バックナンバー 2016年 1月
先日、富津市の六野(むつの)という地域に用事があり、帰り道は少し遠回りになるが、長狭街道に出て鋸南町の菱川師宣記念館に行った。
ご存知の通り、この記念館は浮世絵の「見返り美人」で有名な菱川師宣(ひしかわ もろのぶ)の出生の地にある記念館。時々、興味深い企画展を開くので、そんな時は訪れている。今回は、この記念館が開館30周年ということで、東京富士美術館の協力を得て、ジャポニズムの影響をうけた時代の画家(マネ・モネ・ルノワール)の作品が並んでいる。「ジャポニズム」とは、19世紀後半から浮世絵などの日本の美術工芸が西欧美術に影響を与えた現象のこと。また、浮世絵版画(喜多川歌麿・葛飾北斎・歌川広重)も展示されており、興味が尽きない。ぜひ、皆様もご一覧を。
菱川師宣記念館・299-1908安房郡鋸南町吉浜516 電話:0470-55-4061 会期は、2月7日(日)まで。会期中無休。開館時間は午前9時〜午後5時まで。近くの道の駅「保田小学校」で、この企画展のチラシをゲットし持参すれば入館割引(20%)されます。
今年はじめてのブログですので、「新年、おめでとうございます!」。ここ富津市は、例年になく今年は好天にめぐまれ、穏やかな新年の出発となりました。ただ、海苔の生産量が通常の1割程度の状況で、関係者の苦渋が心配です。
タイトルの件は、先月の12月議会で3名の議員から議案が提出され、①歳費(給与)がこの4月から2割減の36万円に、②定数が2議席削減の16議席に、③政務活動費が月額1万円が3万円に、この3点が議決されました。わたしは、①②について反対、③については賛成をしました。
①の歳費については、一昨年は市職員が地域手当(4%)をカットしているから、議員も相当額の1万8千円の減額、そして昨年は10%(4万5千円)の削減。そして今年の4月から20%削減が決まりました。私の考えは、この時点で任期が4ヶ月しかない現職議員が決めるのではなく、新しくなった議員が決めるべきとの考えです。一昨年秋の富津市主催の住民説明会や昨年実施の富津市議会初の議会報告会で、1部の市民の方から歳費や定数を減らすべきだとの声は十分承知していました。ただし、その意見の底流には、「議員・議会はこの財政状況になるまで、何をしてきたのだ!」がありました。最大の課題は、議員・議会の役割・使命が問われていると理解しています。②の定数についても、既に富津市選挙管理委員会から昨年9月3日に市ホームページで、今年4月の市議選は、定数18と公表されており、新人候補者の立場を考えるとこのタイミングでやるべきではないとの思いです。①②については、共にタイミングが悪いことが、最大の理由です。③については、施策の調査・研究費として妥当な金額と考え、賛成しました。
ここ数年は、元日は近くの富津岬の展望塔から写真を撮っています。今年もきれいな初日の出を見ることができました。今回は、この展望塔の特徴を入れ撮影しました。後ろを振り返ると、旭日に染まった富士がくっきりと。この場所は、2つの醍醐味を味わえる貴重なスポットです。