物価高、横浜がまた1位について 1734
先週25日に総務省が発表しました平成22年平均消費者物価地域差指数( 51市(※)平均=100)の総合指数(持家の帰属家賃を除く)を都道府県庁所在市別にみると、最も高いのは、横浜市の106.8。2年連続首位。次いで東京都区部が106.5、金沢市が103.7、長崎市が103.3、さいたま市が102.5など。
一方、最も低いのは、宮崎市の96.9。4年連続で最も安い市とのこと。次いで奈良市が97.1、前橋市及び福岡市が共に97.4、秋田市が97.5など。横浜市は宮崎市に比べ10.2%高くなっている状況。
一方、世界主要都市の生活費水準を毎年調査している英国国際人材資源管理会社ECAインターナショナルという企業があるそうですが、そちらの今年の発表によりますと、住宅・自動車・教育費などを除き、食料品・医療費など生活物価だけで見た場合、物価が最も高い都市は東京。
2位はノルウェーのオスロ。 昨年6位だったオスロは欧州で物価が最も高い都市に。3位は名古屋、4位は昨年9位から4つランクアップのノルウェー・スタバンゲル、5位が横浜とのこと。1位から5位をノルウェーと日本が占めることに。
因みに、6位はスイス・チューリッヒ。昨年初めて世界で物価が最も高い都市のランクイン。7位はアフリカ・アンゴラの首都ルワンダ。昨年の2位からランクダウン。8位は昨年に続いてスイス・ジュネーブ、9位は神戸(昨年5位)、 10位はスイス・ベルン。 ソウルは22位と日本を除いたアジアで物価が最も高い都市とのこと。
もっといい話で世界有数の自治体になりたいものです。
(※)51市とは都道府県庁所在市(東京都については東京都区部)及び政令指定都市(川崎市、浜松市、堺市及び北九州市)のことである。平成21年までは、全国平均=100として全ての価格調査市町村(167市町村)のデータを用いて消費者物価地域差指数を作成していたが、平成22年から、51市平均=100として消費者物価地域差指数を作成することとした。