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バックナンバー 2017年 8月
2017.8.19公明新聞

東電福島第1原発の模型の前で説明を聞く山口代表(中央)ら=18日 福島・三春町

公明党の山口那津男代表は18日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興状況や、放射線への知識を分かりやすく伝える学習拠点として注目を集めている福島県三春町の県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」を視察した。

同施設は「楽しく学べる」と好評で、昨年7月の開館から1年余りで来館者数が9万5000人を超え、学校行事で訪れた子どもが後日、家族と再び足を運ぶ事例も増加。原発事故で県外に避難した子どもたちへのいじめ問題を受け、公明党の推進で、再発防止に向けて東京都や横浜市の教員研修にも活用されている。
山口代表は、角山茂章所長らの案内で施設内の展示物を丹念に見学。目に見えない放射線の特性を紹介するコーナーや、360度全方位で映像を体験できる全球投影型シアターなどを見て回った。
山口代表は「福島の復興の歩みが手に取るように分かる。未来を担う子どもたちをはじめ、県内外から多くの人たちに訪れてもらえるよう、支援していきたい」と語った。
この後、山口代表は、次世代のがん治療として期待される「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」の実用化に取り組む南東北BNCT研究センター(郡山市)を訪問。郡山市役所では、太陽光発電を活用して水素を製造し、燃料電池車に供給する水素ステーションを調査した。