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公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

ミッション:インポッシブルと「シートベルト」について 4296

未分類 / 2018年8月12日

IMG_2936昨日の午前中、時間が空いたので映画館に入りました。見たのは「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」。シリーズ第6弾。夏の暑さを吹き飛ばす、いつもながらにスカッとした映画でした。今回もトム・クルーズが演じるスパイのイーサン・ハント、イケてます。HPを見ますと、「トム・クルーズが骨折して話題となった【陸上選手さながらのビルジャンプ】、【ヘリコプターにしがみつき、落下までするアクション】、【2000時間の飛行訓練を経たヘリコプター操縦】、そして【成層圏寸前!高度7620mからのヘイロージャンプ】と、見る者の度肝を抜く「全て、本物」の超絶スタントに挑戦し、大きな話題を集めている」とのこと。「ひとかどの人」が自分を追い込むとこうなるとのか、と思わせる内容。つまらぬ妄想ですが、私でしたら冒頭のアクションシーンでお陀仏です。また、映画の後半をみればわかりますが、イーサンが東京オリンピックに出たら、スポーツクライミングで金メダル間違いなしだと思います。

ところで、Uターンラッシュ。激しくなってます。熱中症対策など注意喚起が続いていますが、シートベルトも大事。先日、日経新聞「あすへの話題」のコーナーに、「シートベルト」と題して元警視総監の池田克彦氏が寄稿されていました。ご紹介します。

「昭和60年(1985年)の道路交通法の改正を課長補佐として担当した。俗にシートベルト法と呼ばれ、自動車の運転者等にシートベルトの着用を義務付ける法改正である。今からは想像できないが、当時は反対が強く、大変苦労した。新聞や雑誌から役所の横暴などと批判され、警察内部から冷たい視線を浴びることもあった。

 そんなある日、一枚の葉書(はがき)が回覧で回ってきた。高齢の女性からのもののようで、内容は「息子夫婦と孫の4人でドライブに出かけた。前部座席に息子たちが座り、自分は孫と後部座席に座ったが、孫が動き回るので、膝の上に乗せ、シートベルトをした。ところが、思わぬ事故に遭い、シートベルトをしていなかった息子たちは死亡し、私と孫だけが生き残った。息子夫婦以外頼れる身寄りもない。これからのことを考え、途方に暮れている。いっそ、皆と一緒に死ねばよかった」。

 差出人の名前も住所もなく、事故の内容もわからなかったので、返事の書きようがなかったし、実話かどうかも分からなかったが、考えさせられた。ある先輩にこの葉書のことを話したら、「そういうこともあるかもしれない。ただ、そのおばあさんも今は辛くても、お孫さんが成長すると、きっとあの時生き延びてよかったと思うだろう」と励ましてくれた。

 あれから30年以上たつ。このお孫さんも40歳近いと思われる。家庭を持っておられるのだろうか。おばあさんはご存命だろうか。もし、生きておられるのなら、あの事故のことをどう思っておられるのだろうか。今でも、折に触れて思い出される。」

お出かけの際は、お気をつけて。