3月議会が閉会(一般質問概要)

 本日、3月議会が平成31年度予算案を可決して閉会となりました。また明日より春を迎えるまちに出て、4月のその日まで、全力で走りぬいてまいります。

 

 来年度予算では、私が取り組んできたことが何点か実を結ぶことができました。まず1点目は子育て支援として、産婦健診が始まります。これは産後2週での健診で、産後うつと母体の回復を確認するものです。今年度から始まっている産後ケアが該当者の受け皿になりますので、出産直後のお母さんの強い味方となります。

 

 2点目は生活困窮世帯の子どもの学習・生活支援事業です。これは生活困窮者自立支援事業の任意事業として国からメニューの一つとして示されていたものですが、これまで実施されていませんでした。市議会公明党として、市内で学習支援に取り組んで頂いているNPO法人と連携して支援してきましたが、事業化によってNPO法人への委託事業として実施されることとなりました。

 

 3点目と4点目は健康づくり関連で、健康マイレージ事業と歯周病健診の個別検診化です。健康マイレージは検診や健康づくり事業に参加するとポイントがもらえ、これをためると健診の自己負担分の無料券や、市の施設の無料利用券などがもらえます。

 

 5点目は市の公用車へのドライブレコーダーを原則すべての車両に取り付けることとなりました。これまでは一部の車両にしかついていませんでしたが、原則すべての車両に付けます。これは事故の時の証拠映像になるだけでなく、多くの公用車が市内を録画しながら走行することで、防犯カメラの代わりにもなります。
 

 もう一つ、防犯では内田議員の実績で詐欺被害防止機能付き電話機に購入補助を行います。今夜のニュースでもありましたが、高齢者を狙った詐欺等の被害は、まず犯人グループからの一本の電話から始まります。彼らは摘発を逃れるために声を録音されることを嫌いますので、これは被害防止の大きな効果が期待できます。

 今年も皆様から伺った声を、大きく形にすることができました。大変ありがとうございました。

 

 

 今回は3期目の任期最後の定例議会ですが、最後まで一般質問に取り組ませていただきました。今回は来年東京オリンピック・パラリンピックを迎えることから、これを契機に市内のスポーツ振興と障がい者スポーツ振興、子どもたちへの国際理解教育と障がい理解教育を進めること、更に観光振興について質問しました。以下、長くなりますが質問と答弁の要旨を掲載させていただきます。

 

問:東京オリンピック・パラリンピックが、来年に開催されます。国内で開催されるのは長野大会以来22年ぶり、夏季大会としては前回の東京大会以来56年ぶりとなります。藤岡市民の間でも関心が徐々に高まっていますが、開催期間中には世界のトップアスリートたちの競演と、日本と日本人選手たちの活躍に市民が感動を共有することで、一気にスポーツへの関心が高まることと思われます。
もちろん藤岡市は競技開催地でも事前キャンプ地でもありませんので、何もしなければオリンピックは目の前を通り過ぎていくだけです。藤岡市がより輝くために、世界的スポーツイベントが身近な東京で開催されるという千載一遇の機会を、是非とも生かしていくべきと考えます。
また同年4月から6月にかけて、群馬でディスティネーションキャンペーンが開催されることも決まっています。これを契機に市民がより元気になり、未来を担う子どもたちが学びを深め、そんな藤岡を内外に発信していくために、以下伺ってまいります。
まずスポーツ振興について伺います。東京オリンピックの開催により高まったスポーツへの関心を、より多くの市民が実際にスポーツをプレーすることにつなげていければ、市民の健康づくりのためにも、まちの活性化にも有益です。はじめに現在の本市のスポーツ振興の取組について伺います。

 

答:生涯にわたり心身共に健康で明るい生活を営む上でスポーツは必要不可欠なものとなっております。本市では市民の健康の維持増進及び競技力の向上を図るため、各種スポーツ大会の開催、青少年の健全育成を図るため、スポーツ少年団活動の推進及びスポーツ指導者の育成を図っています。
また、スポーツ愛好家を増やし、スポーツに親しむ機会を提供するため市民スポーツ教室の開講、小中学校の校庭や体育館を地域住民に開放する学校開放を行っています。
更に、市民が気軽に軽スポーツ等に参加する場を提供し、健康増進に役立ててもらうために出前講座等をおこなうスポーツ推進委員活動、本市の知名度の向上と地域経済の活性化のため、上州藤岡蚕マラソンとチャレンジサイクリングフェスタを行っています。

 

