安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「対話ファーストの勧め」について 4759

未分類 / 2019年11月18日

IMG_8735公明党結党55周年の昨日、地元の会合に参加の後、午後から佐々木さやか参議院議員、県市会議員と合流し「台風19号被災者救援の会」の皆さんと共に都筑区、緑区での災害救援募金活動。真心からの募金に感謝です。募金活動と共に街頭演説も行い、私からは台風の横浜市内への影響と災害対策、防災拠点となる学校の体育館へのエアコン設置、建替え推進についてお伝えしました。

ところで、少し前にオリンピックのマラソン開催地が札幌に変更となった問題。様々ありましたが、まだ課題はあるものの落ち着いたようです。先日、日経新聞コラム「サッカー人として」に、元日本代表、横浜FCの三浦知良選手が「対話ファーストの勧め」と題して記していました。

「東京五輪のマラソンや競歩の開催地が急きょ変更されて波紋を呼んでいる。この件は東京か札幌か、暑さか涼しさか、という問題ではなくて、コミュニケーションの問題だと思うんだ。

中東の陸上世界選手権で棄権者が続出して酷暑が問題視され、日本にとっては2回目の「ドーハの悲劇」のような気もするけど、選手の体を守るための判断も一理ある。ただ、ベストでない条件下で競うのもスポーツの一要素。新しい国立競技場へゴールしたいという日本選手は当然いるし、海外選手には東京も札幌も大差なし、かもしれない。

IMG_8740議論百出だからこそ、意見のやり取りが密であるべきで、今回はその対話が不足していたんじゃないかな。「選手ファースト」とは選手の意に沿って物事を決めることじゃない。話し合う場をきちんと設けることこそが、選手ファースト。

サッカー界でも対話が滞ることはあって、例えば外国人選手枠はリーグから十分に説明されぬまま、撤廃になりかけた。「選手には死活問題。下のカテゴリーほど職からあぶれかねない」と僕も選手会で意見して、日本選手にも配慮された制度に落ち着いたんだ。

選手の声を全部かなえろというのは見当違いで、選手がやりやすいだけのスポーツになるのはよくない。だけど対話を通じ、妥協案を見いだすことはできる。

暑いよりは涼しい方がベターとしても、様々な意見に耳を傾けると「なるほど」とうなずかされる。東京の町並みを走る姿を眺め、東京の五輪を実感したいという観衆の声もしかり。コースをライトアップして夜に開催しては、との案も面白い。輝くビル群を縫って走る、きらびやかで、メガロポリス東京ならではのマラソン。対話を活発にすれば意見に伴われて、解決策につながりそうなアイデアもどんどん出てくるよ。

IMG_8737ささいであってもまめなコミュニケーションを心がけていたいね。先輩・後輩の隔てなく、垣根が低いのがサッカーのいいところ。横浜FCの大学生らは年上の選手でも「○○くん」と気さくに呼ぶ。上が偉いとか、変な忖度(そんたく)なしで率直。風通しのいい方がいいよ。

「俺も『カズくん』でいいぞ。何なら『ズーカー』でも」と言ったんだけど、乗ってこないんだよな。」

「選手ファーストとは選手の意に沿って物事を決めることじゃない。話し合う場をきちんと設けることこそが、選手ファースト」との言葉に共感しました。市民相談でも、出来ることと、出来ないことがありますが、前に進められないケースで「一人の声を聞くんじゃないのか!」と言われた経験が何度かあります。しかし、個人の願いをかなえることより、その声に応えることで街がよくなるかどうかが大事。

いずれにしましても、一昨日のJ2の試合で勝利し、来期のJ1昇格に大手をかけた横浜FC。期待してます!