安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

中越沖地震 新潟県柏崎市を現地視察

未分類 / 2007年7月31日

参議院選挙、大変厳しい逆風の中で残念な結果でしたが、大変なご支援により神奈川はじめ各選挙区では過去最高得票。捲土重来、前進あるのみです。今後のことについては、また打っていきます。

7月30日朝7時に県議3人とともに一路新潟県長岡市へ向け出発。中越沖地震の現場をこの目で確認し、「事前に何をしておくべきであったか」を現場の声から学ぶため向かいました。たった1日だけではありましたが、現地でなければわからない痛みと苦しみを感じ、新潟の経験を必ず神奈川で生かすと強く決意した次第です。

私の学生時代からの友人が最大被災地である柏崎市の社会福祉事業協会の事務局員として勤務。その彼が社会福祉施設、ボランティアセンター等々を案内してくれました。実は被災直後に彼から携帯メールで「水と単一電池を送ってくれ!」との連絡。小売店、宅配会社と連携し私なりに打てる手を全て打ちました。現地は悲惨な状況でしたが、被災後約2週間ということもあり、落ち着きを取り戻しつつある中、行く先々の施設で喜びの声を頂き、微力ながらお役に立てたことをうれしく思いました。

何事も現場に身をおかなければ現場の痛みがわかりません。3年前に中越地震で苦しんだ新潟。しかし、まだ事前に手を打つべきであったという例を一部ご紹介します。

(1)トイレ不足  仮設トイレは十分すぎるほど届けられたが、使われているのは一部のみ。なぜか?(1)トイレがあってもバキュームカーがないため使えない。下水道整備率向上する一方、汲取り車減。(2)仮設トイレは和式ばかり。洋式しか使えない人多い(特に高齢者)。

(2)食糧不足  老人福祉施設では非常時のため食糧備蓄しているが、被災時には特別に多数を受け入れることになる。柏崎市の施設では各施設3日間分備蓄しているも、実際には1日半で底をついたとのこと。

その他、ボランティアを統括する際の行政運営、災害時介護保険利用等の法的問題、避難所生活でのストレスを事前の準備でいかに軽減するか等々、新たな視点から防災を考えた1日でした。現場の声を政治に生かすことに徹していきたいと強く感じています。

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政治の安定について

未分類 / 2007年7月23日

政治に変化を求めることは理解できるのですが、イメージ選択が先行していて中身の議論が不十分だと思います。今日のサンプロを録画して見ましたが、マスコミ関係者の方々は「年金問題等の議論は有権者が理解するには難しい。」と夫々うなずきながらコメントしてました。ではどうすればいいのでしょうか?私は詰まる所、そのときの社会問題だけに目先左右されることなく、政策とビジョンで勝負する、そうした政治選択のあり方を作り上げなくてはならないと思っています。郵政といえば郵政。年金といえば年金。それどころじゃない課題は山積しています。世界最大の国の借金をどうやって返すのか?少子高齢化社会の社会保障制度をどう安定させるのか?少子化、働き方、再チャレンジ等の社会問題にどのような仕組みと実行で社会を安定させるのか?

「何のために」「どうしたいのか」が見えず、ただ「変えてみたい」といいます。これは本当に危険。衆愚政治になります。今でも政治が混乱すると「何かいいこと」でも起こる様な「イメージ」も作られているように強く感じます。これは日本社会の最大の不幸であり、世界の中で重要な役割を担う国としては大変なマイナスです。あくまでも「自由」と「放縦」は異なります。

公明党が政権に入り約8年。不良債権処理、中小企業対策、誰も手を付けられなかった社会保障制度改革等々の改革断行を自民党が約束することで政権に参画。約7600円まで下がった株価は現在約18000円まで回復。有効求人倍率は最悪だった0.51から1.06にまで回復。不良債権率は8.4%から1.5%まで大幅改善。「経済は正直。政策が数値に表れる。」とは竹中元大臣・慶応大学教授の弁。これに伴い世界での信用も徐々に回復。個別の政策実現はもとより、これらすべて安定した政権下での実績に外なりません。