問:スポーツ人口を増やすには、環境整備も重要です。本市のスポーツ施設の整備状況は十分とは言えないまでも、必要なものは充足していると思われますので、当面必要なのは質的な充実です。市民が快適に施設を利用してスポーツを継続し、その輪を広げていってくれることが重要です。今後のスポーツ施設の整備について、お考えを伺います。

 

答:現在、市で運営しているスポーツ施設は、市民球場、市民体育館、市民プール、烏川緑地などがあり、維持管理費として毎年約2億9千万円の経費が掛かっています。今後も質の充実を図ってまいります。

 

問:利用者が不便に感じるところを運用改善や施設の改修で改善し、市民がまた利用したいと思うようにすることが必要です。市民体育館のシャワーはそれぞれ4基ある内で温水が出るのは、現在1基のみです。スポーツを終えた後に汗を洗い流すことは、体のケアとして重要であり、温水が利用できるよう改善が必要です。改修の予定があれば伺います。

 

答:市民体育館は、昭和63年に建設した施設です。利用者の意見を聞きながら適正な維持管理を行ってきましたが、既存のコインシャワーに不具合があることから、平成31年度は男女2基、計4基の温水シャワーが使用可能な工事を予定しています。

 

問:本市では複数のグラウンドとサッカー場が河川敷に整備され、多くの団体が利用していますが、ここに設置されている仮設トイレについては、常に苦情が絶えません。対外試合で市外のチームが訪れることも多く、本市のイメージを悪くしているとも聴いています。
河川敷への工作物の設置に制限があることは承知していますが、それならばまずは仮設トイレを現代の市民のニーズに合ったものに交換するべきです。建設現場への女性の進出もあり、最近の仮設トイレは洋式であることはもちろん、設備の整ったものがあります。本市にあったものを選定して設置することで、状況は改善されると思われますが、お考えを伺います。

 

答:トイレの使いやすさと衛生面の配慮をすることは、対外的にも本市のイメージアップにつながると考えていますので、平成31年度は烏川緑地に洋式の仮設トイレを1基、リース契約で試験的に設置して利用者の意見を聞きながら、利用頻度や設置費用を考慮しつつ、更新をしてゆく考えです。

 

問:仮設トイレの交換にとどまらず、やはり近い将来、恒久的な公衆トイレを建設することが必要と思われます。
河川敷内に建設することが難しければ、河川敷外のグラウンドに可能な限り近接した場所に建設することも含めて、検討するべきと思います。お考えを伺います。

 

答:河川区域の外に公衆トイレを建設するには、公園利用者の動線、給排水処理の条件を備えた用地の確保から、建物の建築費、駐車スペースなど、トイレ以外の周辺施設の整備が必要となり、公園からの距離が離れるほど建設コストに対して利便性が低くなるため、現時点では設置計画はありません。

 

問:小中学校の体育館は学校での体育の授業、式典・集会はもちろん、中学校の部活動や地域のスポーツ団体の活動の場でもあり、更に災害時には避難所として避難生活の場ともなります。このように学校体育館はスポーツの場であることはもちろん、多目的に活用される地域の重要な拠点でもありますが、エアコンは整備されていません。
学校の教室はエアコン整備が進みましたが、次の段階として、学校体育館にエアコンを整備するべきと考えますが、お考えを伺います。

 

答:小・中学校の体育館は、体育の授業等の活用のほか、災害発生時には指定緊急避難場所に指定されておりますが、エアコンは整備されていない状況にあり、熱中症等への対策が課題であることは認識しています。
 今後、気密性の低い小・中学校の体育館へのエアコン整備方式や整備後の影響額等の研究を継続し、安全で安心な教育環境の拡充と、災害時の避難生活における環境の整備を検討していきたいと考えています。

 

問:東京オリンピックの後には、東京パラリンピックが開催されます。パラリンピックはそれぞれの選手のハンディキャップに応じた条件の中で、アスリートとして競い合うものです。それは障がいを乗り越える力となり、生きがいとなります。パラリンピックに出場するようなトップアスリートのみならず、スポーツに親しむことは、多くの障がい者の生活を明るいものにすることでしょう。本市の障がい者スポーツの現状について伺います。

 

答:本市の障がい者スポーツの現状は、藤岡市障害者スポーツ大会が毎年開催され、43年続いています。その他、障害者団体や支援団体がスポーツ吹き矢、フットサルなどの軽スポーツや水泳を定期的に実施しています。
また本格的に障がい者スポーツに取り組んでいる人もいて、東京パラリンピックを目指している選手もいると聞いています。

 

