Archive for 2014年 8月

夏季議員研修会

公明党群馬県本部の夏季議員研修会が前橋市内で行われ、終日参加してまいりました。

今年のメインは坂口元厚生労働大臣(党特別顧問)の講演でした。「社会保障~特に医療と介護のこれからについて」と題して、深い経験に基づいてのお話はとても参考になりました。

県本部有志議員で視察研修

8月5日

 県本部議員有志20名で、埼玉県内に視察研修に行ってまいりました。今回は近場ですので午前中にまず埼玉県庁で「ウーマノミクス」について。女性が働きやすい環境を整えることで、女性に大いに活躍してもらって経済効果を生み出そうというものですが、女性が生き生きと活躍することは、経済効果以上の大きな価値を生むと思います。埼玉県ではウーマノミクス課という担当部署を置いて、真剣に取り組んでいます。群馬県もぜひ取り組んでもらいたいし、藤岡市も男女共同参画をこれまで以上に推進していかなくてはなりません。

 

 午後は和光市に移動して「地域包括ケアシステム」について学びました。和光市では介護認定を受けた方にリハビリを行い介護から卒業してもらう取り組み、そして徹底して在宅介護のできる環境を整えることに取り組んでいます。人口密度の高い都市部だからできることも多いとは感じましたが、ひとつの完成形に近いモデルを実際にこの目で見ることができ、大いに参考になりました。これから藤岡市に合ったシステムをいかに作っていくか、更に真剣に取り組んでまいります。

公明党会派で視察研修

 先週に引き続き、今度は公明党会派で7月22日・23日と視察研修に行ってまいりました。今回の視察は22日に神奈川県横須賀市、23日に愛知県田原市です。先週の委員会での視察から、何日もしないうちに夏本番となってしまいました。かなりの暑さの中での鉄道での移動で体力を使いましたが、自分で選んだ視察地ですので、充実した研修ができました。以下、概略ですが報告させていただきます。

    

 

 22日は横須賀市で在宅療養連携の取り組みについて視察しました。地域包括ケアシステムの構築は、市町村にとって必須の課題です。藤岡市に合ったシステムの構築を考えるために、できるだけ多くの実例を見ていきたいと思っていますので、今回は在宅療養連携に先進的な取り組みを行っている横須賀市を選びました。

 

 横須賀市では平成23年度より、医師会を中心に医療関係者、福祉関係者、行政職員で在宅療養連携会議を開催し、市民が病院を退院後も安心して在宅療養を受けられる体制作りを進めています。

 その目的は医師、薬剤師、訪問看護師や病院関係者、ケアマネージャー、ヘルパーなどの福介護関係者、行政の福祉・介護・医療部門などの多職種の連携を深め、顔の見える関係性をつくるためことです。会議では現場の課題とその解決策について話し合い、具体的な事業を進めています。

 

 途中から厚生労働省在宅医療連携拠点の指定を横須賀市医師会と市内の衣笠病院が受け、横須賀市・医師会・衣笠病院の3者連携を軸に事業が進められました。国からの在宅医療連携拠点への補助金を使えることから、事業の柱として計画された多職種合同研修会も1回の予定を4回に拡大し、4回目の研修会は市民対象の「見本市」としての啓発イベントとして開催することができました。市民向け講演会も、規模を拡大してシンポジウムとして開催しています。

 事業が進んだことで、現在は連携会議の下に市内を4ブロックに分けて在宅療養ブロック会議を設置、在宅医を中心とした協力体制を構築し、在宅医療に取り組む医師の増加を図っています。また各ブロック内の病院にはブロック会議の事務局となるブロック拠点を整備、地域内での病診連携とブロック内での多職種連携を進めるとともに、医師会には在宅療養センター連携拠点を設置して、市内全域を対象とする在宅療養推進のための事業を委託しました。ここではブロック拠点の情報交換会、ブロック拠点となっている病院の病院長会議などを開催しています。

 

 今後の課題は、まだまだ在宅医療に力を入れて取り組んでくれる医師が少ないことです。高齢化の急速な進展と独居高齢者の増加から、また横須賀市の丘陵地の多い独特な地形が往診を阻んでいることからも、身近な診療所が在宅医としての取り組みを始めてくれることが求められています。また今後、地域包括ケアシステムを構築していくには、医療と福祉、行政の更なる連携を重層的に進めていく必要があるとのことでした。

 

 

 藤岡市にとっても、地域包括ケアシステムの構築は必須です。在宅療養連携は地域包括ケアシステムの重要な要素の一つであり、藤岡市もより一層体制を整備していく必要があります.藤岡市に合った地域包括ケアシステムはどのようなものなのか、これからも真剣に考えて取り組んでいかなくてはならないと改めて強く思いました。

