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公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「他人に厳しく、自分に甘い」報道について 747

未分類 / 2009年2月25日

昨日は本会議場にて一般質問が行われました。自民2本、民主1、公明1、県政会1。我が会派からは佐々木正行県議が登壇し、数多くの県政課題について質問。一部について、今後引き続き各常任委員会で議論されることになります。

ところで、昨日の各紙一面には、年金給付試算について「現役収入比50%確保」「年金給付2割目減り」などの見出しが躍りました。数字の見方は様々ありますが、給付額はその時の経済情勢や出生率などの前提条件によって変化しますので、各ケースに応じた事実を述べ、ケースに応じた必要な施策を検討することが大事です。いたずらに、最悪のケースを前提として「もうだめだ」といった悲観論だけを主張するのはどうかと思います。

一方、こうした大きな記事に隠れて、朝日新聞の所得隠しが記事になっていました。

読売新聞の記事がわかりやすかったので引用しますと、「朝日新聞社が架空の出張費を計上したなどとして、東京国税局から2008年3月期までの7年間で3億9700万円の所得隠しを指摘されたことがわかった。 (中略)

朝日新聞社広報部の話「申告漏れの指摘を受けたことを報道機関として重く受け止めています。架空経費に関しては関係者を厳しく処分しました。今後一層、適正な経理、税務処理に努めます」」とのこと。

大手企業などの申告漏れには、時に大々的なキャンペーンで、正義を訴える新聞が、自らのこととなると、社会面に小さく掲示。客観情報の提供に止まっています。「客観情報」の提供はマスコミの本来あるべき姿であり、これ自体は間違っていませんが、あまりの変わり身に「えっ」と思ってしまいます。

報道当日の報道ステーション。古館氏がどのように話されるか注目しました。番組も30分経過したスポーツコーナーの直前、局アナが短時間で淡々と事実を述べ、古館氏が押し殺したような小声で「あってはならない」とった主旨の話しを数秒しただけ。

「他人に厳しく、自分に甘い」。テレビにおいて漫才やタレント同士の話ならそれもありえるでしょうが、報道番組となれば話は異なります。まして、日頃から「社会の諸悪を根絶する」かの勢いで、先鋭的な報道を続ける同番組。日頃の放送を見ていると「これは客観報道なのだろうか?」と疑問を感じることが少なくない番組でもあります。

今回のような問題に対して、いつも古館氏が述べている通り、徹底的に原因分析し、自らの再発防止策を訴える。これこそ報道ステーションらしい番組のあり方ではないかと思います。

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