データサイエンス学部について 3760
昨日は政策・総務・財政委員会。補正予算議案、法改正に伴う条例改正、工事契約の締結等について議論、採決しました。また、横浜市立大学中期計画案についても報告があり、データサイエンス学部(仮称)の新設についても報告がありました。
同学部は、ビッグデータ活用やネットセキュリティ等々の課題解決を目指し、超スマート社会において高度な専門知識と高い職能技能を持ち、医療、経済、情報等分野に展開できる基礎能力を保持したデータサイエンス人材の育成を目標にしています。
昨日の日経新聞が「大学へのサイバー攻撃監視」と題して指摘していました。
「文部科学省傘下の国立情報学研究所は3月から、大学を狙うサイバー攻撃の監視を始める。大学が研究活動に使う高速ネットワーク上に攻撃を検知するシステムを導入し、必要な対策などを助言するのが柱。手薄だった大学の備えを強化し、知的財産などの流出阻止につなげる。
国内の大学や研究機関が利用する学術情報ネットワーク(SINET)を通じて攻撃を監視する。まずは国立大学の半数以上となる50校前後が助言などを受ける見通しで、大学側の対応能力の向上につなげていく。
大学は学生の個人情報や知財のほか、テロなどに悪用されかねない先端技術などの情報を持つ。企業との研究や国の政策に関わる研究者も多く、攻撃を受けると被害が広範に及ぶ恐れがある。
一方、大学の予算や人員が限られる中で、自力で攻撃に立ち向かうのは難しい。最近では2016年10月に富山大学が攻撃を受けたと公表した。放射性物質に関する研究内容などが狙われた可能性がある。
国立情報学研は今秋をめどに、攻撃に使われたマルウエア(悪意のあるプログラム)を秘密保持契約を結んだ大学に提供する試みも始め、対策研究に役立ててもらう。」
ところで、内部告発サイト「ウィキリークス」を立ち上げ、性犯罪の容疑で国際指名手配を受けているジュリアン・アサンジ氏。現在は在英エクアドル大使館にいるそうです。日本とエクアドルは来年で国交100周年。
100年前の日本人が、世界中に情報が一気に広がる今の状況を予測していたかどうかわかりませんが、いいことも、悪いことも、色々あります。
横浜市立大学の使命の大きさを感じます。