東久留米市議会議員 三浦たけし

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馬場市長に4度目の「問責決議」全員賛成で可決

未分類 / 2011年12月28日

バタバタしていて久しぶりのブログですが再開致します!

12月議会において、「東久留米市長 馬場一彦君に対し、猛省を求める決議」が、全員賛成で可決されました。馬場市長に対する「問責決議」は昨年6月、9月、本年3月に続き、今回2議会ぶり4度目です。(高校選手権大会か!)市長になって2年です。議会は年に4回なので、2年で8回。うち問責4回は5割の確率。バッターの打率なら最高ですけど、これは最悪ですね。。このような市長は他市にいるのだろうか。。

●    下水道使用料等改定議案の内容が突如変更

議会に市長側から出される「議案」は、本議会の1週間前に「議会運営委員会」に提出されます。さらにその1週間前に全議員に対して「議案説明会」が開かれるんです。

今回も11月17日に議案説明会がありましたが、1週間後の議会運営委員会には説明もなく内容が変更されたものが提出されてきました。

そもそもこの議案は、市民検討委員会から最終報告書が8月30日に市長に提出され、2ヶ月強の熟慮期間を経て、市長中心に「庁議決定」し、議案説明会を開催したものです。驚くことに議案説明会の翌日18日には内容変更を決めていたらしく、2ヶ月の熟慮を一晩で変えてしまった「Onenight Chenge」です。

庁議決定され、議案説明をした内容を変更した理由を市長は「私の政策判断」としています。各議員も議案内容を聞いてから最終的な考察と議論の準備に入るわけです。

・     2ヶ月の熟慮を一晩で変更してしまう
           
身勝手な政策判断、庁議の軽視。

・     変更の十分な説明もせず
           提出してくる議会軽視。

●    市職員地域手当の引き下げについて

 市議会公明党は、24年度以降の行財政改革の内容をもっと詳細に明記すべきであるとした「行財政改革アクションプランの改訂」を求め23年度予算案を反対して参りました2回の予算否決を受け、ようやく8月に同プランの改訂版を作成して参りました。「何をいつまでにいくらを削減」の詳細が多くなり、24年度4億6000万円の予想効果額も算出されました。一定の評価のもと、9月議会において修正案提出の上で、23年度予算を可決致しました。

 その改訂されたアクションプランの中に、市職員地域手当の支給率を12%から9%へ3%削減するとの明記があります。効果額は1億2300万円。

 ところが今回の案では2%削減の10%まで。理由は「職員組合との交渉の結果だから」と。我々も地域手当の変更は組合交渉であることは、無論承知しています。

但し、アクションプランに明記された数字(9%)ですから、当然ある程度の合意を得られているものと思っておりましたし、そうでなければならないものであります。

しかし、職員組合への事前の打診はないまま明記していたことも後日知りました。

わずか1%といえども効果額は4100万円。今後の人件費総体から4100万円を削減する目標としていくとのことですが、できるわけがない!できるならその分をなぜ今まで削減しなかったのかとなります。

・     「アクションプラン」の軽視

・     財政難への危機感の欠如

・     行革へのリーダーシップの弱さ

●    市長公約のコミュニティバス、突如断念を表明

 これまた市長の選挙公約であったコミュニティバス。「東久留米市長期総合計画」にも市長自ら明記したもの。本年6月議会で「23年度に庁内検討委員会、24年度に専門委員会、25年度に実験運行」のスケジュールを明言しました。私も建設委員会にて「肝心な財源を明確にしないままの実験運行は、市民の期待を膨らますだけ膨らませて落胆させてしまう恐れがあると思うが?」との質問をしましたが、「まずは実験運行をして」との固い決意でした。

 ところが12月議会でのある議員の一般質問の答弁で突如断念を表明。「多額の支出が伴うコミュニティバスの実験運行を任期中に着手するのは難しい、との結論に至りました。」と。そもそも長い長い議論の中で、コミュニティバスに多額の財源を要することは誰もが分かっていたし、常に指摘をされていたことです。私もこの財政難の中、コミュニティバスの実験運行を進める市長には「秘策」があるのか、「さすが市長!」と思って確認したところ「秘策等ありません」と。では何で自信満々に明言したのか、また分かりきっていたことが断念の理由なのか理解に苦しみます

また、自らの公約破棄であり、大きな政策転換であるのにも関わらず、一般質問の答弁で表明するとは何たるものか!問われて答えるものではなく、自ら発言の場を設け、説明をすべきものであります!任期中の「本格導入」が「実験運行」になった上に、その「実験運行」もなくなってしまいました。

まるで政府民主党の沖縄基地問題や高速道路無料化、子ども手当ての倍増等、選挙を勝つための無責任な公約にそっくりではありませんか?

・     公約破棄

・     市民の期待を膨らませ落胆させた

・     主体性のない政治姿勢

長くなったので今日はここまでで・・m(__)m