安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

責任の所在について 1205

未分類 / 2010年5月23日

昨 日の午前中、ある地元のお一人暮らしのご婦人からご相談を頂きました。「一人で生きてきましたが、先のことを考えると、介護や葬儀など一人では人生終われ ないことがわかりました。人様に迷惑をかけたくないので、元気な今のうちに何かあった時にどうしたらいいのか考えておきたいです」「自分のためだけに政治 に何かしてもらおうなんて思っていませんが、先のことを考えるとどのような道があるのか知りたいです」とのこと。元々、ある厳しい競争社会で生きてこられ た方だけにとても気丈で生き方も考え方も立派な方。

ご 自身で役所の窓口に行くと「こちらでは緊急の対応をしているので、こちらに相談を」ということで社会福祉協議会と成年後見制度のパンフレットを渡されまし た。お一人のご本人にとっては聞いたこともない協議会と制度の名前だけを紹介され、前向きな行動をとろうにも不安になるとともに、窓口の対応が良くなかっ たこともあったため、友人を介してご相談頂いた次第です。こうしたご高齢の方の相談窓口としては「地域包括支援センター」がありますので、お近くのセン ターを紹介しました。

http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/sabisu/korei/kaigo/houkatu.html

せめて窓口の対応が相手の話を聞こうとする「おもてなし」の心があれば、この方はこんな思いにはならずに済んだはずです。言葉と行動を一致させるのは個人も組織も簡単ではないかも知れませんが努力は必要です。

こ うした「たらいまわし」は高齢者の相談に限らず、子どもの病気の相談等々、これまで様々な苦情を頂いています。相談する側はどこが窓口なのかわからない場 合が多いわけですから、まずはどこの窓口でもお客様をもてなすように丁寧に伺った上で、責任ある部署をご紹介する必要があります。また、縦割りの間にある 問題など、責任の所在が不明確だから、対応がいい加減というのは話になりません。責任ある行動が求められます。

ところで、読売新聞によりますと、TBSテレビは20日、口蹄疫問題への政府の対応に関する報道で、赤松農相が海外出張の際に「ゴルフをしていた」とする民主党幹部の発言を報じた部分について、「裏付け取材が不十分だった」として、昼のニュース番組で謝罪しました。

同社広報部によれば、この日朝の「みのもんたの朝ズバッ!」内のニュースなどで、「民主党の複数の幹部が、(赤松農相が)長期出張していたことは問題だという考えを示し、この間に大臣がゴルフをしていたと明らかにした」と報じたとのこと。

しかし同日、赤松農相が否定。民主党幹部も同社の再取材に対し、「伝聞情報で、具体的な根拠はなかった」と述べたそうです。

赤松農相が口蹄疫の感染拡大が始まっていた先月30日から8日までメキシコやキューバなどを訪問していたことに対し、自民党などが「政府の初動の遅れが被害を拡大した」として責任を追及しています。

さてこの問題、2つの無責任があります。マスコミと民主党の無責任と農水省の無責任。情報発信した側のガセネタが、裏付けを取らない取材で良しとするマスコミの情報となって世の中に流布されてしまった現実。先日も書きましたが、今回の口蹄疫の感染と被害の拡大は前回の10倍以上。政権の危機管理能力の欠如が明確です。

無責任な大人が多い分だけ、未来も無責任な社会になります。社会的に偉い人が人間として偉いわけではない。改めてそんなことを感じます。

※ツイッターやってます。http://twitter.com/GyotaTomohito

※にほんブログ村の「政治ブログ」ランキングに参加中。
ランキングはブログ画面からご覧になれます。
こちらからどうぞ⇒ http://gyota.seesaa.net/

※その他の活動報告、プロフィール等はhttp://www.gyota.com