安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

介護ロボットの国際基準策定について 2428

未分類 / 2013年7月29日

昨日は朝から子供会のドッジボール大会へ、地元の相談現場の立ち会いへ、そしてお祭りへ。老いも若きも地域のために汗を流してくださっています。

自らの年齢が重なるにつれ、親の年齢も重なっていきます。私の場合、父を早く亡くしましたので母の健康を気になります。まだ介護保険制度のお世話になるほどではありませんが、長年使ってきた身体。加齢とともにメンテナンスが必要になってきます。

介護保険料は利用するまでは払うだけですので「高いな」と感じるのは自然かと思います。利用されていない方からは、介護保険料を下げてほしい、返してほしいなどのお声も頂きます。
 
一方、利用されている方々からは有難いとのことばと共に、サービス向上を求める声を頂きます。難しいところですが、民間で提供できないサービスであっても、社会が必要とするサービスを公共が税で提供していくことは重要です。
 
昔から介護は家族・一族がするものとのされてきましたが、働き方や社会の変化の中で、日本は国として今から13年前に高齢者を社会全体で支えることを選択し、介護保険制度をスタートさせました。支える側、支えられる側がお互い様の気持ちでより良い制度にしていければと思います。
 
人手不足やご家族の負担軽減など、介護現場の課題解決のために「介護ロボット」の開発・普及の動きが進んでいます。公明党としても力を入れてきた分野でもあります。

読売新聞によりますと、国際標準化機構(ISO)は高齢者などの生活を支援する介護ロボットなどの国際安全基準を9月にもまとめるとのこと。

日本政府が主導したもので、政府が成長戦略(日本再興戦略)で打ち出したロボット技術を活用した新産業の育成に向けた一歩。ロボット技術で先行している日本企業による本格的な生産に弾みがつき、輸出にも道が開かれるとしています。いい話です。

ISOは163か国が加盟する工業製品の国際規格を作る民間組織。日本の提案を採用し、安全基準に関する80以上の項目を定めた後、ISO加盟国の民間認証機関が各項目に沿って製品の試験を実施。ISOが定める項目には「室内などの段差を検出できる」「路上の人や動物などを避ける」「乗降時に転倒しない」などの機能が盛り込まれ、騒音や振動を抑えたり、電気や熱をため込まないようにしたりする装置を備えることも必要になるそうです。

国際的な基準作りについてはTPPのそれが問題視されてきましたが、介護ロボットは日本が先行しているようです。他国に例を見ないと言われる日本の少子高齢化社会。解決したことのない課題は山積していますが、世界をリードするチャンスでもあると思います。