昨夜は消防団の夜警拠点にご挨拶。年の瀬に本当にお疲れ様です。こうした方々のおかげで地域の安全安心は守られています。
一方、厳しい雇用情勢が続くなか、仕事を失った人たちの再就職や住宅探しを支援するため、厚生労働省は29日と30日の2日間、全国19か所のハローワークを臨時に開いて、相談に応じています。
横浜でも「ハローワークプラザよこはま」で開いています。
横浜市西区北幸1-11-15 STビル1F TEL:045-410-1010
10時~17時
この臨時相談は、先月の完全失業者数が318万人に上るなど依然として厳しい雇用情勢が続いていることから、厚生労働省が、年末ぎりぎりまで就職先を探す人たちを支援しようと開いたもの。
しかし、今回の周知も徹底が不十分ですし、雇用対策の推進には、地方の実態にあった対応を進めるためにも、これまで議論が進められてきたハローワークの地方自治体への権限・財源移譲は不可欠です。来年は大前進の年にして頂きたいところです。
来年はどのような年になるのか?日経新聞が神奈川に特化して報じています。
2011年の神奈川県では大型研究施設や劇場の開設が相次ぐ。重厚長大産業が中心のイメージが強い神奈川に先端医療機関が集積する。4月には県の受動喫煙防止条例が全面施行する。日本経済の先行きに依然不透明感が漂うなか、県内の経済や暮らしはどう変わるのか。主な予定をもとに展望してみた。
11年は先端研究施設の開設が目立つ。かつて自動車工場などがあった川崎市の殿町(とのまち)3丁目地区。ここに「再生医療・新薬開発共同研究センター」(仮称)が3月に完成、4月から順次稼働する。実験動物中央研究所が慶応義塾大学や製薬会社などと組み、遺伝子改変など先端医療研究や新薬開発に取り組む拠点だ。
殿町3丁目は多摩川を挟んで対岸に羽田空港がある。交通の利便性の良さを武器に、川崎市は「環境・ライフサイエンス研究開発拠点構想」を掲げ、この一帯に国内外から関連施設の誘致を狙う。今回のセンターはその第1弾となる。
武田薬品工業も2月、藤沢市と鎌倉市にまたぐ同社の工場跡地に大型研究所を開設する。大阪市と茨城県つくば市に分散している国内研究拠点を集約し、約1200人の研究者が働く予定だ。
県内で研究所の開所が相次ぐ背景には交通アクセスが良い一方で、県外などに工場を移転した跡地など大規模な空き地があるためだ。
11年も県内では工場の閉鎖が相次ぐため、こうした敷地が増える可能性がある。トヨタ自動車の車両生産子会社、セントラル自動車は4月をめどに、相模原市内にある現在の本社工場から宮城県大衡村の新本社工場へ生産の移転を完了させる。
しかし跡地利用については白紙で、市は「先方が敷地を売却するのであれば研究開発拠点などを誘致したい」と話す。3月に閉鎖を予定している日本たばこ産業(JT)の小田原工場(小田原市)でも跡地計画は決まっていない。
日銀横浜支店の市川能英支店長は「人件費削減のために工場の県外・国外移転は今後も続きそう。日産自動車が電気自動車を県内で生産するように、先端産業分野をどう伸ばすかが県内経済の今後のテーマだ」と指摘する。
文化・スポーツ分野はイベントが目白押しだ。1月には神奈川芸術劇場が開業。プロバスケチームも発足する。劇場やスポーツ施設周辺の飲食店や商業施設などが協力し、地域が一体になって県外から集客する仕組みづくりなどが課題となる。
横浜・山下町に開業する神奈川芸術劇場は県が建設。約1300人収容できるホールを備える。演出家の宮本亜門氏を芸術監督に迎え、演劇やミュージカルなどを上演。周辺には横浜中華街や元町商店街があり、「商店街と連携し、食事や買い物も一緒に楽しめる仕組みをつくりたい」(松沢成文知事)としている。
9月には川崎市の向ケ丘遊園跡地に「藤子・F・不二雄ミュージアム」ができる。「ドラえもん」など人気アニメの原画や映像作品を展示。年間50万人の来場を見込む。
日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)の来季(11年秋~12年春)から、県内チームが初参加する。チーム運営会社の横浜スポーツエンタテインメント(横浜市)が選手選考などを進めており、横浜文化体育館などで試合する予定だ。
2011年4月の統一地方選では神奈川県知事選や県議選がある。政令市では横浜市議選、川崎市議選のほか、政令市移行後初となる相模原市長選と市議選も予定されている。
4月には県受動喫煙防止条例が完全に施行される。禁煙・分煙措置を施していない飲食店や宿泊施設、娯楽施設は5万円以下の過料が科せられる。すでに公共施設やデパートなどでは罰則対象になっているが、飲食施設での規制がいよいよ徹底される。
同月には県の改正青少年保護育成条例も施行。18歳未満が利用する携帯電話について、保護者が理由書を携帯販売店に提出しなければ、有害サイトを閲覧できなくする「フィルタリングサービス」を解除できないようになる。
私個人にとりましても、来年は大きな変化の年になりそうです。