安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「格差にどう対処していくべきか」について 4072

未分類 / 2017年12月30日

IMG_0636昨日は先週末に続き、ご協力頂きながら立看板設置。夜は消防年末特別警備。地元の消防小屋で待機。そして消防車に乗車しマイクを握って巡回警備。

今年も多くの方と出会い、様々なことを感じた日々でした。子どもの世界のみならず、大人の世界でも深刻な「いじめ」、規模の大小にかかわらず人を食い物にする「ブラック企業」、孤立深まる人間関係、利己的主義的な国家の増殖等々。私などの問題でもありますが、世の中がいい方向に向かっていないのではないかと感じることも多々ありました。

先日、作家の塩野七生さんが日経新聞のインタビューに答え「歴史を見てみると、魚は頭から腐る。頭は一番重要で、それが政治。民衆は相当、最後に至るまで健全なんですよ。しかし政治が最初に腐ると、民衆がいかに一生懸命にやっていても国力がどんどん下がってくる。だから政治が機能してくれなきゃ困るんです」との言葉を目にしました。確かにその通りだと思います。

また、昨日夕方、立看板の設置から自宅に戻り、消防夜警が始まる時間の間、NHKスペシャル「本土空襲 全記録」を途中から見ました。第二次大戦中、米国が日本人のことを「日本には民間人がいない」とし、無差別爆撃に至った話が印象的でした。政治が国民を地獄に陥れた結果でもあります。

先日、フォーリン・アフェアーズ・リポートに、メリーランド大学教授のメリッサ・S・カーニー氏(経済学)が「政府は格差にどう対処していくべきか」と題して寄稿されていました。

「格差は貧困の世代間連鎖の罠を作り出し、社会的流動性を低下させ、非常に多くの人を周辺化させる。このような現象が政治的余波を伴うのは避けられない。

ピケティは大きな富の格差の存在は、平等主義的な政策対応を求める声を高めると指摘した。しかし、これまで以上の大きな富を手にした富裕層は、そうした変化を阻む手段をもつようになる。ピケティが特定した問題は本質的に政治問題だが、それに対処していくには政治が不可欠であることに彼はほとんど関心を示していない。

・・・極端な格差が経済安全保障や社会的流動性を脅かさないようにするには、どのような政策が必要なのか。そのためには、先ず、高額な報酬が支払われているエグゼクティブの所得が市場における効率的な働き、才能を反映したものなのか、それとも、それ以外のプロセスの結果なのかを解明しなければならない。」

IMG_0624問うていることは、所得が能力やアウトプットに見合ったのもなのかどうか。持つ者が、持たざる者の機会も奪うことで、格差をさらに広げ、負の連鎖を強化していないか。これを質し、正すのに、政治が不可欠であるとの指摘かと思います。結果は様々ですが、「機会の平等」をいかに担保するか。

時としてマスコミなどは、政治・経済・社会・芸能等々、様々な分野の問題を、事実を伝えるというより、面白おかしくあげつらうことで、商売の道具とし、不安を煽り、興味を引いておいて、社会問題の本質から目をそらさせる。そうした流れを通じて、実は深刻な問題をさらに深刻化させる。

利己主義、保身により、それに乗じる政治なのか。国民のために働く政治なのか。

人によって異なれど、人々が目指す「幸福」な生活、公平な社会に向かうべきところが、実は格差拡大へのロジックとパワーが相まって、知らず知らずのうちに負の連鎖が強化されていく。そして気が付いた時には、抜け出すことができない社会になっている。

あってはならない。そう思いながら、私は私の立場で、目の前の問題と向き合っています。