平成19年12月第4回定例会で 災害備蓄物資保管所設置促進について質問しました。
1995年(平成7年)1月17日(火)の阪神淡路大震災の時私は、海外赴任の為、 日本におらず、現地の報道で知り、毎日の新聞を見るたび地震による被災者が多くなり驚きと心配したことが昨日の事のようです。
このことから、東南海の地震を予想する報道がされるなか、まず 本市の備蓄物資場所の調査から確認していきました。結果 第一次避難所にもかかわらず備蓄物資設置場所が指定避難場所の体育館より離れたところや階段下に設置されている処が多くありました。したがって 地震による校舎の倒壊で備蓄物資設置場所は大丈夫なのか? 指定避難場所からより近いところに備蓄物資の保管をするべきではないかと質問をし、体育館の近くに移動することや、倉庫の設置はと提案しました。
平成22年2月より、全小中学校に備蓄物資倉庫の設置工事が進み 4月に倉庫が完成。5月に 災害用備蓄用品が持ち込まれ、備蓄品も整ったところです。
加えて、発電機付き投光器・仮設トイレも備蓄倉庫に設置する事が出来ました。
本年6月2日 3日と、宮城県 石巻市 仙台市の被災地現場に行かせて頂きました。現場は、テレビ放映と違い「どこから手を入れて整理をして行けばいいのかわからない」と悩んでしまうほどでした。原子力発電所のあるまちの中心部では、地震から30分以内に津波が押し寄せ、対岸近くの20メ-トル以上の高台にある町立病院まで避難したが、津波が岸壁近くにある5階建ての建物をも越えて来て、20メ-トル以上の高台にある町立病院に非難された人をも引き波が引きよせて行った事例。国道45号線に当日8000台の車両が渋滞で動けず、そこに津波が押し寄せて来てマンション等へ避難したが、180人程の方が運転席で被災された事例から、自然の破壊力のすごさに、今回改めて感じたしだいです。
本市防災力(遊水地)の確認 市民の皆さんへの周知徹底 校舎の耐震化など不安解消に向けて取り組んで行きます。