高齢者などの「移動の足」確保について 4063
昨日は看板設置場所の確認及びご挨拶まわり、広報関連打合せ。夕方から会合、チャリティコンサート等へ。
昨朝、NHKニュースで,諏訪市などのタクシー会社が、自宅と病院やスーパーなどあらかじめ登録した区間でタクシーを一定期間何度でも利用できる「定期券」を試験的に導入するとのニュースを伝えていました。高齢者に移動手段を提供するとともに、業界の活性化にもつなげたいとのこと。
この定期券は、諏訪市などのタクシー会社3社が導入を計画しているもの。具体的には、諏訪地域に住む利用者の自宅のほか、病院やスーパーなど3カ所をあらかじめ登録し、この区間であれば、ひと月に数万円程度の料金でタクシーを何度でも利用できるというもの。
県内でも運転に不安がある高齢者の免許返納を促すうえで、代わりの移動手段の確保が課題となってきたため、新たなサービスは、公共交通機関を使いにくい高齢者などを想定しているとしています。
地方に限らず、青葉区を含めた都市部でも問題になりつつあります。私も何度か「免許返納後の移動手段」についてのご相談を頂く中で、市営バスだけでなく民間事業を含めたバスネットワークの充実を議会で訴えています。
タクシー会社では今後、一般の利用者との不公平感が生じないよう、利用できる時間を日中の時間帯に限るなど条件についての検討を重ね、早ければ来年春にも、試験的に始めたいとのこと。
こうした定期券はすでに福岡市で導入されているそうですが、長野県内では初。横浜ではまだ聞いたことがありません。昨日も新聞記事になっていましたが、首都圏では「タクシーの乗り合い」を実験的に行う準備が進められています。目的は異なりまして、ウーバー対策。
企画した諏訪交通は「地域の交通機関として高齢者などに新しい移動手段を提供し、業界の活性化にもつなげたい」とのこと。
都市部でも学ぶべき取り組みではないかと思います。