対策の総合的な推進
2、小学校3年生以降の35人学級編成の早期実現
3、奨学金制度の充実と地方創生に資する制度の創設
≪農林水産大臣≫
1、都市農業における農地の保全と継承対策の拡充
≪厚生労働大臣≫
1、医師の地域偏在・診療科偏在を是正する仕組みの構築
2、粒子線治療(特に小児がん)への医療保険適用の推進
3、介護従事者処遇改善の推進
4、障害基礎年金の地域格差の解消
≪地方創生・特区担当大臣≫
1、人や企業の地方分散を促す抜本的な対策の実施
2、地方の創意を活かす自由度の高い新たな交付金の創設
3、地方創生を総合的に支援する地方債の創設
≪内閣府匿名担当大臣(少子化対策担当)≫
1、幼児教育・保育への支援の充実
2、幼児教育の無償化
成28年度予算編成に対する重要政策提言を申し入れ
地域創生や防災・減災対策とともにリーダーシップを要望
県議会公明党・県民会議は、9月11日、県庁内で「平成28年度当初予算編成に対する重要政策提言」を井戸知事に申し入れました。
申し入れ書では、「地域創生が本格化する平成28年度当初予算においては、今秋策定される『兵庫県地域創生戦略』(仮称)を踏まえ、人口の自然増・社会増対策や地域の元気づくりに寄与する事業に予算を重点的に配分する必要がある」と指摘。
そのうえで
①人口増対策として、女性が子どもを産み育てやすい環境づくりや子育てにかかる経済的負担の軽減
②県の魅力発信による定住促進や働く場づくりとしての企業誘致などの多角的な施策の実施
③地域の連帯や県民の主体性を高める施策の強化
―などの必要性を強調しています。
中では、地域創生、防災・減災をはじめさまざまな分野にわたって政策を具体的に示し、来年度予算への反映を強く求めています。主な事項は次の通りです。
●最重要事項
1、子育て支援の充実(人口自然増対策)
◎他府県に先行実施している「ひょうご多子世帯保育料軽減事業」の支援対象について、第3子以降から第2子以降への拡充を
2、既存住宅の有効活用(人口社会増対策)
◎既存の住み替え支援制度を利用するために必要な改修への支援等、都市部でも適用可能な支援策を講じること
3、健康増進の充実(健康長寿社会対策)
◎健康診断、保健指導の受診、健康体操や健康セミナーへの参加等に対するインセンティブとなる「ヘルスケアポイント制度(仮称)」を市町と連携して創設すること
●重点要望事項
1、支え合う地域づくり
2、安心な地域づくり
3、持続可能な地域づくり
4、魅力ある地域づくり
5、活力ある地域づくり