Archive for 2019年 6月

6月議会が閉会(一般質問概要)

 本日、6月議会が全ての議案の審査を終えて閉会となりました。明日より涼しい議場から蒸し暑いまちに出て、来月に迫った参議院選挙の大勝利に向けて、全力で走り抜いてまいります。 

 

 今回は4期目の議会に送っていただいて最初の定例議会です。市議選の選挙戦の中で、市民の皆様から多くのご意見をいただきましたが、今回はその中から高齢者支援についてと、文化振興について一般質問に取り組ませていただきました。長くなりますが質問と答弁の要旨を掲載させていただきます。

 

高齢者支援について

 

問:在宅介護を支えているのが訪問介護員であり、訪問介護員が介護保険制度を支えているといっても過言ではありません。介護職全体の不足が問題となっていますが、喫緊の課題として訪問介護員不足が全国で深刻化し、本市でも最近複数の事業所が訪問介護を取りやめている実態があります。本市の訪問介護の状況について、ご説明をお願いします。

 

答:藤岡市においても国の状況と同様に訪問介護員が不足しています。人材の確保ができず、休止や廃止をする事業所が増え、この5年間で登録する訪問介護員は約1割減っています。そのため地区によっては訪問介護事業所が少なく、訪問介護員の派遣が困難な所もあるという状況になっています。

 

問:訪問介護は在宅介護を支える生命線であり、ここが崩壊してしまうと施設介護を選ばざるを得ないという状況になりかねません。訪問介護についての今後の対策を伺います。

 

答:訪問介護員の不足について、ケアマネジャーからの相談に近隣地域や市外の事業所を紹介する等協力し、利用者が必要なサービスを確保できる様に努力しています。
また、休止している事業所に再開してもらう様働きかけをしたり、訪問介護以外の在宅介護を支えるサービスである複合型サービス事業所の整備普及を支援することや、介護保険以外の在宅サービスの利用促進等、介護が必要な状態になっても在宅での生活を続けられる体制を作っていきたいと考えます。さらに介護人材確保のため、県と協力して情報提供をしていきたいと考えます。

 

問:国は自宅のごみを集積場まで運ぶのが難しい高齢者をサポートするため、高齢者宅まで出向いて回収を行う「ごみ出し支援」制度の拡充に乗り出す方針です。国立環境研究所の調査によると支援制度がある自治体は23%にとどまっており、自治体向けのガイドラインを作成して制度づくりを促すとのことです。
 本市においても、ごみ出しが困難な世帯が多数存在し、その多くは近隣住民の善意や、離れて暮らす家族の支えでしのいでいる現状があります。本市のごみ出し困難者の現状について、状況を把握していれば、ご説明願います。

 

答:平成27年度に市が実施した日常生活支援の高齢者支援ニーズ調査では、約2.6%の人が今後ごみ出し支援が必要と回答しています。市の高齢者人口は約2万人ですので、約500人の人が必要と考えていると推定されます。
 美土里地区の地域支え合い協議体では、できることから支援を行うという考えの下で今年の1月からごみ出し支援を行っています。また鬼石地区では、藤岡市社会福祉協議会のふれあい収集ボランティアが活動して支援を行っています。

 

問:国はごみ出し支援について、ガイドラインを年度内に完成させる予定のようです。ガイドラインでは先進事例を盛り込む見通しで、清掃業者に委託また市職員による戸別収集、町内会やボランティア団体に助成金を出す制度などがあります。本市では生活支援体制整備事業の中で、住民主体で行うとのお考えのようですが、近い将来にすべての地区で実施していくべきと考えます。
 また、収集日に家の前にごみが置かれていない場合などに安否確認の声掛けを行うことで、高齢者の見守りのためにも有効な事業でもあります。ごみ出し支援の実施についてお考えを伺います。

 

答:ごみ出し支援については、実施している地区では定期的に区の回覧等で支援の周知を行いニーズの把握を行っていく必要があると考えます。また現在行っている地区以外でも実施していく必要があると考えますので、国のガイドラインが出た際にはよく研究し、必要に応じて各地区の協議体へ情報提供を行っていきたいと考えます。

 

問:最近は特に高齢運転者による交通事故がニュースになる機会が多く、一度加害者になってしまえば、本人にも家族にとってもその結果は大変重大です。しかし本市の高齢者運転免許証自主返納支援事業では公共交通利用券等の交付は1回限りであり、使い切った後のことを考えると躊躇してしまうという声も聴いています。
現在、本市では生活支援体制整備事業による移動支援を検討していますが、この事業は地区ごとに実施されるため、移動範囲に制約があります。一方で市内の広範囲への移動を認めた場合、ボランティアを基本とするドライバーへの負担や事故の危険性が増すだけでなく、タクシー事業者と競合することとなり、事業者の市内からの撤退を誘発する恐れもあります。タクシー券を毎年交付する方法が理想ですが、藤岡市の財政の中では多額になるとの議会答弁があったように、直ちに採用するのは難しい状況であると思われます。
 次善の方法として乗り合いタクシーを導入している市町村も多く、これでしたらタクシー事業者がすでに所有している車両を、この事業での利用者を載せている実車時だけ借り上げるという選択肢もあり、それ以外の時には事業者は通常のタクシーとして営業できることから、事業者と自治体双方に利点があります。乗り合いタクシーについて研究・検討をする考えがないか伺います。