問:障がい者スポーツは障がいを乗り越える力となり生きがいとなると申し上げましたが、1964年に東京パラリンピックが開催される以前、日本の身体障がい者が置かれた状況は大変厳しいもので、車いすでは就職もできず、ほとんどが病院や施設で暮らしていました。そこでの生活は死を待つだけで、褥瘡(じょくそう)や泌尿器科系の病気などが原因で若くして亡くなる方も多くいました。しかし短命の本当の理由は病気や障がいではなく、ほとんどが生きる希望を持てないことだったそうです。
 そんな状況の中で開催された1064年東京パラリンピックを契機として、日本でも障がい者スポーツが広く認知されるようになり、普及がはじまりました。日本人選手たちも、海外選手たちの姿から自立を模索し、企業などへ就職することができた人たちもいました。
1964年東京オリンピックは、東海道新幹線や首都高速道路など、現在までの日本の発展を支えてきたレガシーを残しましたが、東京パラリンピックは「障がい者の自立」という、それまでの日本でほとんど語られることのなかったことが、実現へ向かう出発点になった大会だったと言えると思います。
本市において、障がい者が望めば健常者と同様にスポーツを日常的に楽しめるよう、スポーツに親しめる環境を整えていくことが求められます。お考えを伺います。

 

答:障がいのある人がスポーツに親しむことは、体力の維持・増強、機能の回復を図るとともに、日常の楽しみや充実した生活とスポーツを通じて多くの人と知り合い、社会参加にもつながるものとの認識のもと、障害者スポーツの振興を掲げております。
それぞれの個性やニーズに応じた活動が行えるよう関係各課とも協議し、障がいのある人が生涯スポーツとして気楽に楽しめる環境づくりを図ってまいりたいと考えます。

 

問:東京オリンピックは、子どもたちの目を世界に向ける良い機会でもあります。これからの子どもたちが生きていく世界はこれまで以上に国際化が進むと思われます。世界の中の日本であることを実感し、様々な国籍の人々と直接・間接に関わることも多くなることでしょう。そんな世界で生きていくためには、国際感覚を養うことで、国を越えて理解しあい、協力することを学ぶ必要性は、更に高まっていると感じます。そこで伺いますが、小中学校での国際理解教育の現状について伺います。

 

答:小・中学校における国際理解教育は、各学校の「国際理解教育全体計画」に基づき、各教科、特別活動、総合的な学習の時間等のなかで実践されています。そのねらいは、異文化及び自国の文化の理解、国際的な視野・感覚をもつこと、多面的な見方・考え方ができるようになることです。
また、人種等による差別や偏見を許さない、という人権教育とも関わらせながら国際理解教育を進めています。

 

:オリンピックの開会式を見ると、めったに聞かない国の名前が次々にアナウンスされます。国によっては見事な民族衣装で入場行進を行うなど、世界がいかに多様なのかを目の当たりにすることができます。また競技ではその選手たちが、一人の人間として自らの肉体の持てる力を振り絞って戦う姿が見られます。これまで子どもたちにとって遠い存在だった外国の人々が、オリンピアンの姿を通じて、より具体的で身近なものとして感じられ、親しみや尊敬の気持ちが生まれる機会となります。東京オリンピックを題材の一つとして、国際理解教育を進めるお考えがあるか、うかがいます。

 

答:小学校6年生の外国語活動で、東京オリンピック・パラリンピックを題材として扱う単元があり、様々な種目や見たい競技についてやり取りする活動があります。
また、各小・中学校では日々の授業の中で、児童生徒の主体的な学びを目指し、学習内容を日常生活や身近な話題等、子どもたちにとって興味・関心のある事柄と関連させて指導しています。オリンピックについて教師が体育科や道徳科の授業の導入でふれたり、朝や帰りの学活で話題として出したりして、児童生徒に、自ら調べてみたい、という意欲を高めていくことが大切と考えます。

 

問:東京パラリンピックもまた、子どもたちが障がい者の存在に目を向ける大きな機会となると思われます。健常児と障がい児が日常的に同じ教室で学ぶインクルーシブ教育が理想と思いますが、実現にはまだ多くの時間が必要と思われます。しかし現在の状況の中でも障害理解教育を進めることは、共生社会の実現のために重要です。本市の障害理解教育の現状を伺います。

 

答:特別支援学級で学ぶ児童生徒は、それぞれがもつ障害の特性に合わせて少人数で授業を行っていますが、可能な場合は「交流学級」において通常の学級の児童生徒と共に学ぶ「共同学習」を行っています。また各種行事に向けた取組を一緒に行ったり、給食を一緒に食べたりすることもあります。
このように、特別支援学級と通常の学級の間で、実施方法を工夫しながら、日常の学校生活の様々な場面で交流し、相互理解を図る取組を積極的に行っています。このような日々の取組を通し、共生社会の実現に向けた障害理解教育の推進を行っています。

