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バックナンバー 2018年 8月


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 公明党群馬県本部議員で、太田・岡本両衆院議員とともに八ッ場ダム工事現場を視察してきました。現場に入るのは民主党政権によって、中止が表明された直後以来です。その時は山口代表が視察と地元との対話のために現場入りしたのですが、藤岡市はこの事業に参画しているのだからとその場に呼ばれての訪問でした。その時には当然のことながらダムの本体は影も形もなく、住民の移転先となる造成地も空き地ばかりでした。

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 ちなみに藤岡市は市内にダムサイトがある下久保ダムの水利権は持っていないため、八ッ場ダムの建設の参画することで、神流川から水道用水をくみ上げる暫定水利権を持っていて、この工事が完成しないと本水利権を持つことができません。この暫定水利権で、市内の水需要の約6割を賄っている状況です。藤岡市はこのダムの完成に向けて毎年建設事業負担金と水源地域対策特別措置法に基づく受益者負担金、利根川・荒川水源地域対策基金事業負担金を支払っていて、今年度で約2億8800万円、全体で約32億5000万円を負担することになっています。

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 現場では現在は既に住宅や川原湯温泉の各旅館も移転してきており、ダム本体は約8割の高さまで工事が進んでいました。隔世の感というと大変オーバーですが、大工事の現場を見て感嘆しました。聞けば様々な新工法を開発しながら工事のスピードアップに努めているとのことで、完成に向かって着実に進んでいました。これで無事にこれまで不安定な暫定水利権しかなく水の確保に不安のあった藤岡市は、無事に水利権を獲得することができそうです。関係者に感謝の気持ちでいっぱいです。

 これからも安全第一・無事故で工事を進めていただくよう、よろしくお願いいたします。


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 所属の教務厚生常任委員会で所管調査を行いました。今回は教育委員会に対して小中一貫教育についてと、小中学校普通教室冷暖房設置工事についての調査を行いました。
 

 

 小中一貫教育は藤岡市の教育の最大の特徴の一つですが、私の議会質問から始まったため思い入れの深いものです。導入時には私の名前が出たわけではありませんが、上毛新聞のトップ記事になりました。

 

 藤岡市の小中一貫教育は5中学校とそのそれぞれの校区内の小学校が、連携型でそれぞれの校舎は元の位置に維持したまま展開されていますが、単なる連携を超えてその上に立ち、小中学校が目指す子ども像を共有し、9年間を通じたカリキュラムを作成し、それをもとに行う系統的な教育です。

 その目的は学力向上と、中1ギャップの緩和などの生徒指導、そして9年間を通じて児童生徒を育てることです。そのために効果的な様々な組みを実施していて、着実に成果が上がってきている様子を伺いました。

 

 2点目の冷暖房設備については、実際に工事の終わった小学校を見てきました。冷房を入れずに窓を開けて扇風機だけ回した教室と、窓を閉めて冷房を入れた教室を比較して体験させてもらい、少し温度を下げただけでも大きな差があることを実感しました。今年は大変な猛暑で、夏休み明けも当分暑い日が続くことが予想されますが、これで一安心といったところでしょうか。

 課題は特別教室については未設置教室が相当数残っていることと、今後の電気代が1200万円から1500万円ほど増加が見込まれることでしょうか。電気代については気候の変化が明らかなのでやむを得ないところでしょう。未設置特別教室への設置は、2億4千万円ほどの経費増になることから今回は見送ったとのことですが、使用頻度の高い教室もあるでしょうから、早めの検討が必要と思います。

 


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8月24日

 

 公明党群馬県本部議員有志で、日航123便墜落事故現場である上野村の御巣鷹の尾根に、三浦のぶひろ参院議員とともに慰霊登山に行ってまいりました。昭和60年8月12日の事故から33年、現場は静けさの中で私たちを迎えてくれました。

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 日頃の運動不足がたたって、美九里東小の児童が作ってくれた杖にすがって、やっとの思いで尾根にたどり着くことができました。全員で「昇魂之碑」に献花して520の御霊の冥福を祈念させていただきました。

 

 事故当事、大学生だった私はお盆で前橋の実家に帰省していて、たまたまNHKの事故の第一報をテレビで見ていました。その後入ってくる続報で知った事故の壮絶さには言葉を失いました。また実家の近くに警察学校があるためか、上空には頻繁にヘリコプターが飛び交い、騒然とした雰囲気だったことを覚えています。

 

 その後に縁あって藤岡に住むようになり、さらに公明党議員として公明議員空白区である上野村を担当することになりました。年に10回近く、隣の神流町と合わせて上野村に通うこともあって、この事故のことは常に心にありました。

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 献花後に有名な×印の岩を見ようとさらに上を目指す途中で520人の名前を刻んだ慰霊碑を見た時、一言で「520人の犠牲者」というのではなく、520人にはそれぞれ名前があり、家族がいて、それぞれの人生を歩んでいたのだという当たり前のことを改めて強く実感させられました。登る道中も尾根に近づくにつれて墓標が増えてきて、沢山の方が亡くなった現場だという実感が強まっていったのですが、碑の520人の名前を見た時、胸が締め付けられる思いが一気に高まったのです。下山途中に美谷島健君の墓標にもお参りさせていただいたのですが、お母さんは連絡会の事務局長として何度も藤岡で講演などしてくださっていてお顔を存じ上げているので、更にその思いが強く感じられました。520人の人生を一気に断ち切ってしまった墜落事故、二度と起こってほしくありません。

 

