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公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

都道府県議会制度改革について 804

未分類 / 2009年4月22日

昨日、神奈川県都道府県議会制度改革推進議員連盟の一員として、宮城県議会庁舎にお邪魔し、議会改革推進調査特別委員会の方々と意見交換を行いました。自民、民主、公明、県政会の超党派による議員連盟による活動です。

一歩一歩ではありますが、地方分権化が進み、基礎自治体の権能強化の充実が図られ、これらの広域調整機能を持つ都道府県議会の役割と責任が増大する状況にあります。そこで、知事の権限拡大に比べ、議会の権限等に関する規定の整備が遅れている実態などを鑑み、本県議員連盟が各地方自治体議会と議論し歩調を合わせながら、総務省や地方制度調査会、また各党国会議員に対し地方分権時代に合った地方自治法等の改正を求めているところです。悪い言い方をしますと、現状の地方自治法等は実態に合っておらず、国の官僚は地方を生かさず殺さず、コントロールしやすいシステムを継続することが前提であるようであり、国会議員も地方分権時代にあった「地方自治のあり方」を考えているとは考えにくい状況。結果として「地方の時代」と言いながら、何も変わらないということになります。そのため行動しているところです。

(1)    議会が臨時議会の招集権をもつ(地方議会は二元代表制であるにも関わらず、議会側には臨時議会の招集請求権はあるものの招集権がない。緊急対応が取れない。)

(2)    議決権の拡大(国からの法定受託事務も議決事件とすることができることすべき。各地各様の状況であるものの、国に課せられた義務に対し地方として議論もできない現状。)

(3)    地方議員の身分の位置付け明確化(議員活動は専業化しているが、「公選職」としての扱いになっておらず、現状では定義的に政治家とはいえない位置付けにある=身分不明確、人材問題)

これら以外にも、双方から様々な意見が出され、熱のこもった議論が行われました。その中で、議員の役割をもっとわかってもらわないといけないとした上で、「議員の役割は大きく4つ。(1)県民が望む政策が出来ているかチェックする (2)税の使い道がしっかりしているか監視する (3)県民の思う通りでなければ議員提案する (4)県民からの要望実現のためのパイプ役」「(4)ばかりが強調されるが、それと共に、都道府県議会においては(1)(2)(3)に集中できるようにするための動きが必要」との主旨から議論が発展し、国とは異なり二元代表の地方自治体は議会制民主主義ではない実態をどう変えていくか。全国議長会のあり方見直し等々様々な議論が行われました。

議論の後半では「次期衆院選の各党のマニフェストに載せるように働きかけしたらどうか」とのご意見も出され、全国各地において超党派でこれからしっかり動いていこうと確認しあった次第です。

いずれにしましても「何のため」を忘れず、行動していきたいと思います。

尚、宮城県議会からは渥美巌議員(自民)、佐々木幸士議員(自民)、藤原のりすけ議員(改革みやぎ)、佐々木敏克議員(自民)、相沢光哉議員(自民)、細川雄一議員(自民)、とのさき浩子議員(自民)、本多祐一郎議員(社民)が参加。神奈川県議会からは国吉一夫議員(自民)、川上賢治議員(県政会)、国松誠議員(自民)、渡辺均議員(公明)、福田紀彦議員(民主)、佐々木正行議員(公明)と私でした。

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