日本の将来を選択する時なわけですから、こうした議論が国民の中でされるようにしていかないと、いつまでもTVがつくる「イメージ」だけのワイドショー政治が続くことになり、「経済一流、政治三流」との評価は変わらないように思います。足元は年金問題の解決等になってますが、日本の未来のためにやらなければならないことは外にあると強く感じています。

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乗り合いタクシーについて

未分類 / 2007年7月15日

非常に強い台風4号。くれぐれもご注意ください。こうした日には外に出かけるのも戸惑うところですが、地域によっては日頃の外出でも大変ところがあり、「日常の足が欲しい」という声を伺います。港北区は坂が多く、また高齢者の方々も多いことからミニバスか乗り合いタクシー(ディマンドタクシー)を運行して欲しいとのご要望がよくあります。

只、こうしたサービスに関して費用対効果の問題を避けて議論するわけには行きません。多くの方々からの声を受け、神奈川県内の自治体として初めて乗り合いタクシー事業を開始した逗子市。実は最近、導入後7ヶ月で打ち切りとなりました。利用者制限(高齢者や妊婦、子供連れは利用可能だが、関東運輸局から民業圧迫しないようにとの条件があったため、交通弱者以外への利用拡大不可)や費用対効果など様々な壁があったようです。

それでも事前の市民アンケートではおよそ半分が「使ってみたい」と回答。シュミレーションではペイするとの結果を出し、費用も割安で介護保険法で認定を受けている人が乗車する場合、介助者は無料になるなどサービスの充実も図られ、利用者増加が期待されていました。

しかし、実際は1日あたりの利用者目標12人に対し、7ヶ月間の1日平均はたったの2名。無駄を省くために予約要としたことなども使い勝手に影響したとの見方があるようですが、それにしても予想と実態のギャップに、住民意見を集約した当初の予想を含め様々な意味で厳しいものを感じます。状況に応じて今後も慎重に検討を重ねていくとのことです。

観点を変えて、こうした問題を見てみますと異なる課題が見えてきます。私は常日頃から政治も行政サービスも常にバランスを求められていると感じています。政治の世界で時々「これが国民の声だ!」「県民の声だ!」と叫ぶ声を聞きますが、その言葉を使う方ほど一部の偏った意見を代表している場合が少なくありません。一方的且つバランスを欠いた議論をするのでなく、客観性とバランスを保ちながら議論し問題の解決に当たることが政治行政に求められているように思います。こうした基盤を保ちながら、如何にして困っている人の力になっていくか。如何にして地域の活力を引き出すか。如何にして少子高齢化社会に立ち向かっていくかなどを考える必要があるのではないかと思います。 

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揺らぐ学歴社会について

未分類 / 2007年7月9日

最近は「年金」が主要なキーワードですが、つい先日までは「格差」が大きく取り上げられていました。時々保護者の方々と話をするのですが、やはり自分の子供たちには将来のために「学力をつけてほしい」と言われています。

学力をつけ、学歴をつけてどうするのか?安定した未来に生きてほしいという願いからだと思います。従来の学歴エリートの多くは一流サラリーマンか役人になっていましたが、只、時代は変化しており、今はその立場も安心していれるものではなくなっています。「サラリーマンと起業家・医者などの所得格差が拡大している」と分析する学者いることもあってか、最近の「できる」高校生は東大ではなく医学部を目指すそうです。ある保護者は「もう医者になるしかないんだから、金がかからず学力をつけられる方法を考えるのが政治の役目だ」と言われてました。こうした話を伺うと、まさに今の日本を象徴しているようで、「自分さえよければいい」の典型だと思いますし、「みんなのための税金だぞ」と言いたくなります。

何のために学力をつけるのか?「詰め込み能力」の追求でやってきた日本の教育・評価方法に限界が訪れているのは間違いありません。従順な社員がいい社員、と言われた発展途上国の日本なら意味のあることでしたが、世界の中の日本となるとそれだけでは難しくなります。「考える力」をつけ人間性、人間力を高める教育への変化が必要だと強く感じています。只、これは児童生徒より先に大人が気づき、変化することが最初の一歩。私自身、自分に何ができるか、まず考え、行動していきたいと思います。

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