安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

隣人の困り事への対応について 2273

未分類 / 2013年2月23日

昨日は朝から市役所で各種打ち合わせの後、夕方には地元に戻り市民相談対応。様々な課題があります。自分の努力で何とかなることもあれば、自分の力ではどうにもならないことも。

ここ数日、報道されているPM2.5。「40年前の日本と同じ」との声を耳にすることもあります。昨夜には日中協議が始まったとの報道もありました。相手のあることですが、いつか来た道ですので、経験者の力で少しでも改善できればと思うのですが。

読売新聞によりますと、中国からの飛来が懸念されている微小粒子状物質(PM2・5)について、国立環境研究所(茨城県つくば市)は21日、周辺の国々への広がりをコンピューターで再現した結果を発表。韓国や日本などに広く飛散している様子がわかったとしています。

化石燃料の使用状況や人口分布などから求めた大気汚染物質の排出量データに、風向きなどの気象データを組み合わせて計算。国内155の観測点のうち約3割で環境基準値(大気1立方メートル当たり1日平均35マイクロ・グラム)を超えた1月31日の計算結果では、PM2・5が高濃度の中国から北東方向に広がり、薄まりながら日本にも達していることが示されたとのことです。

こうした中、北京の日本人学校で21日、日本大使館の医務官によるPM2・5の汚染状況についての説明会が開かれ、医務官が、「けた違いの大気汚染」に対し、マスクを常に着用し、汚染レベルの高い日は外出を避けることなどをアドバイスすると、我が子を気遣う保護者からは「食べ物への影響はないのか」などの質問。春節(旧正月)の連休中、一時期、収まっていた北京の大気汚染は再び悪化傾向にあり、21日も出勤時や公園で太極拳をする際、マスクをする市民がいたとのこと。

元々、北京の冬空は曇りという印象が強いのですが。テレビ報道を見ているとそれどころではないことが分かります。

一方、中国で市民グループが始めた食べ残しをなくす運動が全国各地に広がっていることを朝日新聞が伝えていました。残してしまうほどたくさん料理を用意することが、もてなしや豊かさの表れと捉える傾向がある中国で、新たな潮流として注目を集めているそうです。

運動は「光盤(食べ残しのない皿)行動」と呼ばれ、北京の自営業の王瀾淞さん(38)ら26人の市民グループが今年に入ってネットで呼びかけ、あっという間に賛同の声が広がり、自費でポスターを作り、飲食店に届けるなど活動を始めたところ、メディアが関心を寄せるようになったそうです。

PM2・5も食べ残し対策も発展に伴う産物かと思います。政治面なでは色々ありますが、これを「他人事」とするか、「お隣で困っているのだから」と思って行動するか。主張も行動も日本と中国では様々な違いはありますが、基本は幸せを求めて生きる人間の集まり。こうした問題には、生活者の一人として、お互い様の心で、隣人が困っていると思って接した方がいいように思います。