安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

高倉健さんとがんセンター視察について 2935

未分類 / 2014年11月19日

CAM00099 (2)昨日は朝から市内へのご挨拶回りの後、市役所へ。各種打ち合わせ、団会議が行われました。

俳優の高倉健さんの死去が報じられました。享年83歳。「幸福の黄色いハンカチ」などが有名ですが、私の場合はマイケル・ダグラス、松田優作と共演した「ブラックレイン」が記憶に残っています。ご冥福をお祈りします。

病名は悪性リンパ腫。ウィキペディアによりますと、悪性リンパ腫は、単一ではなく、多様な病型のリンパ系組織のがんの総称とのこと。 がんと闘う方が増えています。二人に一人ががんになる。三人に一人ががんでお亡くなりになる時代。長寿になったから、食生活の変化が大きいから、など様々な指摘がありますが、人類の英知を結集して対峙していかねばなりません。

一昨日、横浜市会がん撲滅議員連盟として神奈川県立がんセンター(横浜市旭区)を視察しました。同センターは昭和38年4月神奈川県立成人病センターとして発足し、主にがんを中心に高血圧症、糖尿病などの成人病を対象に診療を行ってきましたが、社会環境の変化と人口構造の高齢化で、三大成人病の増加傾向が目立つようになり、高度専門医療の重要性が高まる中、県のがん治療の中枢的機関として位置づけ、昭和61年4月から神奈川県立がんセンターと改編し、悪性腫瘍の診断や進行癌の集学的治療を実施。平成25年11月に新築・移転し現在に至っています。

漢方治療の拡充、がんワクチン療法の研究、緩和ケアの早期導入などがん治療の充実・強化を目指した新たな取り組みが始まっていますが、最先端のがん研究も担っています。悪性リンパ腫の治療にも大いに力を発揮して頂きたいです。 そうした中で平成27年12月の治療開始を目指して重粒子線治療施設の建設が進められています。

一昨日はその状況を視察したわけですが、外科手術、放射線治療、化学療法が三本柱とされるがん治療にあって、放射線治療のひとつである重粒子線治療は体の深いところにあるがんをピンポイント照射したり、今までの放射線治療では治りにくいがんにも効くとされています。神奈川県立がんセンターでは体に優しい治療、生活の質を重視した治療の提供を目指し準備が進められていました。 従来の放射線治療では、例えば肺がんの場合、30回~35回照射していたものが、重粒子線の場合は、体の深いところまで照射できるとともに、1回~12回と大幅に少なく短期間で治療することができます。ただ、費用は1回でも10回でもまだ300万円~400万円程度かかるとのことで、がん保険の先進医療の特約に入っておくことが重要です。 建設中の重粒子線施設とともにがんセンター内を見せていただきましたが、さすがに新しい病院でもあり、開放感のある、利用者にとってはリラックスできる空間が作られていました。病院関連の映画やドラマの撮影にも使われているとのこと。所在地は横浜市。総長や副院長は横浜市立大学卒だそうです。

横浜市民の安心につながる活躍に期待しています。