 

問:東京パラリンピックでは多くのパラリンピアンが障がいに打ち勝って、一人のアスリートとして競技を繰り広げます。その姿は子どもたちにも大いに感動を呼ぶことでしょう。この機会にパラリンピックを題材にとるなどして、障害理解教育をさらに進めるお考えがあるか伺います。

 

答:東京パラリンピックにおける選手の活躍や頑張り、障害と向き合いながら逞しく競技に取り組む姿勢を、道徳科や体育科の導入、朝・帰りの短学活の話題に出すなどし、障害理解教育をさらに進める一助にしていきたいと考えています。
また、人権集中学習などで、東京パラリンピックに関わるテーマを取り上げるなど、具体的な取組が可能か、実施方法を検討してまいりたいと思います。

 

問:東京オリンピック・パラリンピックを迎える直前に、群馬ディスティネーションキャンペーンが行われます。東京オリンピック・パラリンピックに向け、「東京駅から1時間でアクセスできる観光地」として、インバウンドも含め、広く国内外に群馬県をPRする好機となります。これにより県内に多くの観光客を迎え、活気づくこととなるでしょう。
開催期間は4月から6月ですので、本市では「花と緑のぐんまづくりin藤岡」の開催とも重なることもあり、積極的に誘客を図り、その活気を市内に取り込むことが求められます。来春を見据えた観光振興策について、お考えを伺います。

 

答:デスティネーションキャンペーンのプレ事業として、観光業者やメディア等を招待する「全国宣伝販売促進会議」が、今年5月に開催されますので、本市も参加し市内の観光素材をPRしていきたいと考えています。
また来春の4月から6月までの期間に、拡充させた既存事業と新たな企画事業を集中させ、賑わいのある観光地としてのイメージを作りたいと考えています。
併せて、群馬県と連携し海外へのプロモーション活動やパンフレットの作成、SNSなどを利用して外国人観光客に情報を発信して行きたいと考えております。

 

問:藤岡市を知ってもらい、さらに印象付ける一つの仕掛けとして、メロディーラインと呼ばれる区間を設置するべきと考えます。
メロディーラインは、乗用車のタイヤとの摩擦で音を発生させるように舗装路面に溝を切り込み、路面上を一定の速度で走行すると音楽が流れるよう細工を施した道路のことです。
 メロディーライン設置の目的は、制限速度で走らないと音楽として聞こえないことから、スピード抑制となること。また、道路からメロディーが流れることで居眠り運転防止になること、そしてその土地にちなんだメロディーで、観光地をイメージアップすることです。
このようにメロディーラインには多くの利点がありますが、夜になったからと言って音を止めることはできませんので、人家のある区間では設置できません。そのため山間部などの道路に設置されることが多いようで、藤岡市で言えば鬼石地区や日野地区などが考えられます。
つぎの問題は選曲ですが、県内の他のメロディーラインを見ると、童謡が多いようです。親しみやすく、多くの人が知っていて、それぞれの土地とイメージを合わせやすいことが理由と思われます。また中でもご当地出身の作家の作品を採用しているところもあります。
 藤岡市出身の作家の作った童謡であれば、譲原出身でレコード会社のディレクターであった山田律夫氏が山川清名義で作詞した「森の小人」がよく知られています。郷土の作詞家の作品として、「森の小人」が候補の一つになろうかと思います。
 もう一案として、冬桜の名所として名高い鬼石地区にちなんで「さくらさくら」を候補として挙げてもまた良いと思います。
 藤岡をイメージアップするとの目的をしっかり持って必要な手続きを取れば、設置は可能と考えますが、伺います。

 

答:メロディーラインの整備を行う道路条件として、勾配が緩い場所で、交差点のない道路形状が必要となり、一般的に300mから400m程の距離が必要となります。また、周辺環境では人家が無いことが条件となります。
 藤岡市において整備箇所を検討した場合、交通量が多く、観光車両が多く訪れる路線となると、ふるさと農道や、国道462号線の神流湖周辺道路が考えられます。メロディーラインの設置について検討したいと考えます。

 

*上記はくぼたの私的編集による概要です。詳細はくぼたまでお問い合わせいただくか、後日議会ホームページに掲載される録画映像か議事録をご確認ください。

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藤岡市 窪田行隆
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