 

答:公共交通には交通空白地域や利用者の減少といった様々な課題がありますが、解決には至っておりません。バス路線の見直しについては、定期的に行っていますので、今後はその中でバス路線の新設や乗合タクシー等も含めて検討してまいりたいと考えています。

 

問:高齢運転者の事故で、特に悲劇性を強く感じざるを得ないのが、その被害者が子どもであった場合です。高齢運転者に限らず、子どもが犠牲になる事故が多発したことから、交通事故被害防止のために、学校での通学路の安全点検の取組が進められてきました。
 一方で保育も市町村が責任を負うべきことですが、その保育時間中に発生した先日の保育園児の死傷事故は、特に散歩等の外出時の安全対策が盲点であったことが明らかになりました。保育所の交通安全対策について本市のこれまでの対応について伺います。

 

答:保育園等における散歩などの外出時は、国が定める保育所保育指針等に基づき、複数の保育士が引率するなど、移動中の園児の安全に十分配慮する形で安全対策を図っております。
このほか市内の保育園等の交通安全対策として、藤岡市交通安全対策協議会が開催する交通安全教室により、園児たちに基本的な交通ルールや横断歩道の渡り方を学んでもらうことで、子どもたちの安全教育を進めています。

 

問:これまでの対策で防げなかった事故を防止するため、保育園各園についても学校と同様に、散歩のルート等について安全点検を、関係者を集めて定期的に実施していく必要があると思いますが、お考えを伺います

 

答:散歩ルート等の定期的な安全点検については、本市内にある保育園等の各園と、地域住民、道路管理者など関係各所の協力を得ながら、実施に向けた検討を進め、子どもたちの安全対策に努めていきたいと考えています。

 

文化振興について

 

問:文化というと大変幅広い概念ですが、その中で行政が関わるものに限定しても、文化芸術基本法によれば芸術や芸能にとどまらず、観光・まちづくり・国際交流・福祉・教育・産業等に至るまで幅広い分野にわたります。
文化は、人々の人間性を育み、創造性や感性を豊かにし、生活に潤いと喜びを与えるものです。また文化は、地域のアイデンティティを高め、郷土を愛する心を育むとともに、地域の産業や観光などの重要な地域資源として、魅力と活力あるまちづくりの原動力になります。行政も経済活動も結局は人の営みですので、人の心を豊かにして、誇りをもって郷土を愛する心を育てることは、教育のみならず街づくりにおいても、市政にとって重要な課題と考えます。
 まず教育委員会に、文化振興についての基本的な見解を伺います。あわせて、どのような事業に取り組んでいるか簡潔にお示しください。

 

答:文化は日常生活及び社会生活を営むうえで切っても切り離せないものと考えています。社会教育基本方針にも、社会の仕組みや生活様式がめまぐるしく変化する時代にあって「心の豊かさ」を渇望する人々の欲求にこたえるため、文化振興を含めた社会教育の重要性は高いと認識しています。
 生涯学習課では、生涯学習の推進として市民の学習・文化活動を豊かにするための施設整備と充実に努めています。また文化協会や連合婦人会等の芸術・文化団体と連携するとともに、各公民館において定例教室や講座等を実施し文化芸術活動を推進しています。
 次に、文化財保護課では文化財を保護し将来に引き継ぐため、市民の理解と愛着の向上を目指し、郷土学習の環境づくりや支援を行っています。今後も文化財の保存や歴史資産の活用を軸に市民との接点を持ちながら郷土愛の醸成を図っていきたいと考えています。

 

問:市長部局においても、地方創生やまちづくりにおいて、広い意味での文化振興は重要な課題となっていると考えます。企画部に文化振興についての基本的な見解を伺います。あわせて、どのような事業に取り組んでいるか簡潔にお示しください。

 

答:企画部で取り組んでいる文化振興の代表的なものとして、みかぼみらい館を拠点した芸術文化振興があります。開館と同時に藤岡市文化振興事業団を設立して、藤岡市と連携し様々な芸術文化事業を展開し、市民文化の向上に努めてきました。
 また今年度より、地域文化を活かした地域コミュニティの強化として「地域の歴史・文化保存継承事業」を行っています。これは自分たちが暮らす地域を見つめ直し、地域の行事や伝統芸能等を記録・保存する活動を通じて、連帯感と郷土愛を育むものです。

 

