ホームドアと江田駅周辺「道の駅」構想について 2732
昨日午前、所用で海老名へ向かう田園都市線つきみ野駅でスマホのシャッターを切りました。同駅下り線では昨年9月から昇降式ホームドアの実証実験が行われています。ホームドア設置のニーズは高く、本年度において横浜市でもみなとみらい線など2か所のホームドア設置に応分負担のための予算が充てられています。見ればわかりますが、昇降式は設置コストが比較的低ながらも、安全が保たれるため、導入拡大が見込まれます。
昇降式ホームドア http://www.youtube.com/watch?v=lzrz4lH0DVc
他方、同じ田園都市線・江田駅におて、横浜市が東急田園都市線江田駅周辺を「道の駅」として各交通網の新たな拠点にしようと検討を進めているとタウンニュースが報じていました。2014年度予算に調査費2000万円を計上し、今年度末までに実現の可能性を探るとしています。
江田駅周辺は、鉄道と東名高速道路、国道246号線の交通結節点。以前にもご紹介しましたが、横浜市はこの立地を生かし、各交通網を結びつけた地域活性の拠点となるモデルケースを検討していくこととしています。
道の駅は、主要幹線道路などに設置されている、簡易パーキングエリアにトイレや情報施設が併設された道路利用者の休憩施設。江田駅周辺にはこのような、いわゆる郊外型の施設を建設できる敷地はななく、市道路局事業調整課の中村信治課長は「まだ構想段階だが、商業施設や医療、子育て施設などが集約された『都市型』の新たな道の駅の可能性を考えたい」とコメント。
また「駅」として乗り換えの機能も重視。市が進める横浜環状北線・北西線の整備により、北部地域の交通利便性の向上が見込まれています。北線は首都高速横羽線生麦JCTと第三京浜港北ICを、北西線は港北ICと東名高速横浜青葉ICをつなぐため、両線が開通すると羽田空港へのアクセスが良好になり、高速バスから電車への乗り換えや、新たな路線バスの運行などが想定されるほか、横浜駅方面への人の流れも生まれ「まちのにぎわいの創出につながるのでは」と中村課長。北西線は昨年用地買収を進め、2021年度の開通を目指しているが「前倒しできるように動いている」とのこと。
道の駅は全国に1030カ所あり、神奈川県には県西部に2カ所(4月4日時点)。構想が実現すれば、横浜市内で初めての道の駅誕生となるそうです。
ホームドアも道の駅も、駅や駅周辺の施設利用者にとってより安全で便利になるためにも、これらがきっかけとなり、人の集まる、賑わう街への大きな力になることを願っています。