安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

電車でベビーカーについて 1299

未分類 / 2010年8月26日

一昨日、東横線で県庁へ移動したとき、ベビーカーにお子さんを乗せたお母さん方が楽しそうに話しをしながら横浜に向かわれていました。我が家は4人の子どもがおりますが、幼児の子育ては家にこもりがちになりますし、都会の生活は孤立する場合が多々ありますので、こちらの方々にとっていい機会だなと思いました。

日経コラムの「あしたスコープ」に「ベビーカーで電車、これってマナー違反? 「迷惑」31%、摩擦防止へ互いの思い想像を」と題した文が綴られていました。

ベビーカーは家にこもりがちな子連れの親の行動半径を広げる役割を果たす一方、周囲では「車体が場所を取り迷惑」と受け止める人もいる。明確な共通ルールがなく、駅や交通機関などで「こんな時どうしたらいいのか」と利用者、周囲の人の双方が困惑しているようだ。

「ここは通路なので、ほかのお客様がぶつからないよう気をつけていただけませんか」。東京都内のコーヒーチェーン店で働くA子さん(35)は、のどまで出かかった言葉をいつものみ込む。

よく来店する5人ほどの女性グループの1、2歳の子どもたちは店内を駆け回り、ベビーカーは空。満席でも、折り畳まずに広げたままだ。狭い店でほかに置き場もないが、通り道をふさいでいるのは明白。(これはマナーに反すると思います)A子さん自身も5年前までベビーカーを使っていたが、混雑した電車や店では「周囲の邪魔にならないよう、畳んでいた」という。

「育児ストレスをためないためにも外出したい」と話す東京都多摩市在住の母親、B子さん(36)は普段、近所での散歩や買い物ばかり。7月、都心での同窓会へ生後6カ月の子どもを連れて行ったが、つい帰りが22時を過ぎてしまった。あっという間に電車で帰宅する会社員らに囲まれていた。座ることもベビーカーを折り畳むこともできなかった。「たまの遠出だと舞い上がり、周りが見えなくなってしまう」と反省する。(B子さんの「折りたたんでいいですか?」の勇気ある一言があれば、周りも声をかけ合い動けたかも。周りから「折りたたみますか?」とは聞きにくいと思うのですが。言いにくいかも。)

2006年12月に「バリアフリー新法」が施行されたのを境に建物や交通機関、公園施設などでエレベーターの設置や段差対策が進み、ベビーカー利用者も行動しやすい環境になった。国内メーカーのコンビによると、これ以降「海外ブランドが目立ち始めた」。従来、親がベビーカーを選ぶ基準は軽量、小型、折り畳みやすさだった。

車体や車輪が大きく安定感があり、石畳の道などで押しやすいよう設計された海外品を選ぶ人が増えた。簡単に折り畳めないタイプや、前輪から後輪までの幅が1メートル超と従来のベビーカーより一回り大きく、重いものもある。

ベネッセコーポレーションが運営する会員200万人のコミュニティーサイト「ウィメンズパーク」ではベビーカーに関する不満や情報交換が尽きない。「ベビーカーでエスカレーターに乗る?」「絶対にしない」「折り畳んで片手でだっこして、荷物持って……大変」「でもエレベーターに乗れないから仕方ない」。母親の間にもマナー知らずの利用者への指摘や周囲への心遣いの仕方が分からないという声が散見される。(マナーについて様々な指摘がされますが、問題とされる行動をするのは一部の人。一部を見て全体がおかしくなっているかのような錯覚が起きないようにしないと、世の中全体がおかしくなっていて「自分ひとりくらいいいや」ということにもなりかねません。バランスと客観性を欠いたテレビの影響が大きいと思います)

ベビーカー利用者は道路交通法では車いすなどの利用者と同じく、一般歩行者扱いになる。ただ商業施設や公共施設、交通機関などで共通のルールがあるわけではない。

西武池袋本店(東京都豊島区)は6月からエレベータ13基のうち、車いす・ベビーカー専用1基、優先3基について、説明役の係員と乗務員を配置した。「優先なのに誰も降りない」「専用なのにベビーカーが乗れない」という客の声が途切れないからだ。
東日本旅客鉄道(JR東日本)にはベビーカー利用者から電車の中での扱い方を教えてほしいという質問が届く一方、「必ず畳むよう徹底して」という要望もあるという。同社は「乗車中に折り畳むことをマナーとして呼び掛けているわけではない。ただ混雑時などは周囲への配慮をお願いしている」という。

「利用者と周囲の人が互いの状況を理解していないのに、不満を分かってと主張し合うと摩擦が起きる」と特定非営利活動法人(NPO法人)マナー教育サポート協会の田中ゆり子さんは話す。ベビーカーの利用者が配慮せず振る舞えば周囲の人の不満は高まるし、「困っているベビーカー利用者を助けようか」という思いも消えかねない。何が不満で何に困っているかをお互いに想像し、知ることが理解の第一歩になるはずだ。」

年齢に関係なく社会が利己的な傾向にあることは感じますし、社会の不安定さがそうした雰囲気を作っているのかも知れません。赤の他人も人は人。相手の立場に立って「もし自分だったら」と思えば対応も変わるように思うのですが。

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