令和元年9月定例議会
皆さまから頂戴したお声をもとに、2回目の議会質問に臨みました。未来のまちづくりに全力で取り組んでまいります。引き続きのご指導をよろしくお願いします。以下、概要を報告します。
1. 可燃ごみの広域処理施設整備について
豊成の岡南環境センターは、昭和53年の稼働開始から約40年を経過し老朽化により、この度、岡山県の「新岡山県ごみ処理広域化計画」のもと、可燃ごみの広域処理施設として建て替える予定とされています。
質問 計画の進捗状況は?
環境局長 現在策定中の施設整備計画は、施設の処理能力や処理方式・周辺環境対策・熱エネルギーの活用・災害対策・事業期間等、施設整備のために必要な基本的事項を整理するため、現在プラントメーカー等からの情報収集や、近年整備された他都市の施設の状況の調査などを行っている段階です。 |
質問 地元説明会の状況や災害発生時への対応は?
環境局長 地元の皆さまからは、「臭気、排出ガスなどの対策を十分に行ってほしい」「災害時の避難場所としての機能をもたせてほしい」といったご意見を頂いています。 |
2. 給食費等の公会計化について
教員の負担が指摘されている給食費や校納金などの徴収・管理業務について、学校毎に行う私会計から地方自治体が行う「公会計化」を導入するよう求める通知が本年7月に文科省から出されました。
給食費など学校の徴収金について、「学校・教師の本来的な業務ではなく、地方公共団体が担っていくべき」との本年1月の中央教育審議会の答申を紹介し、地方自治体が徴収・管理を行う公会計化を推進するよう求めています。
質問 文科省からの通知の受け止め、また学校現場での給食費等の管理状況は?
教育長 給食費等の徴収から支払までの出納事務や未納等への対応は、学校毎に教職員が行っており、大きな負担となっているものと認識しています。
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3. 「倉安川・百間川かんがい排水施設群」の世界かんがい施設遺産登録について
質問 歴史的に価値のある農業用水利施設を登録する「世界かんがい施設遺産」に選ばれた同施設を今後、市としてどう維持、保全していくのか。
市長 当時の土木技術を現在に伝える貴重な文化財であり、今後は、よりきめ細やかな修繕を行うとともに、樹木伐採等の頻度を増して史跡見学者への便宜を図っていきます。 |
4. 路面電車の延伸について
市より路面電車延伸、環状化の候補路線が提示をされました。
質問 今後、南区への延伸の可能性は?
都市交通公園担当局長 候補路線については、定量的に需要に基づく採算性を算定して候補路線を提示しています。候補路線より南の部分で採算性を取れるだけの需要は難しいと考えますが、利用の一つの形態として、バスから路面電車に乗り換え等によって、路面電車の定時性、速達性等のメリットを享受することも考えられると思っています。 |