問:文化によって人は地域社会と結び付き、文化を媒体として地域社会の一体感が醸成されると思います。文化の持つ力を再認識していただき、予算によって下支えする必要があります。
そのためにも本市にとって文化行政とは何かをしっかり位置付けて、さらに発展させていくために文化振興条例を制定するべきです。これまでの文化行政は、文化財保護など一部を除き、条例の裏付けもなく個々の規則などによって予算が支出されてきました。それらは首長の思いであったり、これまでの慣例によって予算付けがなされてきたものも多く、将来的に首長が代わったり、財政状況の変化によっても容易に削減されてしまいかねないものです。本市においては条例に従って予算を支出し文化振興事業を実施するという、ルールに則った形での文化振興行政を、まず確立するべきです。
 文化芸術基本法の第四条に「地方公共団体は,基本理念にのっとり,文化芸術に関し,国との連携を図りつつ,自主的かつ主体的に,その地域の特性に応じた施策を策定し,及び実施する責務を有する。」とあります。責務規定ではありますが、藤岡市にとっての文化振興の重要性は、これまで論じてきたとおりです。
文化の持つ力を再認識し、文化振興行政を市政にきちんと位置付けていくことを市民に示し、その上で市と市民等が協働で文化を振興して、心の豊かさが実感できるまちづくりを推進するためにも文化振興条例の制定が必要と考えます。市長のお考えを伺います。
またあわせて、本市の文化行政は企画部と教育委員会の複数の課が分掌しています。さらに強力に文化行政を担うためにも、行政機構についても一元化を基本に、その役割分担を整理しなおし、体系的に取り組んでいくべきだと考えます。今後の本市の文化担当のあり方について市長のお考えをお聞かせください。

 

答:条例を制定し、市民とともに文化ビジョンを共有することは、文化を基盤としたまちづくりを推進するうえで、大変重要であることは認識しています。現在、群馬県内において条例を制定しているのは、前橋市のみという状況ですが、将来にわたり市民が心豊かに暮らし、藤岡市が魅力と活力がある市として成長し続けるために、今後も調査研究をしてまいります。
 また文化行政を担う行政機構の一元化については、文化のとらえ方が多岐に渡ることから各部に渡り細分化されており、早急に一元化を図るのは難しいと考えますが、今まで以上に組織間の連携強化を図りながら、今後も研究していきたいと考えています。

 

*上記はくぼたの私的編集による概要です。詳細はくぼたまでお問い合わせいただくか、後日議会ホームページに掲載される録画映像か議事録をご確認ください。

第20回かんなの里 藤華祭

IMG_1632

 

 市内の障がい者支援施設である「かんなの里」が主催する第20回藤華祭に今年も出席させていただき、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

 舞台では毎回利用者さんにより演じられるミュージカルと、招聘した団体やアーティストによる公演が行われているのですが、どちらも楽しみにさせていただいています。今年のミュージカル「人魚姫~かんなバージョン」たくさんの意外なキャラクターが登場し、楽しませていただきました。

 

 かんなの里を運営するかんな会は今年創立20年を迎え、藤華祭も回を重ねて20回目となりました。20年の長きにわたり、ノーマライゼーションの実現を掲げて藤華祭や地域支援セミナーなど、地道な取り組みを重ねられてこられたかんな会の皆様の努力に感謝申し上げます。会場のみかぼみらい館大ホールを埋め尽くす多くのお客様の姿が、かんなの里と障がい者への理解の広がりを示していると感じました。こういった機会に更に多くの方に参加していただき、障がい者との触れ合いから理解の輪が更に広がっていくことを願っています。

 私も議員の一人として障がい者支援に取り組むとともに、かんなの里をしっかりと応援してまいります。

6月議会が開会

6月13日

 

 藤岡市議会令和元年第3回定例会(6月議会)が、開会となりました。会期は25日までの13日間です。改選後初の定例議会であり、令和時代初の定例議会です。皆様の負託にこたえるべく、全力で取り組んでまいります。

 

 ちなみに第3回というのは年間で通してのカウントですので、平成31年3月定例会である第1回と、改選後すぐに議会の構成を決めるのが主な内容である臨時会の第2回に続いての議会ということです。本格的な議論を行う定例会は、令和時代に入って初めての開 催ということになります。

 

 今回も一般質問に取り組んでまいります。普段と違ってやや時間に制約があり準備不足気味ですが、何とか頑張っていきたいと思います。質問通告は以下の通りです。

 

1.高齢者支援について

 (1)本市の訪問介護の現状と対策について

 (2)ごみ出し支援について

 (3)通院・買い物等での移動支援について

 (4)子どもの交通事故被害防止について

2.文化振興について

 (1)本市の現状について

 (2)文化振興条例の制定について

 

 これらの問題は、選挙期間中に皆様からもご意見をいただきました。我が議会では一般質問は会期後半に行われますので、私の登壇は20日の午前中となります。2番目ですので11時前くらいからになると思われます。頑張って準備してまいります。

ブログバックナンバー
外部リンク
公明党広報
サイト管理者
藤岡市 窪田行隆
fuji_fuyuzakura@yahoo.co.jp