 しかし最近も上野村ではヘリコプター墜落事故が起こり、先日は県の防災ヘリが墜落して9人の犠牲者を出す事故も起こってしまいました。防災ヘリの事故では県航空消防隊に出向していた藤岡の消防士も命を落としてしまいました。心よりご冥福をお祈りいたします。もちろん空ばかりではなく、陸でも海でも悲しい事故は頻発しています。人間はどんなに気を付けていてもミスをしてしまうと言われています。三浦さんは技術の専門家として、国に対して技術革新で事故を未然に防ぐためのたくさんの提案と要望を行っています。公明党は悲しい事故の防止のためにも、頑張っているのです。

 

 下山後には、せっかく国会議員に来てもらったので、道の駅上野にみんなを案内して、猪豚丼などのイノブタ料理を食してもらって上野村の紹介に努めました。また売店に航空機設計者の堀越二郎氏にちなんだお酒が売っていましたので、堀越氏が藤岡市出身であることを話し、航空機技術に詳しい三浦さんに知ってもらうこともできました。

 大変貴重な経験ができた、意義深い一日となりました。


20180822 ①CSW取材

8月22日

 

 私がこれまで議会で推進し、今年度から社会福祉協議会に開設された総合相談窓口に配置されたコミュニティソーシャルワーカー(CSW)について、公明新聞の記者が取材に来てくれました。群馬県では藤岡市が、初めてのオフィシャルなCSW配置を実現しました。

 

 CSWは文字通り地域コミュニティをフィールドとして働くSWです。福祉に関することなら何でも相談に乗って、地域住民の協力を得て様々な困難や悩みを抱えている人に対してアウトリーチで支援を行い、ボランティアや行政と連携して問題解決にあたるのがCSWの仕事です。支援の窓口に結びつけるだけでなく、これまでの制度のはざまにあって解決できない事案や、新しい問題に対しても行政の枠を乗り越えて取り組んでくれます。

 

 窓口を4月に開設して以来、4月から7月までの4か月で108件もの相談があり、ゴミ屋敷の問題や複合した困難を抱える家庭の支援などにも当たってきたとのことでした。既に着実に実績を積み重ねている様子をうかがうことができました。まだ一人の配置ですので、近い将来増員して地区担当制まで持っていければ理想です。現在一人で奮闘している伊藤さんを、公明党はしっかり応援していきます。

 


盆踊り18年2

8月11日

 

 今年も地元の芦田町町内盆踊り大会を、現在私が会長を務めさせていただいている青壮年会の主催で開催しました。町内会・婦人会・寿会・壮年交和会・子供会育成会の協力も得て毎年開催し、今年で40回となりました。

 

 暑い中で協力してやぐらを組むなど何日も前から準備に当たり、漸く開催にこぎつけた会場が町内の皆さんや子どもたちでにぎわうと、心からやってよかったと思います。思えば私が生まれ育った町でも盆踊りがあり、子どもの頃そこで遊んだ思い出は鮮明です。回を重ねて40年ということは、親子2代にわたってこの会場に来てくれている方も多いことでしょう。こういう地域での楽しい思い出が、子どもの郷土愛をはぐくむ一助になってくれればいいと思います。

 

 しかし一方で少子高齢化のあおりで青壮年会員も高齢化して、いつまでこの行事が続けられるのか懸念もあります。地域の一員として活動を続けながら、地域を盛り上げて地域活動に興味をもってもらえる人を増やす努力をしていきたいと思います。

 


藤岡市_大臣陳情1

8月7日

 

 新井市長、内田議員とともに国土交通省を訪れ、石井大臣に面会して陳情を行いました。要望内容は現在藤岡市で進めている道路・街路の新設事業に対しての補助についてです。

 

 車での移動が中心である地方都市にとって、市内の交通の流れを円滑にしたり、近隣都市との交流を活発にするための道路の建設はとても重要です。しかし国の財政も厳しい中、東日本大震災の復興が最優先である現在、国の道路事業に対する補助はとても厳しい状況です。過去には道路への補助が潤沢に行われて時代もありましたが、そのころの藤岡市は政争のまちと呼ばれるような状況で市長の交代が頻繁であり、長期的な展望に立って十分な都市づくりを行うことができなかった面があると思います。前市長になってようやく安定してきて道路の整備を進めてきましたが、藤岡市自体の財政も厳しい中で、国からの補助が十分ではないため整備が思うように進んでいません。そこで市長から公明党に協力依頼があり、党のネットワークを通じて石井国交相との面会を取り付けての要望となったのです。

 

 要望には岡本衆院議員も駆けつけてくれ、市長のサポートをしてくれました。良い結果となり藤岡市の発展につながることを期待しています。

 

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7月30日

 

 前橋市内で公明党群馬県本部の夏季研修会が開かれました。夏季研修会は全国で毎年開かれ、公明党の一つの伝統となっています。群馬県本部の研修会はただ集まって話を聞くだけではなく、参加する議員が主体的に学べるよう、、また様々な政策情報をできるだけ共有できるようにしています。その一つに各議員が自らの議会で提案して実現した政策についての説明を何人かの議員が行っているのですが、今年は私が藤岡市で進めてきた「コミュニティソーシャルワーカー」の配置の件を選んでいただき、発表させていただくことができました。この政策が県内でも広がっていく一助になれば幸いです。

 

 研修会では県本部ゆかりの国会議員たちも出席、県本部顧問の岡本三成衆院議員、来夏の参院選に臨む平木大作参院議員、さらには輿水恵一前衆院議員から、それぞれ有益な話を聞くことができました。

 太田明宏衆院議員・全国議員団会議議長の講演は、公明議員としていかに行動して行くか明快で具体的な指針を示してくれました。自らの行動と体験に裏付けられた話はとても説得力があり、今後の自らの活動の鑑としていきたいと思います。
 

 夏の一日、普段なかなか話す機会のない他市町村の議員とも交流し、充実した研修会となりました。

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藤岡市 窪田行隆
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