08年を振り返って 692
今年一年も大変お世話になりました。多くの皆様の応援に支えられ、今年1年も走りぬくことができました。誠に有難うございました。
06年に大きく人生の舵を切り、この世界に飛び込み約3年。私は自分の決めた道ですが、家族は口には出さないものの、当然とはいえ、結構な苦労をかけています。元々、サラリーマン家庭で、妻子も経験したこともない出来事の連続。只、ここに来てようやく落ち着いてきた感じがします。私の志を受け入れると共に、自身の人生の変化を受け入れた家族に心から感謝しています。
よく「人生は自分との闘争」と言われます。変化なく過ごせれば一見楽なように思いますが、「変化なきものは死んでいるもの」とはカルロス・ゴーン氏の言葉。自己変革の連続が人生ではないかと思っています。見る、聞く、話す、動く等、五体を活かして「かかわっていく」ことが自分に変化をもたらすのでは。どこまでも吸収力ある自分でありたいと願っています。
1月10日から全国公開される「チェ28歳の革命」という映画。20世紀最大の革命家とも言われるチェ・ゲバラの一生を描いた映画に作家の村上龍さんがコメントを寄せています。心揺さぶるものがありましたのでご紹介させて頂きます。
「08年9月のいわゆるリーマン・ショックで始まった世界的経済危機だが、循環的なものではなく、歴史の転換点だとわたしは考えている。金銭的利益だけを優先する企業戦略が破綻したと見るべきで、求められているのは景気回復などではなく、価値の転換であると思う。
チェ・ゲバラが、生涯を賭して求めたのは、まさに金銭的利益以外の価値だった。人間の精神の自由と社会の公正さ。シンプルで、そして間違いなくもっとも重要なものだった。社会主義イデオロギーを世界に広めるために戦ったわけではない。イデオロギーはツールに過ぎない。
どのような苦境にあっても向上心を忘れず、読み書きできる素晴らしさを仲間に教え、負傷した同志を決して見放すことなく、病気を患った住民を親身になって治療した。
喘息の発作を起こしながらもキューバとボリビアのジャングルを行軍するチェ・ゲバラを、この映画は始めて現実化した。それは人類の希望そのものだ。わたしはその姿を、決して忘れることがないだろう。」
来る2009年が皆様に取りまして素晴らしい1年になりますことと共に、皆様の御健康、御活躍を心よりお祈り申し上げます。どうぞ来年も宜しくお願い申し上げます。有難うございました。
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