 

 

 23日は愛知県田原市まで足を延ばし、市立図書館の運営について視察しました。田原市は平成の大合併で、3町が2回にわたって合併して市政施行した市で、市内には3館の図書館があります。中でも旧田原町の図書館だった中央図書館は素晴らしい施設で、今回は現地視察で館長さんから説明を聞かせていただきました。

 

 中央図書館は旧田原町の事業として平成14年8月に開館し、開館12年目を迎える施設です。事業費は19億7753万円(一部併設施設の改修費含む)、財源は一般財源、大規模事業推進基金及び町債を充当、基本的に町単独事業で造られました。当時は町の財政に余力があり、今振り返れば良い時期の建設だったということでした。図書館の延べ床面積は3972㎡、蔵書能力は35万冊あります。

 

 施設の特徴としては図書館と文化会館、総合体育館が同じエントランスホールから放射状に配置された複合施設で、それも利用者が増える要因のひとつになっているようです。建設に際しては市民参加として、市民団体である「図書館フレンズ田原」を始めとする市民と行政、建設・設計業者の間で意見交換が頻繁に行われ、市民の意見を反映した施設になっています。開館後も図書館フレンズ田原は様々な場面で図書館運営を支えています。

 

 市立図書館は職員常勤10名、嘱託員22名の内、そのほとんどが司書有資格者です。図書購入費は平成25年度当初予算で3615万円余りと、一般会計当初予算290億5000万円に比して割合が大きく、人口1人当たりの購入費も約555円と愛知県内でもトップクラスです。藤岡市と比べると2・5倍の開きがあり、田原市が図書館の充実に力を入れていることがうかがえます。

 

 図書の利用は高水準であり、人口1人当たり貸出点数は13.67冊と藤岡市立図書館の2・3倍に当たります。もっとも中央図書館は隣接の豊橋市民にも利用されており、田原市民の利用に限ると8.79冊となりますが、それでもかなりの高水準です。近年この数字が横ばいであり、利用者の年代の偏りを是正するために、高齢者介護施設等へのサービスメニューとして「元気はいたつ便」として配本サービスを行ったり、学校図書館の運営・整備への支援、行政各部署との連携も積極的に行っています。

 

 この多くの利用者を引き付ける工夫は館内各所にみられ、施設面では自然光を大きく取り入れた開放的な開架室の各コーナーに多くの読書用のイスを約300席も配置し、自分の好きな場所・好きなデザインの席を使って読書することができるようになってます。また子ども向け図書室は、青少年向けコーナーを挟んで独立性が高く、大人・子どもともお互い気兼ねなく読書できる環境です。

 

 運営面では館内はwi-fi環境完備であり、iPadの貸し出しも行ってい ます。また随時市民の関心ある話題に関する蔵書何点かをピックアップしてコーナーを作って紹介する試みも開架室の随所で行っており、蔵書をより活用して市民に紹介しようとの工夫に職員の熱意を感じました。

 また同様に行政各部署との連携でも、市役所各部署の行っている事業に関して、館内のコーナーにパネルや関連する蔵書の展示を行っていて、自治体図書館としてその機能を行政に活かそうという試みは評価されてよいと思います。また普段から業務に関連して図書館を活用している市職員が、幹部職員を含めて少なからずいるということで、開架図書としても多数の行政資料が配置されていました。このことは庁内での図書館行政への理解を深めるだけでなく、レファレンス機能を市職員が有効に活用することによって、図書館が情報のセンターとして市の政策立案・実施に寄与することができる可能性を示しているといえます。

 

 

 今後の課題としては、これまでも学校教育との連携を進めていたが、学校の統廃合が本格的に始まってきたことを機に、子ども読書活動推進計画事務局として学校教育課と連携して学校図書館の学習・情報センターとしての機能を充実させていく必要があること。

 また中央図書館以外の分館2館については利用が低迷しており、特に中高生の利用の少なさが目立つため、分館の一つである渥美図書館のリニューアルに当たって中高生の意見を聞き、若者の読書離れと渥美図書館離れの対策としていくことを計画しています。

 そして全国的に共通する課題であると思いますが、常勤職員の比率が低いことが運営の難しさにつながっています。今後も新しいメディアや変化する地域課題に取り組むためにも、常勤・非常勤を問わなず、研修に積極的に参加させるなど、スキル向上への取り組みが必要とされています。

  

 この図書館を参考に、藤岡市立図書館で施設面での対応はすぐにできるわけもありませんが、運営面での工夫は十分参考になると思います。ICT環境の整備と情報発信力の強化も更に図っていくべきだと思います

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