透明性を高めるについて 622
昨日の日中、ある主婦の方々と長く語らう時間がありました。「(将来に向け、年金など)安心できる仕組みを」とのお話には政治の責任を強く感じるとともに、負担と給付のあり方や個人の権利などは、もっと明確にし伝えていく必要があると思います。安心の感覚には個人差があるわけですが、明確な基準を持ち、明示し、それを守り抜くことが信頼の回復に繋がると考えます。
ところで、官報によると、昨日、政府の地方分権改革推進委員会が会計検査院から12道府県が国庫補助事業の不正経理を指摘されている問題について議論したそうです。丹羽委員長は不正経理が起きた要因を「地方分権を進めないから、こういう住民や議会の監視を無視したやり方が続いてきているのだろうと思う」と述べ、適切な行政運営へ分権をさらに進める必要性を強調。今後、会計検査院からヒアリングし、来年まとめる第3次勧告に是正策を盛り込むことも視野に議論を進める意向を示したとのことです。
「地方分権を徹底し、(行政の)透明性を高めることを徹底することが大事だ」との指摘は全く正しく、今後社会保障のあり方を含め、行政や住民といった視点から地域における義務と権利を明確にしていくようになるものと考えます。
いずれにしても透明度を高め、進む方向を示すことが求められています。