安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「スメハラ」について 3914

未分類 / 2017年7月25日

DSC_4750昨日は市民相談対応の後、区役所での打ち合わせ等々。途中、選挙管理員会に出向き、7月30日投開票の横浜市長選の開票立会人としての申請。その後、期日前投票を行いました。

ところで、「スメハラ」との言葉、ご存知でしょうか。「スメルハラスメント」、要するに「においで不快にさせること」。先日、友人とタクシーに乗った時、「んっ」と感じつつ、デオドラントスプレーでも、と思いました。自分のにおいはわかりにくいものですが、密室での異臭は困りもの。被害を受ける側にとって臭いへの対処は難しい。面と向かって言うのも難しい。密室のエレベータの中で発せられたときには逃げ場もない、手の打ちようもない。「テロリストか」と思うことがあります。難しい問題ですが、他人の振り見て我が振り直せ。今年は50歳を超え、「もしかして」と少しは気にしまして、昨夏よりもデオドラント商品の使用量が少し増えたように思います。

先日、日経新聞が記事にしていました。

「においで周囲に不快な思いをさせる「スメルハラスメント」(スメハラ)という言葉に関心が集まっている。職場環境の改善を目的に、対策に乗り出す企業も出てきた。ただにおいの感じ方には個人差もあり、体質も関連する。「どこまでやるべきか」「注意することが逆にハラスメントになる」。戸惑いも少なくない。

 7月中旬、東京都心のビルの一室。20代の男性が、不快に感じるにおいのサンプルを鼻に近づけて顔をしかめた。男性用化粧品大手のマンダム(大阪市)が2014年から開催している企業向けの「においケアセミナー」での一場面だ。

 この日受講したのは、結婚式場を運営するエスクリ(東京・港)の社員約25人。においの発生メカニズムや年齢別の対策の仕方などを約1時間学んだ。エスクリの広報担当者は「効果的なにおい対策を自発的に学ぶのは難しく、セミナーで意識を高めてほしい」と期待する。

 マンダムはこれまでに、同様のセミナーを延べ50社2千人に実施。その一つ、包装用フィルムなどを製造するグンゼプラスチックカンパニー守山工場(滋賀)は、社内で「お酒のにおいと加齢臭が混ざって耐えがたい」と苦情が寄せられたことなどがきっかけだった。受講を機に当事者がにおいの原因に対処するようになり、解決したという。

 各企業がスメハラ対策に乗り出すが、においはデリケートな問題。個人の心がけだけでは対応できないこともある。マンダムが企業に行ったアンケート調査でも「注意すること自体がハラスメントになる恐れがある」といった意見が寄せられた。

 タクシー会社の日の丸交通(東京・文京)も、女性社員による覆面調査やたばこ臭対策などを進める。女性運転手から「車を替えてほしい」と苦情が出たことなどがきっかけだった。社内に消臭スプレーを常備し、乗車を終えた運転手が座席やマットに吹き付ける。たばこ臭を減らそうと「禁煙日」も設けた。

 順調に対策が進む一方、担当者は「見るからに不潔でなければ体質にまで踏み込んだ注意はできず、ある程度個人の意識に任せるしかない」とも感じている。

 ハラスメント防止の研修などを行う「職場のハラスメント研究所」(東京・文京)の金子雅臣所長は「当事者が悪意をもって人権侵害をしているとは言えず、(セクハラなどの法的根拠がある)他のハラスメントとひとくくりにできない」と指摘する。一方で会社には快適な職場環境に配慮する義務があり、「当事者には業務上改善が必要であることを説明し、傷つけない範囲で気付きを与えることが大切だ」と話す。」

伝えるのは難しいですが、自分では中々わからないものですし、私などは友人が臭いを発していると、本人のためにも、周りのためにも、私が使っている商品を紹介することがあります。

伝え方も様々ですが、「目には目を」というのはやめた方がいいと思います。