Archive for 2014年 7月

減額や第三者機関の設置などを強く要望

 県議会公明党・県民会議は7月28日、5項目にわたる、県議会の政務活動費の見直しに関する申し入れ書を梶谷忠修県会議長に提出しました。

 申し入れ書ではまず、「今回の野々村竜太郎元議員の不自然な政務活動費支出については刑事告発を受け、警察による捜査が継続しているところであるが、議会の公開性、透明性の向上を強く求めてきた我が会派として今回の不祥事は誠に遺憾である」とし、また、「税金を原資とする政務活動費の透明性のさらなる向上と県議会への信頼回復を図るため以下の見直しを」と5項目の実現を要望しています。

 中では、議員1人当たり月額50万円の政務活動費が3カ月分前払いされている現行制度について、1カ月ごとの精算方式への見直しを提案。さらに、弁護士や公認会計士等の有識者を加えた第三者機関の設置やインターネット上での公表といった徹底した情報公開、政務活動費による海外視察の禁止などを強く求めています。

 申し入れた5項目は次の通りです。
1、政務活動費を2割削減すること。
2、政務活動費の3カ月毎の前払い制を1カ月毎の精算払いとすること。
3、第三者機関を設置すること。
4、政務活動費の徹底した情報公開に努めること。
5、政務活動費による海外視察を廃止すること。

政務活動見直し申し入れ書<pdf>

海からの医療支援の効果と可能性を探る

 県政への反映を目的に、各分野の専門家等を招いて行っている定例の研修会を7月16日、神戸市内で開きました。この研修会には、モバイル・ホスピタル・インターナショナルの砂田向壱理事長を迎え、「災害時多目的船の現状と課題」をテーマに講演していただきました。

 東日本大震災時には、陸上のインフラがことごとく遮断され、支援物資の搬入や医療活動の受け入れなどが連携した形でできなかったことなどを踏まえ、海に囲まれた我が国での災害時多目的船(病院船・最先端の医療設備・危機を搭載した船)の有効性について意見交換しました。

 砂田氏は、災害時の多目的船の役割として
▼海上からの被害エリアや被害状況を把握し災害対策本部の機能支援ができる
▼医療支援に必要な設備などのハード面と医療従事者等ソフト面を組織的に導入
▼最新医療の場を提供できる
―などを挙げました。
しかし、それを所管する機関がなく実現性が乏しい面を指摘。

 また、約420もの有人離島を有する日本にとって災害時多目的船は災害時のみに機能・活用するという考えではなく、平時からも離島などでの医療支援にも力を発揮することや、要請に応じての海外派遣といった国際貢献の可能性などについて考えを述べました。

 砂田氏はさらに、4月に実施した公明党災害時多目的船検討プロジェクトチームとの東京湾での視察の様子や成果、昨年12月に公明党が国に提出した「医療モジュール搭載船実証訓練事業実施に関する申し入れ」にふれながら、諸外国に比べて日本の取り組みの遅れを強調。わが国では2020年東京オリンピックの開催も決定されており、多目的船を活用した首都圏での災害対応の充実・強化が喫緊の課題であることを熱っぽく語りました。

県議会の政務活動費の透明性向上について申し入れ
 野々村県議の対応は議会の信用を失墜させる行為

 県議会公明党・県民会議は、7月3日、梶谷県議会議長に対し、県議会の政務活動費の透明性のさらなる向上について申し入れを行いました。

申し入れ書では、まず、野々村竜太郎県議の対応は議会の信用を失墜させる行為で、我が会派はこれまで議会の公開性、透明性の向上を望み努力してきた会派として遺憾であるとし、今回の野々村県議の政務活動費の不自然な処理に言及。
使途の明確化や説明責任を果たさせるなど厳正な対応を強く要望しています。
また、このたびの問題を、議員一個人の問題として終わらせることなく、一層の政務活動費の透明性の向上を要望しました。

政務調査費の透明性向上に対する申込み

活力ある住み良い街づくりに向け市町長と意見交換

 7月1・2日の両日、北播磨・東播磨地域で市町政策要望会を開催しました。出席した各市町長らから地域の現状をはじめ喫緊の課題、要望事項について詳しく説明を受け、活力ある県土・地域づくりに向けて意見交換しました。要望等を受けて、県議会公明党・県民会議として来年度の予算編成等に反映できるよう一丸となった取り組みを約束しました。


 また、両日、公明党所属の市町議員も出席しました。要望事項等は次の通りです。

【北播磨地域】
■開催日・場所:7月1日(火)・三木市内
■出席者:吉田西脇市副市長、藪本三木市長、蓬莱小野市長、西村加西市長、安田加東市長、笹倉多可町副町長
■主な要望事項
★西脇市=認定こども園整備に向けた補助金制度の継続、充実等について
 ▼幹線道路の整備について
 ▼加古川激特区間上流の河川整備の促進について

★三木市=神戸電鉄粟生線存続に向けた取り組みについて
 ▼吉川地域における県道バイパス整備について
 ▼グリーンピア幹の活用について

★小野市=東播磨南北道路(東播磨道)の早期全線開通について
 ▼小野長寿の郷(仮称)構想の推進について
 ▼神戸電鉄粟生線の支援について

★加西市=生物多様性自然保護にかかる支援について
 ▼井堰の改修及び補修事業について
 ▼国・県道における通学路の安全対策としての歩道整備について

★加東市=加古川改修事業の促進について
 ▼社会基盤整備の事業要望について
 ▼医師確保について

★多可町=国民健康保険の広域化を含めた早急な抜本的改革と財政支援の充実と併せて経営基盤の安定化について
 ▼道路インフラの老朽化対策へのさらなる財政支援について

【東播磨地域】
■開催日・場所:7月2日(水)・加古川市内
■出席者:泉房穂明石市長、樽本庄一加古川市長、登幸人高砂市長、古谷博稲美町長、山口澄雄播磨町理事
■主な要望事項
★明石市=犯罪被害者等支援における県の支援充実化について
 ▼ミドリガメ対策について
 ▼学校給食にかかる支援について

★加古川市=県立加古川医療センター周辺地区の整備について
 ▼河川の整備について
 ▼主要幹線道路の整備について

★高砂市=公共施設等総合管理計画実施に対する財政支援について
 ▼がん検診推進事業の恒久的制度化・2ワクチンの早期定期予防接種化・予防対策と財源確保について
 ▼法華山谷川流域及び松村川・鹿島川の治水対策について
 ▼播磨臨界地域道路の整備について

★稲美町=主要地方道宗佐土山線及び岡交差点の整備促進について
 ▼県道野谷平岡線の早期整備促進について
 ▼市街化調整区域の土地利用規制緩和について

 ★播磨町=1級河川水田川野河川改修の早期整備について

複雑な交差点改良し、歩道など整備 尼崎市

 尼崎市の藻川に架かる宮園橋西詰め交差点の改良工事が先ごろ完成し、地域住民から喜ばれている。

 宮園橋を通る県道西宮豊中線は、橋の西側で直角にカーブしており、現地は、これに3本の道路が接続する複雑な交差点。これまで、自転車と自動車が入り乱れて通行したり、歩行者や自転車が横断歩道を渡れず、車道にあふれるなど、危険な状態が続いていた。

 公明党の谷井勲県議の強い要請を受け、県西宮土木事務所が、交差点の改良工事を実施。歩道の拡幅と新設を行ったほか、横断歩道も2カ所から3カ所に増やした。また、優先車線を変更し、横断歩道を渡りやすくした。

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